Zennの記事を限定公開する方法

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Zennは限定公開機能がない

いきなりですが、Zennは限定公開機能がありません(たぶん)。 個人ブログを書く分には良いのですが、仕事の内容を記事にするときは事前にレビューが必要なこともあり、Zennでは書きづらいと思います。

今回はZennで限定公開を実現し、第三者レビューを可能にする話を書きます。 幸いなことに、Zennはローカル開発用のサーバが用意されているので、これをサクっと公開してしまえばよいのです。

2021/01/04時点の話ですので、Zennに限定公開機能がリリースされればこの記事は不要になります

事前準備

1. 記事を書く

Zenn CLI を使って記事を書きましょう。 Zenn CLIをinstallしてnpx zenn new:article を実行すると、articles配下に記事の雛形ファイルができるので、このファイルに記事を書きます。

.
└─ articles
   └── example-article1.md

2. Dockerfileを用意する

以下のDockerfileを用意します。 Zenn CLIのinstall手順およびpreviewをそのままDockerfile化しただけです。 Dockerfileは一度用意してしまえば、今後触れることはほとんどありません。

FROM node:lts-alpine3.12

WORKDIR /app
RUN apk add --no-cache --virtual .build-deps git \
    && npm init --yes \
    && npm install zenn-cli \
    && npx zenn init \
    && apk del .build-deps
COPY articles articles
COPY books books

ENTRYPOINT ["npx", "zenn", "preview"]

記事のリポジトリのrootにDockerfileを起きます

.
├─ articles
│  └── example-article1.md
└─ Dockerfile

限定公開

サクっと公開と言えば、GCPのCloud Runでしょう。 Cloud RunにデプロイしてURLを共有すれば、Web上で記事を書いたような形式でレビューが可能になります。以下のコマンドでCloud Runデプロイします。

GCLOUD_PROJECT=<your project>

gcloud config set project "$GCLOUD_PROJECT"
gcloud auth configure-docker

docker build -t "gcr.io/$GCLOUD_PROJECT/zenn-preview" .
docker push "gcr.io/$GCLOUD_PROJECT/zenn-preview"

service_name="zenn-preview-$(uuidgen | tr [:upper:] [:lower:])"
gcloud run deploy "$service_name" \
  --image "gcr.io/$GCLOUD_PROJECT/zenn-preview" \
  --port 8000 \
  --platform managed \
  --allow-unauthenticated \
  --region asia-northeast1

Cloud RunデプロイするとURLにもランダム文字列が付与されますが、念の為サービス名自体にもランダム文字列を付与しています

デプロイが完了するとURLが生成されます。

記事のレビュー

生成されたURLを限定公開用URLとして、レビューして欲しい人に共有すればOKです。
(正確にはhttps://<Cloud Run URL>/<記事slug名>)
以下は今回の記事をCloud Runにデプロイした結果です。Webの形式で記事をレビューできるのが分かるかと思います。

限定公開削除

デプロイしたもろもろを消します

gcloud run services delete "$service_name" --platform managed --region asia-northeast1
gcloud container images delete "gcr.io/$GCLOUD_PROJECT/zenn-preview"

記事の公開

ZennとGitHub連携をして、 記事のオプションを published: true にしてgit pushしましょう

まとめ

Zennには限定公開機能がありませんが、Cloud Runにデプロイすることで限定公開機能を実現する話を書きました。 Cloud Runはこういう用途には非常に便利ですね。