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【2025年版】MacBook 初期設定(セットアップ)

2025/03/04に公開

設定した時の環境

  • MacBook Pro(M3 Pro) USキーボード
  • Sequoia 15.3

出先でも環境を変えたくない内蔵キーボード/トラックパッド派なので、外付けキーボード/マウスなし前提の設定です。
ショートカット関係は完全に好みですし、それ以外の設定やアプリケーションも全て個人的な好みです。

システム設定

トラックパッド

  • 軌跡の速さ: 速い
    • 新卒の頃の先輩の教えで Windows 時代からマウスの速度を最速にして育ったので、もちろん Mac でもトラックパッドの速さは最速に。
  • タップでクリック: ON
    • 深押ししなくても良いのが好き

アクセシビリティ

  • ポインタコントロール
    • トラックパッドオプション
      • ドラッグにトラックパッドを使用: ON
        • これで深押しせずに「チョンチョンスイー」とドラッグできるようになります
        • 3本指にはしていません
        • (完全に好み)

デスクトップとDock

  • Dockを自動的に表示/非表示: ON
  • ホットコーナー
    • 右下: デフォルトのクイックメモをオフ
    • 左下: ロック画面
      • トイレに行くときなどに、さっとマウスカーソルを左下にぶつけて一瞬でロックできるので便利
      • そんなに急いでトイレに行くかはさておき😆

キーボード

  • キーボードショートカット
    • 修飾キー
      • Caps Lock キーを Control に変更
    • キーボード
      • 次のウィンドウを操作対象にする: Option + Tab に変更
    • Spotlight
      • Spotlight検索を表示: オフ
        • 次で変更するキーボードの入力ソースの変更に Command + スペースを使いたいので
    • 入力ソース
      • 前の入力ソースを選択: Command + スペースに変更
  • 入力ソース
    • 編集
      • すべての入力ソース
        • スペースバーを2回押してピリオドを入力: オフ
      • 日本語 - ローマ字入力
        • 数字を全角入力: オフ

キー長押しで連続入力

vim などで h,j,k,l 長押しで移動できないのはつらすぎるので変更

defaults write -g ApplePressAndHoldEnabled -bool false

OSレベルの再ログインが必要。再起動はしなくても良い。

プライバシーとセキュリティ

やっておきましょう。

  • FileVault: オン

アプリケーション

1Password

1Password だけ何となく Homebrew でインストールするのが怖いので手動で入れます。

https://1password.com/jp

その他は Homebrew でインストールしたいので先に Homebrew を。

Homebrew

https://brew.sh/ja/

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

Command Line Tools も自動的に入ります。インストール後はコンソール上の指示に従って PATH を通す設定を .zprofile に追加します。

echo >> /Users/gabu/.zprofile
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/gabu/.zprofile

新しいターミナルを起動して、試しに brew help が動けばOK!

GUI アプリケーション

brew install --cask でインストールできるものは極力 Homebrew で管理します。

入れているものは本当に個人的な好みです。それぞれの解説も割愛します。

brew install --cask google-chrome
brew install --cask brave-browser
brew install --cask slack
brew install --cask gather
brew install --cask zoom
brew install --cask obsidian
brew install --cask raycast
brew install --cask warp
brew install --cask cursor
brew install --cask tableplus
brew install --cask cleanshot

cask でインストールできるアプリケーション一覧はこちら。

https://formulae.brew.sh/cask/

個人的メモ
Krisp はプランによってバイナリが違うようで brew install --cask krisp でインストールしたものでは企業アカウントでログインできなかったので手動で再インストールしました。

Git

Git 関係の設定をまずは最小限に。

GitHub CLI

コマンドラインからの GitHub アクセスには GitHub CLI を使って PAT の管理を任せて楽をしたいと思います。ということで、まずは GitHub CLI をインストール。

brew install gh

続けて、認証します。

gh auth login

こんな感じでブラウザで認証して完了。

ghq

何はともあれ clone は ghq です!ずっと好きです。

https://github.com/x-motemen/ghq

brew install ghq

インストールできたら適当なリポジトリを clone してみます。GitHub CLI の認証がうまくいっていれば問題なく clone できるはずです。

ghq get org/repo

OK!

fzf

ghq と組み合わせるためだけに使っているので全く詳しくないのですが長年 fzf 使っているのでいつも通り入れます。

https://github.com/junegunn/fzf

brew install fzf

ghq + fzf

Warp では現状 bindkey が使えないので素直に諦めて、シンプルにエイリアスを設定して悔しいけど Enter を叩くことにします。

vim .zshrc

.zshrc に以下を追記(もちろんエイリアスはお好みで)

alias g='cd $(ghq list -p | fzf)'

g + Enter => fzf 起動。まぁこれでいつもどおり飛べるのでOK!

SourceTree

ほとんどの Git 操作はターミナルかエディタ上で行うのですが、唯一 diff を見るのと、行または Hunk 単位の add が便利なので、そういう時だけ SourceTree を使っています。

社内でも「わかる」という声が多かったです。使ってるツールはバラバラですが😄

brew install --cask sourcetree

ターミナルから見たいリポジトリのディレクトリにいる状態で stree . で開くのが便利なので、

# さっき設定した ghq + fzf のエイリアス
g
# リポジトリ選ぶ
stree .

で移動して開くのがいい感じです。

初めて SourceTree を開いた時に GitHub の認証が求められます。
(スクショ撮り忘れ...)
ここでは GitHub アカウントのパスワードではなく PAT を入力するのが正しいのですが、この PAT を個別に作らずに GitHub CLI 管理の Token を使っても認証できます。

gh auth token
gho_HogeHogeHogeHoge # これをパスワードとして入力する

Docker

少し前に以下で書いたとおり、自分は Colima 派なので Colima + Docker CLI をセットアップします。

https://zenn.dev/monicle/articles/fa0d6b6415057c

Colima

https://github.com/abiosoft/colima

brew install colima

Docker CLI

Docker Desktop は入れずに CLI のみ入れます。

brew install docker

Buildx plugin は頻繁に触らないので必要になった時に入れます。

Docker Compose V2

いつになったら V2 がデフォルトになるんでしょうか。仕方ないのでプラグインを入れます。

brew install docker-compose
(省略)
Compose is a Docker plugin. For Docker to find the plugin, add "cliPluginsExtraDirs" to ~/.docker/config.json:
  "cliPluginsExtraDirs": [
      "/opt/homebrew/lib/docker/cli-plugins"
  ]

~/.docker/config.json に以下を追記します。

"cliPluginsExtraDirs": [
  "/opt/homebrew/lib/docker/cli-plugins"
]
docker compose
Usage:  docker compose [OPTIONS] COMMAND

OK!
これで docker-compose ではなく docker compose が使えるようになりました。

docker compose up 試してみる

Colima を起動して

colima start

早速 Docker を使っている適当なリポジトリに移動してコンテナを起動してみましょう。

docker compose up -d
docker ps
CONTAINER ID   IMAGE                                        COMMAND                  CREATED          STATUS                    PORTS
(ぞろぞろ)

OK!

開発環境

mise

最近は何でもかんでも mise で管理してます。mise 最高です。言語系も Docker 内に収めれば環境を汚さないので理想ではあるのですが、いろいろ面倒なのでミドルウェア以外はローカルに入れちゃってます。

https://github.com/jdx/mise

brew install mise
echo 'eval "$(mise activate zsh)"' >> ~/.zshrc # ファイル内の位置は後で調整

通常は、適当なリポジトリに移動して mise i で必要なプログラミング言語などをインストールしますが、今回のように macOS の初期セットアップや、クリーンインストール後は依存ライブラリを先にインストールしなければいけないパターンがありそうです。ありそうです...というかあります。

Node.js

以下のように gpg not found の警告が出る場合は

mise i
mise WARN  gpg not found, skipping verification
mise node@22.14.0 ✓ installed

GPG を入れます。

brew install gpg

node を入れ直します。

mise uninstall node@22.14.0
mise node@22.14.0 ✓ uninstalled

mise i
gpg: 火  2/11 19:44:53 2025 JSTに施された署名
gpg:                RSA鍵C0D6248439F1D5604AAFFB4021D900FFDB233756を使用
gpg: "Antoine du Hamel <duhamelantoine1995@gmail.com>"からの正しい署名 [不明の]
mise node@22.14.0 ✓ installed

日本語がアレですが Verify されているようです!

Ruby

Ruby は、mise のドキュメントにも記載されていますが、以下を参考に依存ライブラリをインストールしておく必要があります。

https://github.com/rbenv/ruby-build/wiki#suggested-build-environment

Command Line Tools は Homebrew と一緒に入っているので依存ライブラリのみ入れます。

brew install openssl@3 readline libyaml gmp autoconf

macOS デフォルトの Ruby

ruby -v
ruby 2.6.10p210 (2022-04-12 revision 67958) [universal.arm64e-darwin24]

.ruby-version のあるリポジトリ直下で mise i を使って Ruby をインストール。

mise i
mise ruby@3.4.2 ✓ installed

確認。OK!

ruby -v
ruby 3.4.2 (2025-02-15 revision d2930f8e7a) +PRISM [arm64-darwin24]

pg gem

これだけピンポイントな話なのですが、本番環境が PostgreSQL であれば開発環境でも PostgreSQL を使いたい派なので、ローカルでも pg gem を使うことになるのですが、大体の場合そのままインストールできません。

bundle install なりで pg gem のインストール(ネイティブビルド)が失敗した時は libpq を入れます。

brew install libpq

そして pg_config の場所を明示的に指定します。

gem install pg -- --with-pg-config=/opt/homebrew/opt/libpq/bin/pg_config

もしくは pg_dumppg_restore なども CLI で使いたい場合は

export PATH="/opt/homebrew/opt/libpq/bin:$PATH"

~/.zshrc に追加してパスを通してもOKです。

aqua

プロジェクトで使われている場合に入れています。

https://github.com/aquaproj/aqua

brew install aquaproj/aqua/aqua

Google Cloud SDK

これも必要に合わせて。GUI ないけど cask なんですね。

brew install --cask google-cloud-sdk

おわりに

自分用のメモなので特にオチはないのですが、設定変更やカスタマイズ、アプリケーションなどを最小限にしたくてやっている(つもり)なので、同様の設定変更もツールもモリモリの Mac 初期セットアップ記事よりもミニマルに済ませたい方にとって少しでも参考になりましたら幸いです。

アプリケーションを減らしたい一方で、あえて入れている Raycast と Warp は使い倒していきたい気持ちが高まっているのでこちらの記事をとっかかりにいろいろと触っていきたいと思っています。

Raycast

https://zenn.dev/lclco/articles/45d2a49650ebf9

Warp

https://zenn.dev/lclco/articles/03cc961bfd64c1

それでは!

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