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【積読解消キャンペーン】プロジェクトのトラブル解決大全
積読、してますか?(にっこり
がく@ちゅらデータです。
で第2弾「プロジェクトのトラブル解決大全」を読んでこうと思います。
プロジェクトのトラブル解決大全
目次
- 序章 プロジェクトのトラブル解決にもセオリーがある
- 第1章 最初の準備〜9割の人がスタートでつまずく
- 第2章 状況把握〜効率的な現場検証と聴取の方法
- 第3章 原因特定とリカバリプランの策定〜真因特定、優先順位、体制見直しの手順
- 第4章 リスタートを切る〜人心掌握、ルール変えのポイント
- 第5章 リカバリ遂行〜炎上中のプロジェクトの管理は「3つだけ」
- 第6章 メンバーモチベーション管理〜モチベーションは「上げる」のではなく「戻す」
- 第7章 リーダーシップとメンタリティ〜炎上を通じて新たな信頼を築けるリーダーとは
- 第8章 クロージング〜次に繋げる「振り返り」から盛大な「打ち上げ」まで
はじめに
著者の方は、
- 元IBMでプロジェクトの火消しをずーーーっとなさっていた方
- 15年間ずっと火消し人として活躍
- 600人規模のプロジェクトのリーダーとして火消しに入ったことも有り
- 比較的体育会系な記述も。腹をくくる!
- (リモートワークよりはオフィスワークでの話題も多いが、リモートワークはここ数年なのでしょうがないか)
内容
いくつか気になったところだけをピックアップしたいと思います。
※ネタバレしすぎるとまずいよね〜ってことで、詳しくはご購入くださいw
- トラブルの火消しにはある程度セオリーがある
- トラブルの勃発は小さい火きっかけ、小さい火も消し忘れると大規模に延焼して・・・・
-
リカバリの技法は、普段のプロジェクトの推進でも使える
- 要は大規模炎上する前に小さいうちに常に火消し
- リカバリをするにはまず
- 腹をくくる → 胆力必要
- プロジェクトの現状(炎上中)を徹底的に理解する、洗い出す、仮説をだす、考え抜く
- 深く深く時間がかかっても理解して、メンタルモデルを作り上げる・・・的な
-
リーダーは9割ポジティブ
- 怒鳴らない、怒らない、犯人探ししない
- 「それはなぜですか?」を5回聞く(トヨタのなぜなぜ5回)
- これ、でも、信頼関係無いとただの"詰め"になるよなぁ・・・
- 問題・原因・対策 を考える。問題とは、想定と現実の間のGAP
- 問題解決に制約をできる限り取り除く(背景の分からない、増え続けた校則みたいなルールとかイメージ)
- 優先順位を決めるには、以下の5つを5段階で評価して、合算して決める
- 重要度
- 緊急度
- 難易度
- 効果
- コスト
- リーダーはやらないことを決める
- (私見)仕事はどんどん減らしていく方向に行くのが良いと思う
- バッファは最後のまとめて取る
- それぞれのタスクでバッファを決めると、3日でおわったやつも4日にしたりしがち。
- 子供が与えらたお小遣いをすぐに使い切ってしまうよなもの
- パーキンソンの法則、人は与えられた時間やお金は使い切ってしまうもの
- プロジェクトを混乱させるスペシャルキャラクターにご注意
- 重箱の隅をつつきまくる人
- 100点の品質以外認めないでプロジェクトの進行を妨げる人
- 無茶なことばかり言ってメンバーを疲弊させる人
-
マイクロマネージメントは、期間限定!絶対! デメリットが多すぎる
- モチベーションの低下(言われたことばかりで各メンバーが考えなくなる)
- メンバーの成長を阻害する!
- 炎上中のプロジェクトで管理するのは3つだけ! 「作業管理」「進捗管理」「課題管理」
- メンバーの育成に、毎日朝会で少しずつレクチャーする
- → これいいかも。テック系の話題でもいいし、ロジカルシンキングとかの話題とかでも
- POやPMへの報告は、自分の仕事を減らす。何かあったときに報告してくる・・・と上司の人に安心感を持ってもらうためにやる。
- 上司が恐れるのは、知らないところで共有されず大きな問題になってしまうこと
- メンバーのメンタルがやばいかどうかの判断には・・・
- メンバーは8割「ダイジョブ」という
- 頭が真っ白になって考えられない
- 最近眠れない
- 会話の反応が鈍くなる
- 遅刻、欠勤が増える(勤怠が悪くなるのは、アラートって前々職でよくいわれた)
- メンバーは8割「ダイジョブ」という
-
リーダーが絶対やってはいけないリスト
- ちょっとしたことであたふたする
- すぐにテンパる
- すぐに怒る
- 舌打ち、ため息
- 追求されると黙ってしまう
- 「お客様に言われたからしょうがない」という
- 自分の意見を言わない、部下や人の意見ばかりを引用して言う
まとめ
プロジェクトをしていくと、どうしても炎上してしまう・・・ってことはあると思います。
ただこちらの本で記載があったことは、ほぼ平常時でも心がけたほうがいいと思うことばかりでした
お、体育会系な話だな〜という印象がある章もありましたが、腹をくくる 、胆力重要! というのは、炎上中というタフな状況ではむべなるかな・・・と思いましたね
あらためて思うことは
- リーダーは9割ポジティブであるべし、メンバーに安心感を
- マイクロマネージメントは”やるにしても”絶対期間限定であるべき、モチベの低下と成長の阻害が致命的
- やらないこと、やめることを決められるのはリーダーだけ
- 先日読んだ「世界一流エンジニアの思考法」でも有りましたが、どんどんやるべきことだけに注力すべし
とてもいい本でした!
また機会を見て何度か読み返したいと思います(今回2回読んだ)
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