M1MacでAnsibleトレイルマップの環境構築をしたら、ハマった件について
はじめに
AnsibleトレイルマップのMt.Buttonをやろうと思ったところ、環境構築の部分でそこそこハマってしまったのでサンプル1として考えていただければと思って、ご紹介いたします。
自分の環境
機種: M1 Macbook Air(2020)
OS: OSX
Version: Sonoma 14.5
メモリ: 16GB
AzureVM: RHEL9
Ansible-Automation: version2.4
今回伝えたいこと
M1でAnsibleトレイルマップ(Mt.Button)をやると少し障壁があるので、そこの突破方法だけを紹介します
※Mt.Buttonのすべてを紹介はしません。
手順と違うポイント
しかし、ここでまた問題がありRedHat側でOSXに対応したRHELのOSパッケージが提供されていないことが分かったので、AzureでRHELを立ち上げてそこにAnsible-Automationのパッケージを入れて、実行していくことにしました。
追記
UTMでもRHEL9実行は可能なようなので、Azureなどのクラウドを利用する必要は無いかもしれません。
※参考記事
前提条件
RedHatアカウントを作成済であること
手順
Azureで、RHEL9のイメージを使って,vm作成
※セキュリティグループの設定でsshとhttpsだけ開けておいてください。
ここからは先はRHEL9で設定していきます。
- RedHatアカウントへのログイン
sudo rhc connect --username=<RHEL_username> --password=<RHEL_password>
- Ansible-Automation-platform2.4のダウンロード
sudo dnf install --enablerepo=ansible-automation-platform-2.4-for-rhel-9-x86_64-rpms ansible-automation-platform-installer
- ディレクトリが/opt/以下にできているので、移動。
cd /opt/ansible-automation-platform/installer/
- inventryの編集
ここが書いてるところが多くて、困惑しやすいですが編集箇所は以下のみです。(他にも、色々ありますが無視です)
sudo vim inventry
[automationcontroller]
controller.example.com ansible_connection=local ←編集
[automationcontroller:vars]
peers=execution_nodes
[all:vars]
admin_password=‘password’ ←編集
pg_host=‘’
pg_port=5432
pg_database=‘awx’
pg_username=‘awx’
pg_password=‘password’ ←編集
pg_sslmode=‘prefer’ # set to ‘verify-full’ for client-side enforced SSL
registry_url=‘registry.redhat.io’
registry_username=‘RHEL_USER_NAME’ ←編集
registry_password=‘RHEL_USER_PASSWORD’ ←編集
元のansibleトレイルマップとの相違点はバージョンが異なるので設定文言が少々異なるのと、Azureで建てたものになるので、Ansible-Automation-PlatformにRedHatアカウント情報を記載して、権限保有者であることを示す必要があります。(inventryファイルの67~68行目に設定項目があると思います)
- セットアップを始める。
sudo ./setup.sh
5分ほど待って、最後に
The setup process completed successfully.
が表示されれば設定完了です。
あとは自分の環境から、vmのipに接続して、towerのwelcomeページが出れば完了です。
welcomeページからの流れについては、下記のページで示したものを進めていけば良いと思います。
おわりに
今回は、M1だとVirtualBoxが使えないことから始まり、inventryもちょっとハマりました。 また、トレイルマップの表記されているansible-automationと現在の最新バージョンでは1と2なので、結構仕様が変わっていて、バージョン確認も気をつけるべきポイントです。
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