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自己紹介の目的と情報
IT業界では転職が多いため、自己紹介をすることもされることも多いと思いますが、
世間に流布する自己紹介の情報は、採用面接や営業の場合に偏っているように感じます。
採用面接や営業における自己紹介は、次のステップに進み、ひいては入社・受注といった結果を得ることが目的です。
従って、相手に好感を持ってもらうことや、相手の記憶に残ることが重要です。変わった趣味や経歴を披露することが効果的な場合もあります。
一方、チーム配属時の自己紹介では、好感を得ることや記憶に残ることは重要ではありません。自己紹介の印象が薄かろうが、毎日顔を合わせて一緒に仕事をしていくことは決まっているのです。
チーム配属時の自己紹介の目的はチームワークが効果的に機能するよう情報共有することです。
まず、働き方に制約がある場合は説明しておきましょう。
- 本社から離れた場所からリモートワークしている
- 育児や介護
- 自身の病気など
また、自身のスキルマップについて説明しておきましょう。
- 得意な業務
- 今回の仕事には直接関係ないが、以前に経験した業務
- 持っている資格
- 逆に不得意な業務
働き方の制約やスキルマップを共有しておくことで、トラブルを防ぎ、あなたが活躍するチャンスを増すことができます。
一方、チーム配属時の自己紹介で、変わった趣味を披露することはあまり意味がありません。緊張をほぐす効果があるかもしれませんが、どのみち2・3日すれば緊張は解れます。
なお、自己紹介で働き方の制約や不得意な業務を述べることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、それで不利益を被るような職場は、そもそもあなたを採用していないはずです。