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AWS SCSとDBSとDASの取得を振り返ってみる

2023/06/28に公開

概要

2023年もいつの間にか半分近く終わっているので、昨年年末から取得したしたAWS認定(SCS、DBS、DAS)を振り返ってみました。

これから受験する人の役に立てば幸いです。
守秘義務があるので、試験の内容については当たり障りのない程度に書いています。

取得前のスペック

  • 業務ではAWS未使用。(個人的に触っている程度。がっつりではない。)
  • AWS SAA(SAA-C02) ※2021/11取得
  • AWS DAV(DAV-C01) ※2021/12取得
  • AWS SAP(SAP-C01) ※2022/10取得
  • AWS DOP(DOP-C01) ※2022/12取得
  • TOEIC 810点
    SAPとDOPの取得記事はこちらを参照。

AWS Certified Security - Specialty(SCS-C01)

学習期間

1か月程度。DOP取得後、すぐに勉強を始めた。時間にすると30時間くらい。

学習教材

  1. TeckStock
  1. 要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』

基本的に問題演習が中心。DOPとSAPは取得していたので、ほぼその知識だけで1の問題の8割位は解くことができた。
以下のサービスはDOPとSAPの知識では足りなかったので、2やインターネット(BlackBelt含む)で知識を補完した。

  • AWS Key Management Service(キーアクセスの権限周り中心)
  • Amazon Inspector(機能全般)
  • AWS Security Hub(機能全般)
  • Amazon Detective(機能全般)

本番試験中

この試験は色々トラブルがあった。

試験予約

テストセンターの予約が取れなかったので、自宅受験することにした。また、日本語の試験官は予約不可だったので、英語の試験官で受験することにした。
試験受験前に試験管とオンラインチャットと通話でやり取りするのだが、通話は試験官の声にノイズが乗っていて全然聞こえなかった。何度もチャットで「声が聞き取り辛いから、指示は全部チャットでください。」と英語で書いても、音声通話でやり取りしようとしてきて、試験開始前からイライラしてしまった…
最終的には無事試験が開始されたが、試験チェックインから試験開始まで30分くらいかかった。

試験中

開始1時間くらいで腹痛に襲われた。腹痛に襲われた時点で30問ほど未回答の問題があったが、それを腹痛を抱えたまま30分ほどで解くことに。見直しする身体的な余裕はなく、全ての問題の回答が終わったら即提出して試験を終えた。
試験自体の難易度はそれほど高くなかったのは幸いだった。問題、回答の文は比較的短く、SAPの時のようにタイムマネジメントも必要ない。例によって最初の10問くらいは難しい問題が出題されたが、落ち着いて考えれば解けるレベルだった。

結果

合格だった。ただし、試験終了後の画面には合否は出ず、受験日の夜20時位に結果がWebページに掲載された。

感想

思ったよりも点数が取れていた。腹痛のトラブルがなければもう少し点数が高い状態で合格できていたのかもしれない。
難易度も高くなく、SAPとDOPを取得している人なら勉強しなくても合格できるかもしれない。

AWS Certified Database - Specialty(DBS-C01)

学習期間

3週間程度。SCS取得後、すぐに勉強を始めた。時間にすると20時間くらい。

学習教材

  1. TeckStock
  1. 要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』

SCSの時と同じく基本的に問題演習が中心。一度TeckStockの問題を解いて間違えたところを2で見直した。Databaseは業務でよく使用しているかつ、SAPとDOPの知識があったのでハンズオンをしなくても本を読むだけで概ね内容が理解できた。
データ移行に使用する機能については知らなかったことが多かったので、そのあたりを中心に勉強した。(AWS Database Migration ServiceやSchema Conversion Toolなど)

本番試験中

SCSと同じくテストセンターの予約が取れなかったので、自宅受験(英語試験官)した。SCSの時と異なり、試験官とのやり取りもスムーズだった。腹痛に襲われることもなく、トラブルなしで試験を終えることができた。
難易度もそれほど高くなかったので、1時間くらいで全問解き終えて、30分くらいで見直し後にテストを終えた。

結果

合格だった。SCSのときと異なり、試験終了後の画面に合否が表示された。

感想

試験中のトラブルも特になく、難易度もあまり高くなかったため正直な話、あまり印象に残らなかった試験だった。

AWS Certified Data Analytics - Specialty(DAS-C01)

学習期間

1.5か月程度。DBS取得後、すぐに勉強を始めた。時間にすると50時間くらい。

学習教材

  1. ハンズオン

学習するにあたり、データ分析の全体像がよくわからなかったので、問題演習に入る前に1のハンズオンを行った。データ分析系のサービスは実際に触ったことがなかったが、実際にデータ分析システムを構築することで全体像を掴むことができた。これから勉強を始める方にはかなりおすすめ。

  1. Udemy(AWS Certified Data Analytics Specialty 2023 - Hands On!)

私が勉強していた時はSCS、DBSの時のように日本語の解説本がなかったため、Udemyの講座で代用した。ただし全編英語(日本語の自動字幕もなし)なので注意。講座の半分くらいは英語の勉強も兼ねて英語字幕で視聴したが、さすがに途中で疲れたのでもう半分はEdgeを使用して英語字幕を日本語にリアルタイム翻訳させて視聴した。
日本語の解説本が発売されたようなので、これから勉強する人は代わりに以下の本でもいいかも。

  1. TeckStock

仕上げとして問題集で問題演習を行った。DASの全問題を周回し、90%以上の正答率になるまで繰り返し問題を解いた。

本番試験中

SCS、DBSと同じく自宅で受験した。試験の問題文、回答文ともにSCS、DBSに比べると長く、全問題を解き終えるのに2時間ほどかかった。とは言っても、SAPほど長くはないため、分からない問題を考えこんで時間を浪費しないように注意さえすれば、タイムマネジメントは不要だと思う。
試験の難易度は結構高く感じた。少なくてもSCS、DBSより遥かに難しい。一見では解けない問題も多く、なかなか考えさせられる試験問題だった。

結果

合格だった。ただし、試験終了後の画面には合否は出ず、受験日の夜20時位に結果がWebページに掲載された。

感想

難易度が結構高かったため、合格を知ったときは嬉しかった。実際の業務でもIotからのデータを分析をしたいといったニーズは高いため、AWSで分析基盤を作るという時はこの資格は役立つと思う。勉強する際、私のようにデータ分析の知識がほとんどない方は、まず最初に全体像を掴むためにハンズオンを実施することをお勧めする。全体像を掴まないで最初に問題演習に手を出してしまうと、高確率で挫折してしまうような気がする。

全体的な感想

SAP、DOP取得時も書いたが、個人的には勉強は全く苦に感じない。勉強するたびに新しい知識を身に着けられるので、むしろ楽しい。半面、教材や受験費用は全て自費なのでお財布には優しくないが…
今年中に残りのAdvanced Networking、Machine Learningを取得するべくまずは前者を勉強中。ネットワーク、機械学習ともにあまり詳しくない分野なので、これを機に少しでも詳しくなりたい。
試験勉強中は問題演習がアウトプットの中心になりがちなので、問題演習以外のアウトプットもしてみたいと思う。自分の苦手なサービスの概要をブログでまとめてみるとか。
あと、最近社内でChatGPTを使いたいというニーズが出てきているので、勉強がてらAPIを使用してTeamsからChatGPTを使用できるようにアプリを開発中。こちらもどこかのタイミングでアウトプットしたいと思う。

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