Hono Conference 2024参戦レポート
こんにちは、あさひです。
今回はナウでイケてると話題?の Hono のカンファレンスに潜入してきましたので雰囲気やどんな流れだったかをまとめようと思います。
Hono🔥 って?
Hono - means flame🔥 in Japanese - is a small, simple, and ultrafast web framework built on Web Standards. It works on any JavaScript runtime: Cloudflare Workers, Fastly Compute, Deno, Bun, Vercel, Netlify, AWS Lambda, Lambda@Edge, and Node.js.
公式のドキュメントには上記のようにあります。
様々なランタイムで動く Web 標準のシンプルで高速なフレームワークです。
筆者自身もそうですが、Cloudflare Workers 経由で知った人も多いのではないでしょうか?
参加の目的
今弊社内でも Hono 熱が高まっているので自分も積極的にキャッチアップしているので何か参考になる Tips やどんなサービスに採用しているのかをみて少しでも学びたいなと思い参加しました!
Opening
Conference 開会 🎊
開演です〜🔥
以下のようなセッションで進めるようです。コントリビュータの方の LT、開発陣のディスカッション、実際にプロダクションで使用しているユーザーの LT があるみたいです。LT8 本、トーク 1 本、基調講演 1 本とかなり盛りだくさんの内容です。楽しんでいきます 🙌
- Opening(今はここ)
- Contributors Track
- Discussion
- Keynote(基調講演)
- Users Track
- Ending
Contributors Track
ここではコントリビューターを代表して 3 名の登壇がありました!
Adaptor, Helmet, SSG
元々は AWS 関連を主戦場としていたようで CDK のコントリビュートをしていたことから、Lambda や L@E への対応をしていただいたみたいです。
また v4.4 から対応の SSG Adaptor/Helper もコントリビュートしていらっしゃるとのこと。
今後は SSG の S3 対応、Lambda Web Adaptor への対応を進めていくそうです!
Third-Party Framework Development with Hono
英語のスライドに慣れないもので内容についていけない箇所もあったのでまとめるのが不安ですが、Hono Class を拡張する話が面白かったです。
そんなことできるんだ!という感想ですが、@hono/zod-openapi
でスキーマを定義して doc も作れるように拡張するようなことができるのには驚きました。
Hono Do
が Wokers PRC のリリースで機能が被った話も面白かったです 😇
LT を通してですが求められてる、自分が欲しい機能ならサードパーティーの機能として実装してみようというのはスタンスとして尊敬ですし、見習いたいと思いました。
Can Hono be a Wrapper for Cross-Runtime?
個人的にはこの LT がお気に入りです、今後の野望なんかも聞けて非常に面白い LT でした。
内容もさることながらコントリビュータの@nakasyou0さんはなんと中3とのこと 😳 時代を感じます…
特に「なるほどなぁ」となったのは、各ハードウェアの差異を OS が吸収することでアプリケーションの開発者はハードウェアの差異を意識しないでいいのと同じように Hono が各ランタイムの差異を吸収するクッションになるというところです。その手前の PHP の話も含め興味深い内容でこれからの Hono の形としても面白いと思いました。アーカイブがないのが悔やまれます 😫
Discussion
@__syumaiさんを司会に迎えて以下の 4 名のパネラーでのトークセッションです。
- @yusukebeさん
- @usualomaさん
- @chimame_rtさん
- @codehexさん
The future of Hono
Hono に求めること
どこでも動くことがいいとのことでさまざま語られましたが筆者としては「Web 標準であること」に強い意志を感じました。
今後もそれはブレずに開発するんだろうなぁという印象を持ちました。
Hono で実現したいこと
ここではフロント周りのことがメインで話されてました。(筆者はバックエンドの人なのであまりわからず…😭)
Rails の Hotwire みたいなのがあればいいなぁ、Honowire みたいなと語られていました。
React Server Components の話なんかも出てましたね、Wasm でルーティングを最適化したりとか…
少し難しかったですが、様々な構想があることがわかりました。
開発チーム&ミーティング
「vue の開発チームが Nuxt も含めると 4−50 人くらいいるけど Hono はどうなるのか」と司会の@__syumaiさんの問いかけからスタート。
そろそろ帰路に立たされているけど、@usualomaさんには開発をしていて欲しい。うーんどうしようかなぁ。考えないとなぁとのこと。
あとは Hono の開発はミーティングとかなく全て GitHub 上で issue や discussion、PullRequest で完結しているということです。(というか会話的にほぼプルリクの中でやり取りしているっぽい?)
160 人近くコントリビュータがいてレビューや意思疎通がテキストコミュニケーションでなんとかなっていることには驚きです 😳
Users Track
本番運用に Hono を利用しているユーザーの登壇でした。
どれも面白い LT でした!さすがに本番運用しているだけあって 10 分で聴くには非常に濃い内容でした。
気になったのは『Hanabi.REST』というサービスです。デモまで出してくださって 登壇中に REST API がプロンプトから生成されていました。実は筆者もリリース時に登録して使ったのですが改めて内側を知ると凄まじいものがあります。さすが黒魔術 🧙
それぞれ登壇の登壇資料まとめましたので資料だけでも見てみてください。10 分という短い時間に詰め込んでいましたが、もう少し時間を割いて聞きたい気もしました。
- Why Choose Hono: Tech Stack for the Future
- Using Hono in B2B SaaS Application
- Event Exhibition with Hono
- What Hono brought to student organizations?
- Hono with database on browser playground
Keynote(基調講演)
We can develop a framework
前半は Hono へ関わっている人たちへの感謝と Hono のコントリビューションのコミュニケーションは英語でいいんじゃないかな〜などそんな内容でした。
中でも@yusukebeさんと@usualomaさんがハッピーニューイヤーもプルリク上でやり取りしてるのは笑っちゃいました 😂
後半は URL のパスを適切にデコードするという内容でした。結論だけいうと/^hello^
でも/%5Ehello%5E
でもちゃんとレスポンスしてくれるようになっているみたいです。(AsyncLocalStorage
とかにも触れてましたが、正直この辺りから集中力の限界が…)
すごく聞きやすくて面白い基調講演でした。
Ending
閉会 🌈
無事全てのセッションが終了し、ヌルッと終わりを迎えました。
ちょっとした催しとして Hono T シャツをめぐってのじゃんけん大会が開催
筆者は全く振るわずでしたが勝ち取った方おめでとうございます 🎉
最後にみんなで写真を撮って閉会です。
おわりに
この規模のカンファレンスへのオフライン参加は初だったのですが、貴重な経験になりました。
遠方からの参戦だったのもあり、ドタバタではありましたが参加していた皆さんの Hono への熱量の高さを感じることもでき楽しかったです。
仕方ないとは思うんですが海外で公開するかもと資料が全て英語だったので、ぜひこのあたりは日本語だと嬉しいなと思ってしまいます(英語を最低限できないといけないとは思いつつ…)
さて参加直後に急ぎ書いていることもあり変な文章があるかもしれませんが、許してください 🙇♂️
次回 Hono Conference 開催の際も予約戦争に負けず参戦したいと思います!🔥
Discussion