「正しい答え」を選択するより「チームが学びあること」を選択をしよう
チームで決めるときにやたら議論が長くなるときがある。
正解がわからないのに、正解を見つけようとしているときが長い気がする。
それよりも、チームにとって学びが多い選択をするようにすればよいと思っている。
そして、その選択を考え直すサイクルをつくるほうがよい。
意図さえ明確であればあえてめちゃめちゃ間違った選択をする手もあるのだ。
最初に正しいと思われる選択をするとチームが学ぶ機会を失う可能性も高い
正解がわからないのに正解を見つけようとしがち
決めようとする物事にもよるが、無意識にうまくいくかどうかを考えている。そして、うまくいくものを選ぼうとする。
つまり、正解を選びたいのだ。正解を選ばないと間違った方向に進み、無駄な作業をしてしまう可能性がある。だから、正解を選びたいのは自然だ。
時間内に決定することより、正しい答えを見つけようして時間をたくさん使って、結果延長戦に突入したりする。
チームにとって学びが多い選択をする
延長戦まで使って、唯一無二の正しい正解を選べる確率が高いなら問題は少ない。議論に時間を使った程度で済むだろう。しかし、全員の時間を使うためコストは決して安くない。
とはいえ、そんな正解が見つかるような問題なら、そもそも長い議論にならないのだ。
それなら、時間内でチームにとって学びがある選択を行い、その選択を評価して、再度選択しなおすほうがずっとよい。
選択を考え直すサイクルをつくる
正解が見つかるまで保留するぐらいなら、なんでもいいので選択をして実際にやってみるとよい。そうすると、延長戦をやるときには新たな事実が見つかるだろう。とはいえ、選ばないにしても延長戦までに新しい事実を見つけて来る人はいるだろう。わからない用語はしらべてきたり、より深い調査をして新たな事実を見つけてきたりする。
これをチームの共有知にするために、選択したときに確認したいことを明確し、それを評価し、新しい事実を使って、よりより答えにたどり着くための材料とするのだ。正しそう答えを選んで放置するより、正しくなくても役に立つ事実を見つけるための選択し、よりより答えを探し続けるのだ。
「正解を選べないのであれば、何をすれば一番学びがあるものを選ぶ」 という手があるのだ。
あえて間違う可能性が高い選択をしてもよい
選択をしなおす前提なら、正解から遠い選択をしてもよいのだ。失敗は成功の元というが、失敗から学べるのは、正解するという仮説をもっていたが正解ではなかった事実を発見し、それを前提として利用できるからだ。だから、失敗はいずれ成功にたどり着く。
最初に正しいと思われる選択をすると学ぶ機会を失うかもしれない
頑張って正しい選択をしたり、経験豊富な人が選択した理由をわかっていない正しい思われた選択をしていると、チームが学ぶ機会を失う恐れがある。
答えがある程度正しいと、それが例え少し間違っていてもうまくいくので、よりより方法があると考える機会を失いやすい。なぜなら、明らかに間違っていれば間違っていると言いやすいからである。ほぼ正しいものを間違っていることを示すのは難しい。強引に納得させるのも難しい。気づくのも難しい。
つまり、学ぶ姿勢を忘れて選択をすると、よりより選択がないか学ぼうとする機会を失いやすいのではないかと思う。
縦軸によりよい選択かどうか、横軸に時間のようなグラフをかけば、よりより選択へと登り続けるグラフと、一定の値で停止してしまうグラフができ、一定時間を超えると学べる選択を選ぶグラフが正しい選択をして学習していないグラフよりよりより選択をするグラフがかけるだろう。
(TODO 図にする)
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