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英語学習コスト vs 翻訳技術ですぞ

2020/12/08に公開

自動翻訳技術

オープンソースのドキュメントをいち早く日本語化、NICTがAI自動翻訳技術をLinux Foundationに提供
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2012/07/news024.html

日本というか日本語では完全に
自分が英語を覚えるより翻訳技術に頼るほうが低コスト。少なくとも文書に関しては。

通訳者の橋本美穂さんも
日本語と英語って、距離が本当に遠いんです!世界の通訳者の中でも、日本語 ✕ 英語の言語ペアを扱うことほど馬力を要する組み合わせはないんじゃないかと主張したくなるほどです。 と言っている。

プロの翻訳者から頂いた質問

つまり以下、日本語で分かりにくい文章は英語にしづらいという例。
「論理的な日本語を書く」ことが機械翻訳にも優しく、低コストかもしれない。

  • 「成功したかどうか」「認証用のトークンです。正常時のみ返します。」などは画面に出る文言だと思います。その場合、例えば「成功したかどうか」はWhether it succeeded or notとすればいいのか、Whether token is successfully attainedとすればいいのか、何が成功したと想定して英訳すればいいのか等、また、すでに同じような文言がシステム上にある場合にはそれとの整合性はどうか、など適訳を探し出すのに時間がかかりそうです。

  • 「返却する」、「ステータスを返す」というときの「返す」はreturnでいいでしょうか。

  • 「データを取り込む」の「取り込む」はimportではなくinputがいいでしょうか(この文書内のすべての「取込」含め)。

  • 「サーバーエラー・認証エラーを除く」というときの「認証エラー」はauthentication errorでしょうか。ネットで調べましたらauthenticationとauthorizationは別のものという説明がありました。https://nordicapis.com/3-common-methods-api-authentication-explained/

  • 「2番目以降のファイルをダウンロードする場合には、1番目のファイルをダウンロード後にサーバー上から削除し、再度ダウンロードしてください。」この後半は「ダウンロードされた1番目のファイルをサーバー上から削除し、新たに指定したファイルをダウンロードしてください。」という意味かと解釈しました。「2番目以降のファイルをダウンロードするためにわざわざ1番目のファイルをダウンロードし、すぐに削除し、2番目をダウンロードする」という意味ではない、という判断です。*To download a second file and onward, you need to delete the downloaded first file from a server and download the next file. という訳でよろしいでしょうか。

  • 「Bodyにダウンロードファイルが含まれます。」の「ダウンロードファイル」は固有名詞ではなく「ダウンロードされるファイル」という意味と解釈し、「Body includes a downloaded file.」としました。

  • 「指定先にファイルが存在しない」の「指定先」は「specified path」としました。

  • 「ジョブ自動実行設定で登録したジョブの起動API」の「ジョブ自動実行設定」に定訳があるのか判断できませんでしたが、ここは「API to start jobs registered in setting of automatic job execution」と訳しておきました。

  • 「社員情報検索定義のコマンドライン実行API」の「社員情報検索定義」に関しても定訳があるのか判断がつかず、ここは「API to execute command lines of definition of employee information search」と訳しました。

  • 「外部データ検索照会のCSV取込実行API」の「外部データ検索照会」に関しても定訳がわからず、ここは「API to import CSV of external system search reference」としました。

  • 「圧縮元にファイルが存在しない」の「圧縮元」は「compression source」と訳してよろしいでしょうか。

  • 「上書き禁止で実行されているが、圧縮先にファイルが既に存在している」の「圧縮先」も同様に「compression destination」でよろしいでしょうか。

  • 「削除元にファイルが存在しない」の「削除元」は「deletion source」でよろしいでしょうか。

  • 「ワークフロー処理を中止しました」の「中止」を他の部分にある「保留」と区別するため、ここは「Workflow Suspended」と訳しました。

  • 「バッチの引数が無効です」の「無効」は「不正な引数である」という意味かと解釈し、ここは「Invalid batch argument」と訳しました。

  • 「実行時引数」は「Argument when executing」でよろしいでしょうか。

  • 「* 渡された場合は該当の処理の再実行を行います」の「渡された」というのが「他の人から渡された」という意味かと思ったのですが、よろしいでしょうか。ここは「*If someone passes it to you, you need to execute the process again.」と訳しました。

  • 「バッチ保留中」は「Batch pending」でいいでしょうか。

  • 「バッチ実行中」は「Batch running」でいいでしょうか。

  • 「バッチ処理中止」は「Batch suspended」でいいでしょうか。

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