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【ゼロからわかる】OpenShift Webコンソールの使い方

2024/09/15に公開

0.はじめに

OpenShift Container Platform(以下、OCP)入門者向けに、OpenShift Webコンソールの使い方を解説します。

本記事の内容に沿って、ハンズオンいただくと以下を習得できます。

  • OpenShift Webコンソールとは何かを理解できる
  • OpenShift Webコンソールへのアクセス方法
  • OpenShift Webコンソールの使い方

では、次の章から具体的な解説を進めます!

1.OpenShift Webコンソールとは何か

Webコンソールは、Webブラウザからアクセスできるユーザーインターフェースです。

コンテンツを視覚的に把握・管理することができます。

次章で、Webコンソールへのアクセス方法をみていきます。

2.Webコンソールへのアクセス方法

kubeadmin(管理者)で、Webコンソールへアクセスする方法を解説します。

まず、以下コマンドを実行しログイン情報を取得します。

crc console --credentials

kubeadminのパスワード情報が表示されると思うので、控えておきましょう。

To login as a regular user, run 'oc login -u developer -p developer https://api.crc.testing:6443'.
To login as an admin, run 'oc login -u kubeadmin -p <password> https://api.crc.testing:6443'

次に、以下コマンドを実行しWebコンソール画面を開きます。

crc console

ブラウザで以下画面が表示されますので、控えておいたログイン情報を入力しログインします。

管理者画面が表示されれば、ログイン成功です!

次章で、Webコンソールの使い方をみていきます。

3.Webコンソールの使い方

Webコンソールは、Administrator用とDeveloper用の2つの視点(パースペクティブ)を提供します。

サイドバー上部の選択欄で「Administrator(管理者)」または「Developer(開発者)」を選ぶことでパースペクティブを切り替えることができます。

3.1.管理者画面

Administrator(管理者)パースペクティブは、以下を実行する機能などの管理者のユースケースに固有のワークフローを提供します。

  • ワークロード、ストレージ、ネットワーク、およびクラスター設定を管理する。
  • Operator Hub を使用して Operator をインストールし、管理する。
  • ユーザーにログインを許可し、ロールおよびロールバインディングを使用してユーザーアクセスを管理できるようにするアイデンティティープロバイダーを追加する。
  • クラスターの更新、部分的なクラスターの更新、クラスター Operator、カスタムリソース定義 (CRD)、ロールバインディング、リソースクォータなど、さまざまな高度な設定を表示および管理する。
  • メトリクス、アラート、モニタリングダッシュボードなどのモニタリング機能にアクセスし、管理する。
  • クラスターについてのロギング、メトリクス、および高ステータスの情報を表示し、管理する。
  • OpenShift Container Platform の Administrator パースペクティブに関連するアプリケーション、コンポーネント、およびサービスと視覚的に対話する。

引用元:Red Hat Documentation Webコンソール

例えば、「ホーム」メニューから以下のようにクラスターの状況を確認できます。

クラスターの管理全般については、管理者画面を表示して操作しましょう。

3.2.開発者画面

Developer(開発者)パースペクティブは、アプリケーション、サービス、データベースをデプロイするために組み込まれたさまざまな手法を提供します。

Developerパースペクティブでは、以下を実行できます。

  • コンポーネントでのロールアウトのローリングおよび再作成をリアルタイムに可視化する。
  • アプリケーションのステータス、リソースの使用状況、プロジェクトイベントのストリーミング、およびクォータの消費を表示する。
  • プロジェクトを他のユーザーと共有する。
  • プロジェクトで Prometheus Query Language (PromQL) クエリーを実行し、グラフに可視化されたメトリクスを検査して、アプリケーションに関する問題のトラブルシューティングを行う。メトリクスにより、クラスターの状態と、モニターしているユーザー定義のワークロードに関する情報が提供されます。

引用元:Red Hat Documentation Webコンソール

例えば、「プロジェク」メニューでは以下のようにプロジェクトの確認や新規作成ができます。

プロジェクト内の開発をするのであれば、開発者画面を表示して操作しましょう。

4.おわりに

今回はOpenShift Webコンソールの理解を深めるために、以下を学びました。

  • OpenShift Webコンソールとは何かを理解できる(WebブラウザからアクセスできるUI)
  • OpenShift Webコンソールへのアクセス方法(crc consoleコマンドを利用)
  • OpenShift Webコンソールの使い方(管理者画面と開発者用画面がある)

一回で覚えるのは難しいと思うので、何度かトライして覚えるで全然大丈夫です。

今後もOpenShiftについて解説していきます。

おわりっ!

参考サイト

Red Hat Documentation Webコンソール

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