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フロントエンドのロードマップ 2023(SSL/TLSについて理解する)

2023/06/20に公開

SSL/TLSについて理解する

SSL(セキュア・ソケット・レイヤー, Secure Socket Layer)およびTLS(トランスポート・レイヤー・セキュリティ, Transport Layer Security)は、ネットワーク通信のセキュリティを担当する暗号化プロトコルです。これらは通常、混同して使用され、現在では改善されたTLSがより広く使用されています。

SSL/TLSの主な目的は、データの機密性と完全性を保証することです。これにより、ユーザーとサーバー間で交換される情報が、盗聴、改ざん、偽造などから安全に保護されます。

インターネット通信のセキュリティがどのように実現されるか

ハンドシェイク

クライアントがサーバーに接続要求を送ると、サーバーは自身の公開キーとデジタル証明書をクライアントに送信します。この公開キーはデータの暗号化に使用されます。

公開キーの確認

クライアントは証明書を検証し、証明書が信頼できるCA(認証局)によって署名されていれば公開キーを受け入れます。

セッションキー生成

クライアントは公開キーを使用してランダムなセッションキーを暗号化し、これをサーバーに送信します。このセッションキーは、その後の通信に使用されます。

暗号化された通信

サーバーは自身の秘密キーでセッションキーを復号化し、このセッションキーを使用して、クライアントとサーバー間の全てのデータを暗号化して交換します。

セッションの終了

通信が終了すると、セッションキーは破棄されます。新しいセッションでは新しいセッションキーが生成され使用されます。

SSL/TLSを通じて、機密データを安全に送信することができるようになり、インターネットバンキング、電子メール、ソーシャルメディア、電子商取引などで広く使用されています。

参考資料

  1. 総務省 - サイバーセキュリティ基本構造
  2. ネットワークセキュリティについて

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/basic/basic_structure_13.html

https://www.infraexpert.com/study/security7.html

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