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Hono Conference 2025 ─ 主催としての軌跡

に公開

こんにちは、あさひです 🙋

この度 2025 年 10 月 18 日 (土) に Hono Conference 2025 を開催してきました。今回は yusukebe さんとの縁もあって、弊社 Gemcook も主催として携わることとなりました。

本記事では僕が Hono Conference を主催した中で「どういう準備をしてきたか」「どういう企画を考えたか」などを軌跡として書き残そうと思います。(技術的なことでやセッションについてはリンクを貼っておきますので、そちらを見てください)

https://honoconf.dev/2025

Hono Conference とは

Hono Conference は、Hono という Web フレームワークをテーマにしたカンファレンスです。前年に『Hono Conference 2024 - Our first step』を開催しており usualoma さんや中学生コントリビューター(当時)の nakasyou さんはじめとするコントリビューターの話や実運用している Hono を採用した開発の話を聞ける機会があり Hono Conference の第一歩となりました。

詳しくは以下の記事を見てみてください。

https://zenn.dev/yusukebe/articles/17346321e44f76

https://zenn.dev/gemcook/articles/hono-conference-report

Hono Conference 2025 -当日-

配信について

今回 EMTEC さんが配信を担当してくださり、2 トラックのセッションを用意していましたが両トラックとも配信をすることが出来ました。待機画面なんかも工夫していただきカンファレンスらしい配信になっていたのではないかと思います。編集版も今後投稿予定ですが、限定公開されていますので見逃している方はぜひ配信のアーカイブもご覧ください。

Hono Conference 2025 User Track

https://www.youtube.com/live/IhxcI_WFM8g

Hono Conference 2025 Deep Track

https://www.youtube.com/live/0N5d8FlgpOM

会場について

今回会場は docomo R&D OPEN LAB ODAIBA 様の提供で素敵な会場をお貸しいただきました。他カンファレンスを開いているという実績もあり、機材が充実していたので、配信などが非常にしやすくて、素晴らしい会場をご提供いただきました。

タイムテーブルについて

以下にそれぞれの Room のタイムテーブルを記載しておきます。「User Track + Keynote」は資料か fortee のリンクにしています。「Deep Track」は YouTube のリンクにしています。個別には書きませんがどれもとても面白かったのでぜひアーカイブをご覧ください。

Bridge Room / User Track + Keynote

開始 終了 スピーカー / Speaker タイトル / Title
13:00 13:25 shinaps フロントエンド主体で進める Honoxzod-openapi のスキーマ駆動開発 / Schema-driven development with Hono × zod-openapi, led by a frontend-first approach
13:25 13:50 かろっく / calloc134 令和最新技術で伝統掲示板を再構築: HonoX で作る型安全なスレッドフロート型掲示板 / Modernizing a Classic Forum with HonoX: A Type-Safe, Japanese-Style Bulletin Board
14:00 14:25 Kanahiro Iguchi Hono で気軽に建てる地図タイルサーバー / Let's launch Web Map Tile server with Hono!
14:30 14:55 あずきバー / azukibar Next.js でも Hono を使って OpenAPI の支援を受けられるようにする / Enabling OpenAPI Support in Next.js with Hono
15:30 15:55 渡邉 洋平 / Watanabe Yohei まだ間に合う!2025 年の hono/ssg 事情 / Missed Nothing Yet! What’s Happening with hono/ssg in 2025
15:55 16:20 矢口 裕也 / Yuya Yaguchi 大規模メディアでの Hono 実運用 ~「現代ビジネス」での Next.js からの移行~ / Running Hono in Production at Scale: Lessons from Migrating off Next.js
16:25 16:30 N Akita スキーマ駆動で、Zod OpenAPI Hono による、API 開発するために、Hono Takibi というライブラリを作っている / I'm developing Hono Takibi, a tool that enables schema-driven API development with Hono
16:30 16:35 sugar cat Hono と OpenTelemetry で実現するオブザーバービリティ構築 / Building Observability with Hono and OpenTelemetry
16:35 16:40 ねこや エンジニアインターン「Treasure」と Hono の 2 年、そして未来へ / Our Journey with Hono: Two Years at Treasure and Beyond
16:40 16:45 Ossamoon hono/mcp を用いて楽譜の情報を MCP Client に渡す / Send musical score information to MCP Client using hono/mcp
16:45 16:50 shiromie @scalar/hono-api-reference と Mastra でシステム仕様書を自動更新する AI ワークフロー構築してみた / Building AI Workflow for Auto-Updating System Documentation with @scalar/hono-api-reference and Mastra
16:50 16:55 Kanon 25.7k ステップのレガシー Java スタブサーバーを Hono へ移行する - 開発体験向上までの道 / Migrating a 25.7k-Step Legacy Java Stub Server to Hono — The Road to a Better Developer Experience
17:00 17:50 Shotaro Nakamura 【Keynote】You Don't Need Hono

Park Room / Deep Track

開始 終了 スピーカー / Speaker タイトル / Title
13:00 13:25 Aditya Mathur Hono × MCP The default platform for MCPs
13:25 13:50 CJ Blazing Fast Full Stack Apps with Hono and JSX
14:00 14:25 Kristian Freeman Hono × Cloudflare Workers
14:25 14:50 Taku Amano The Journey of the Node.js Adapter through Performance and Portability
15:15 15:30 Katsuyuki Omuro & Kei Sawada Hono runs everywhere: 3 lessons from building a Fastly adapter
15:30 15:45 Shohei Maeda Exploring Hono on Vercel
15:45 16:00 Sosuke Suzuki Interesting memory leak with Hono on Bun
16:00 16:15 Yusuke Tanaka Deno Sandbox – instant, disposable, and isolated VM for the AI era

主催としてやったこと

Hono Conference 実行委員会としてコアスタッフが準備していたことを書いてみようと思います。もちろん、ここで紹介するのがすべてではありませんが、限られた人数の中で力を合わせて頑張ったことの一部をお伝えします!

特設サイトの制作

今回カンファレンスということもありカンファレンスの特設サイトも用意しました。また Hono Conference のロゴも用意し、ほのおくんというキャラクターも誕生しました 🔥 サイトの各所にほのおくんがいて可愛いですね!

https://honoconf.dev/2025

クリエイティブの準備

今回は Gemcook のマスコットキャラクターのじぇむおやほのおくんのパネルを用意していました!配信にも映っていますが登壇者のバックパネルも用意してカンファレンスらしく準備ができたんではないかと思います!

https://x.com/yusukebe/status/1979432285670903956

また参加者のネームカードも用意し、ステッカーを貼ってもらええるように準備していました!

https://x.com/honoconf/status/1979365121572143358

Hono Award を企画

今回は Hono Award を用意していました!OSS は素晴らしいものですが、その貢献を認められる機会は少ないと感じます。そのため、Hono Award を設けました。Hono Award は、Hono へ貢献したコントリビューターに送る賞です。今回は Aditya MathurTaku AmanoJonathan Haines の 3 名が受賞となりました!

https://x.com/asahiXXXXXXXXX/status/1979464885672251411

フード提供の準備

懇親会の軽食とドリンクの提供を行いました!フードロスなく適度な数を用意できたのではないかと思います!

またカンファレンス中にお腹が空かないようにおやつのドーナッツを用意しました。

https://x.com/yusuktan/status/1979428691014037546

豪華なスポンサーの協賛

今回前年度と大きく異なる点として、スポンサーを募った点でした。まさにここが Gemcook がお手伝いした部分です!スポンサーを募ったことで配信や Award、懇親会などの提供が可能となりました!Gemcook としても初めての試みであったり海外からのスポンサーもあったりと四苦八苦することもありましたが、カンファレンスの企画側になって得た知見もあり素晴らしい経験をさせてもらいました。Hono という OSS に Gemcook が会社として貢献出来たことは私達としても非常に嬉しく思っています!バナーにも記載していましたが、以下のような豪華なスポンサーに恵まれ面白いカンファレンスの準備ができました。

https://x.com/asahiXXXXXXXXX/status/1979362614561136996

まとめ

さてまとめですが、Hono Conference 2025 は大成功といっていいのではないかと思います!

実はエンジニアになって初めて参加したカンファレンスが『Hono Conference 2024 - Our first step』でした。そこでは正直わからないなりに参加レポートを書いたことを覚えています。Hono 作者の yusukebe さんにその記事に触れてもらい成功体験となったことで今の自分のコミュニティ活動を始めるきっかけとなりました。

今回は自分にとってもある種ターニングポイントだった Hono Conference を主催する側として携わったことを誇りに思います。またそれを心から支援してくれた弊社 Gemcook は改めていい会社だなと思いました 💎

来年以降どうするかは現時点では未定ですが、Hono Conference という素晴らしい取り組みが今後も継続して行われることを願っていますし、そこに貢献していきたいと思います!

最後に、今回カンファレンスを企画した実行委員会コアスタッフ一同、ご支援いただいたスポンサー様方、ご登壇頂いたみなさま、当日スタッフのみなさま、そしてご参加頂いた参加者のみなさま、一緒に Hono Conference 2025 を盛り上げていただき本当にありがとうございました‼、次回開催がありましたらまたお会いしましょう‼️

https://x.com/honoconf/status/1979475936631492762

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