週刊Cloudflare - 2024/07/14週
こんにちは、あさひです 🙋♂️
今週は特に大きな修正はなさそうですね。サクサク行きましょう!
この記事の主旨
この記事を見てどんな変更があったかざっくりわかる、Cloudflare のサービスに興味を持ってもらいたいと思っているので変更点を網羅することを優先します。
2024/07/14 ~ 2024/07/20 の変更
Workers
Workers で mTLS バインディングを使用する場合、 Gradual Deployments をサポートするようになりました。
これによってトラフィックを段階的にシフトして新しいバージョンに移行できます。
Wrangler
Wrangler に以下の変更が入っています。
3.65.0
-
wrangler dev
コマンドで生成されるデバッグ URL の有効期限が切れないように改善されました。 - テストフレームワークやツールチェーンのバージョンを更新し、セキュリティやパフォーマンスの改善。
- Hyperdrive が Access のサポートを追加。セキュリティ設定を強化しながら、データ転送を効率化できます。
-
wrangler init --from-dash
コマンドが D1 バインディングについてwrangler.toml
に不適切なバインディングとして誤って追加しないように修正しました。この変更により、D1 バインディングの取り扱いが改善され、より正確に設定ファイルが生成されます。 - Python Workers を
requirements.txt
とともにデプロイする際のサポートがないことについての警告を追加。 -
wrangler.toml
の設定スキーマが最新の要件に更新。 -
wrangler types
コマンドを使用する際にconstructType
関数で改行が適切にエスケープされるよう修正。 - Queue Consumers を持つ Worker をデプロイする際に、コマンドラインのスクリプト名引数を使用してデプロイを正確に行うよう修正。
- 依存関係の更新。
miniflare@3.20240712.0
3.65.1
- アップロードされる全モジュールの総数とサイズのログを取得できるよう修正。
-
wrangler cloudchamber
コマンドの JSON エラー出力が正しくフォーマットされるようになりました。 - 依存関係の更新。
miniflare@3.20240718.0
Gateway
Cloudflare Zero Trust Gateway に以下の変更が入っています。
特定の DNS ロケーションに対して使用するエンドポイントを選択できるようになりました。利用可能なエンドポイントには、IPv4、IPv6、DNS over HTTPS(DoH)、および DNS over TLS(DoT)が含まれます。各エンドポイントに対して許可されるソースネットワークを指定することで保護が可能です。さらに、DoH エンドポイントでは、ソースネットワークに基づくトラフィックフィルタリングやユーザー ID トークンの認証ができます。
Magic WAN
Magic WAN に以下の変更が入っています。
Magic WAN Connector の高可用性の更新 Magic WAN Connector の高可用性機能は、追加のフェイルオーバー条件、DHCP リース同期、および時差アップグレードをサポートするようになりました。
WAF
- Apache OFBiz や JEECG の脆弱性に関連する特定のルールが更新。
- 2024 年 7 月 24 日に特定の Java リモートコード実行のベータルールが古い WAF ルールと新しい WAF ルールに置き換えられる予定。
筆者の感想
ここ最近で気になったのは Cloudflare Workers 向けに無料の MailChannels メール送信 API があったんですがそれが提供終了しちゃったんですよねぇ 🤔
これで今まで Workers からメール送信するときも無料でできてたんですが、無料で使えなくなったので無料でやりたい場合は作り直す必要がありそうです 😇
今後も外部サービスと提携してた機能とかは突然使えなくなるとかあるのかな…ちょっと使う時は気をつけよう 🫠
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