スクラムフェス金沢2024を終えて-準備当日ふりかえり編-
はじめに
この記事は「Regional Scrum Gathering Tokyo & Scrum Fest Advent Calendar 2024」の12日目の記事です。
だいぶ書きそびれていた「スクラムフェス金沢2024」について書きます。
その前に告知です。
スクラムフェス金沢2025は2025/07/11-12に開催します。
で、スクラムフェス金沢2024については元々は
- 経緯編
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準備編
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当日/ふりかえり編
の三部作で書こうと考えていたんですが、ダメでした。
でも、閃光のハサウェイの第2部[1]より早く公開できてよかったです。
ということで、準備編と当日/ふりかえり編をまとめて、記憶をたどりながら書いていきます。
準備編
経緯編の最後に書いた通り、今年の1.2に「スクラムフェス金沢をやろう」と決意したわけですが、実際にアクションを起こしたのは週間ほど経った1.8。地震の影響もあり、会社の年末年始の休みが延長になり、いろいろ考えた期間でした。
当然一人でできるわけがないので、相談を兼ねてスクラムフェスのDiscordに
と書き込んだところたくさんの賛同の反応があり、これまでスクラムフェス大阪の金沢トラックやAgile Japan 北陸サテライトのつながりから運営の仲間も集まり、もうやるっきゃない、という感じに一気になりました。
ここからほぼ毎週のようにDiscordに集まってオンライン会議を重ねていくわけですが、見込みが甘かったり、妄想がすぎたな、と思うことも多々ありました。
当初やろうと思っていたことで、実際にはやらなかったこと
ということで、当初やろうと思っていたことで、実際にはやらなかったことをいくつかピックアップしておきます。
- 合宿型
復興支援という目的もあったので、開催時期の夏ぐらいに和倉温泉の復旧が進んでいれば、と考えたのですが、やはり被害は大きくイベントを開催するのは現実的ではないと判断し、他のスクラムフェスと同じようにオープンプロポーザル方式による発表形式とすることにしました。
- オンサイトのみ
こちらも復興支援という目的から「金沢に来てほしい」ということでわりと長めに検討していたのですが、「アーカイブを残すのなら、オンライン配信しても労力はさほど変わらないのでは?」ということで、ハイブリッド開催としました。
サテライト会場もできたことでより盛り上がったのでよかったと思っています。
- スクラムフェス金沢のロゴ入りノベルティグッズ
「ステッカーは必須かな」と思っていたんですが、+αとして復興支援という目的を踏まえて、ロゴ入りの輪島塗の箸がいいんじゃないかと考えたのですが、通常であれば請け負ってもらえる業者のみなさんも被害にあわれていることから断念。
そもそも予算的にもちょっと厳しい感じだったので、一般販売されている輪島塗の箸を用意しました。
- ティータイム
Day2の15:00前後にセッションの1コマをティータイムに充てて、金沢や能登の銘菓を食べながら歓談する時間を設けようと考えていたのですが、多くのプロポーザルが集まったことからセッションにより時間を使おうということで取りやめました。
代わりということではないのですが、おやつ神社として金沢の銘菓や駄菓子を用意し自由に食べられるようにしました。参加者の皆さんからの差し入れもあり、とても充実したおやつ神社になりました。
- トラックごとにスピーカーTシャツの色を変える
金沢の伝統的な町家でよく使われている壁の色として「群青」[2]と「ベンガラ色」[3]があります。2つあるトラックを町家の部屋と捉えてそれぞれの色にTシャツの色を合わせてみてはどうかと考えていました。
が、トラック名が「兼六園トラック」と「金箔トラック」となったので、スピーカーとスタッフで色を分けるというシンプルな形になりました。
スポンサー募集、チケット販売について
「初回だからご祝儀的な感じもあるよ」という話もありましたが、スポンサー枠は募集開始5分で埋まり、Bronzeを追加するほどでした。改めて感謝いたします。
現地参加チケットもRSGTのように瞬殺ということはないですが、1日で完売しました。こちらも改めて感謝いたします。
会場について
当初は定番の「ITビジネスプラザ武蔵」にしようと考えたのですが、開催決定時には予約枠に空きがなく、前年のAgile Japan 2023北陸サテライトでも使用した「金沢未来のまち創造館」にしました。
2トラック(2部屋)かつ100人近くが集まるイベントはほぼ開催実績がないということだったので、細かいルールや制約がないか、わりと小まめに確認を取りました。
あと下見を兼ねてスクラムフェス大阪のドラフト会議とスクラムフェス大阪に金沢未来のまち創造館から参加してました。
分からないことだらけで、バタバタしっぱなしの準備期間でしたが、とても充実していた半年でした。
当日編
ということで、スクラムフェス金沢2024当日。
実行委員の(一部の)メンバーは川口さんおすすめのクック[4]で昼食を取り、会場に向かいました。
下見には行っていたものの実際に設営を始めるとやはりいろいろ想定外というか見込みが甘かったところが出てくるんですが、そこはもう皆さん自律的にどんどん解決していきました。
Day1は基調講演とスポンサーセッション、そして会場にてネットワーキング(懇親会)でした。
懇親会の2次会は、翌日のことを考慮して参加を見送りましたが、皆さん金沢の夜を満喫されたようで何よりです。
Day2は「兼六園トラック」と「金箔トラック」を行ったり来たりして全体の雰囲気を感じつつ、何かトラブルや困りごとがないか見てました。幸い大きなトラブルがなくてよかったです。
OSTもかなり盛り上がってよかったと思っています。
Day2は懇親会にも参加し、久しぶりに深夜2時ごろまで飲んでいました。
かなりざっくりですが当日編はここまで。
ふりかえり編
ふりかえりで出たトピックをいくつか共有しておきます。
- Day2の弁当のゴミ問題
弁当業者がゴミを引き取ってくれなかったため、実行委員で分担して自宅に持ち帰ったのですが、夏場ということもあり、匂いがどうしようもなかったということでした。
- 会場に起因する課題
トイレが少なかった、スポンサーブースが会場と一体化していたためセッション中に話をするのに気を遣う、というものがありました。
- チケット販売時期とプロポーザル採択時期
正解があるわけではないですが、プロポーザルが採択されなかった場合にチケットを入手する機会がほぼなく、若干の不満が…。
- バナーが1つ
スピーカーの背景がちょっと寂しい、スポンサーのロゴの露出が少ない…。
ゴミ問題と会場に起因する課題は、会場をITビジネスプラザ武蔵に変更することで解消すると見込んでいます。
他にもカイゼン点はあるので、スクラムフェス金沢2025ではうまいことやりたいなと考えています。
最後に
もう半年近くも経つんですが、つい最近のことのように感じることもあります。
参加してくれた皆さん、スピーカーの皆さん、スポンサーの皆さん、そして実行委員の皆さん全員の協力によって初回としては大成功だったと考えています。
改めましてありがとうございました。
来年も開催しますので、よろしくお願いします。
スクラムフェス金沢2024のアーカイブは以下で公開していますので、是非ご覧ください。
それではまた来年の7月金沢で会いましょう。
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