[2025年/4月]GitHub Copilot関連でおすすめの機能・設定のTipsまとめ
はじめに
GitHub Copilotはここ1,2ヶ月の間で多くアップデートが重ねられ、AI周りで先行するCursorやWindsurfとの差をかなり縮めてきています。デフォルトの設定でも十分便利に使えますが、設定や強力なプレビュー機能を活用することでさらに開発効率を向上できます。
また、この記事では、多くのプレビュー機能についても触れています。
先日、GitHub公式から明示的にプレビュー機能であっても学習に使われないことが発表されました。プレビュー機能にはワクワクする機能が多いのでぜひこの機会に利用してみてください
GitHub CopilotなどGitHub製品のパブリックプレビュー版またはプライベートプレビュー版など、一般提供(GA)開始前の機能を利用していても、お客様のデータはGitHubが製品で使用するLLM(モデル)の学習には使われません。公開されているデータであり、著作権利用の許容範囲内としてGitHub上のパブリックレポジトリー上のソースコードを含むデータは学習に用いられています。
VSCode関連
1. Agent ModeでThinking Toolを有効にする
copilot.chat.agent.thinkingTool
設定を有効にすることで、Claude 3.7 Sonnetなどのモデルを利用時にThinkingのステップを挟むようになります。
設定方法: copilot.chat.agent.thinkingTool
を有効にする
2. Next Edit Suggestions(NES)を有効にする
Next Edit Suggestions(NES)は、Cursor Tabのようなもので、コードの次の編集候補をリアルタイムで提案してくれる機能です。コードを書いている途中で、Copilotが次の行やブロックの編集内容を予測し、Tabキーで素早く適用できます。
設定方法: github.copilot.nextEditSuggestions.enabled
NESに関する公式ドキュメント:
3. コミットメッセージの生成結果を日本語化する
Copilotでコミットメッセージを生成する際のcustom instructionsを設定することができ、ここで日本語を指定することでコミットメッセージを日本語化しています
設定例:
"github.copilot.chat.commitMessageGeneration.instructions": [
{
"text": "必ず日本語で簡潔に記述してください"
}
]
4. PRのDescription生成結果を日本語化する
上の3と同様にPRのDescription生成もinstructionsで日本語化しています。
"github.copilot.chat.pullRequestDescriptionGeneration.instructions": [
{
"text": "必ず日本語で簡潔に記述してください"
}
]
5. セマンティック検索で文脈を考慮した検索を行う
この設定により、パターンマッチの検索でなくコードの意味や文脈に基づいた検索が行えるようになります。コード検索結果画面で検索結果が0件の時、「Copilotで検索します。」というボタンを押すとセマンティック検索が実行されます。
設定方法: github.copilot.chat.search.semanticTextResults
を有効にする
6. MCPのクレデンシャルをセキュアに渡す
VSCodeのMCP(Model Context Protocol)設定では、クレデンシャルをハードコーディングせずに、実行時に要求して保存する機能があります。これにより、セキュアな方法でMCPとの連携が可能になります。
{
// 💡 Inputs are prompted on first server start, then stored securely by VS Code.
"inputs": [
{
"type": "promptString",
"id": "perplexity-key",
"description": "Perplexity API Key",
"password": true
}
],
"servers": {
// https://github.com/ppl-ai/modelcontextprotocol/
"Perplexity": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-perplexity-ask"],
"env": {
"PERPLEXITY_API_KEY": "${input:perplexity-key}"
}
}
}
}
実際に.vscode/mcp.json
に↑の設定を反映すると、MCPの利用時に入力エリアが現れ、ここにAPI Keyを入力します
API Keyを一度入力するとマスクされた状態でAPI Keyがセットされていることが分かります。マスクされている部分にマウスをホバーするとAPI Keyの編集ができるようになります。
詳細は公式ドキュメントを参照してください:
GitHub関連
1. CodespacesでCopilot Agentを使う
2025年4月11日にCodespacesでCopilot Agentが使えるようになり、GitHubのIssueに「Code with Copilot Agent Mode」というボタンが追加されました。このボタンを押すとCodespaces上でCopilot Agentが立ち上がり、issueに記載されている内容を元にエージェントが自動で作業を進めます。
公式発表: https://github.blog/changelog/2025-04-11-vscode-copilot-agent-mode-in-codespaces/
2. Copilotコードレビューを日本語化する
こちらの記事を参考にPRのテンプレート機能で日本語でレビューするように指示することで日本語レビューが可能になります。
Copilot Review機能の設定例:
<!-- I want GitHub Copilot to review in Japanese. -->
テンプレートを記述
<!-- I want GitHub Copilot to review in Japanese. -->
また、リポジトリのルールセットで [Request pull request review from Copilot]を有効化することでCopilotが自動でPRに対してレビューするようになります。下記記事を参考に設定しています。
3. プレビューのモデルを有効化する
2025/4/23日時点では以下のモデルがCopilotの設定を変更することによって使用することができます:
- Gemini 2.5 pro
- Claude 3.5 Sonnet
- Claude 3.7 Sonnet
- Google Gemini 2.0 Flash
- (preview) Google Gemini 2.5 Pro
- (preview) OpenAI o1
- OpenAI o3-mini
- (preview) OpenAI o4-mini
- (preview) OpenAI GPT-4.1
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