SAP cortex frameworkを使ってLookerで可視化してみる
SAP cortex frameworkを使ったLookerの可視化
SAP cortex frameworkとは何か?またサンプルデータを使用してビルドするまでの一連の流れはこちらのブログに記載しているのでみてみてください!
[前回の記事]
さて、前回の記事ではSAP cortex frameworkをGCP上にDeployしてBigQueryにreporting テーブルの作成までができました。
今回はLooker側でこのデータを可視化していきたいと思います。
Looker側の可視化についても実はFrameworkが用意されていますのでそれを用いてLookerでダッシュボードを作成していきます。
事前にやっておくこと
事前にやっておくことは以下の4点を実施しておきます。
① SAP cortex frameworkのdeploy
② Looker インスタンスの構築
LookerインスタンスをGoogle Cloudのコンソールから立ち上げる方法はこちら
③ サービスアカウントの作成
Looker側からBigQueryにアクセスする際に使用するサービスアカウントを作成しておきます。
[IAM] → [サービスアカウント] → [サービスアカウントの作成]
サービスアカウントに任意の名前を付与して作成します。
BigQuery ジョブユーザー
BigQuery データ編集者
のロールを追加して、作成します
[IAM] → [サービスアカウント]で作成したサービスアカウントが作成されていることを確認して、そのサービスアカウントをクリック
新しい鍵を作成します。
Jsonタイプを指定して、作成をクリックします。
jsonファイルがダウンロードされますので、それを後ほど使います。
④ Looker側からBigQueryで展開されたSAP cortex frameworkのREPORTINGデータセットのConnectionを作成していきます。
接続方式はサービスアカウントで、前項で作成したjsonファイルを指定します。
Persistent Derived Tables (PDTs) を Enableにしておきます。
PDT oberrideもONして、項目値は特に何も設定せずに進んでOKです!
SAP cortex framworkを使って Lookerで可視化しよう
それでは実際にLooker側でFrameworkを使って可視化をしていきます。
FrameworkとReadme自体はOpensourceなので、こちらのgithubに公開されています!
今回はこれに沿って実施してみようと思います。
GithubのrepositoryとSHAの取得をしよう!!!
次に、LookerにGithub repositoryのコンテンツをインストールするための準備をしていきます。
Github上でこちらのCortex frameworkのrepositoryをforkしておきます!
基本設定はそのままでもOKですが、名前等を変更してもOKです!
ということでそのまま[Create fork]
GithubのURLをコピーしておきます!後ほど使います.
続いて、コミットのSHAを取得します!
まずはGithubの中央あたりにある[commits]をクリックします!
そして最新のコミットのSHAをコピーしておきます!こちらも後ほど使います
LookMlモデルのインストール
LookMLモデルのインストールには2つ方法があります。LookerのMarketplaceからGitを利用してインストールする方法があります。
今回はMarketplaceからインストールしてみたいと思います。
まずはMartketplaceをenableしておく必要がありますので、以下の手順で設定していきます。
Lookerのホーム画面から → [admin] をクリックします
[Marktplace]をクリックします
MarketplaceとAutoinstallがOffになっている場合はONにします
Looker画面の右上にMarketplaceのアイコンが表示されます
そこから[Manage]をクリックします
三点アイコンをクリックして、[Install via Git URL]をクリック
ここで、先ほど取得したGithubのrepositoryのURLとSHAを入力します!
続けてここも[Agree & Continue]
ここで必要になってくる項目が
・Connection Name
・Project ID
・REPORTING name
・SAP Client ID (mandt) ← 今回はサンプルデータを使うので100とか適当につけています
・Sign Change ← 一旦 Yesで (損益計算書の見え方が変わります。詳しくはReadmeを確認してください。)
Installが成功すると、以下のようにCortex Data Foundation for SAP - Operational Dashboardsという名前で見えてきます。
User Attributeの設定
次にLooker側でUser Attributeの設定を行なっていきます。
[Admin] → [User Attribute] → [Create User Attribute] の順番で作っていきます
Locale user Attributeの作成
default_value_currency_required User Attributeの作成
これに倣ってそのほかのUser Attributeも作成していきます。
client_id_rep User Attributeの作成
sap_use_demo_data User Attributeの作成
sap_sql_flavor User Attributeの作成
自動で作成されたダッシュボードの確認
LookerのランディングページからBlocksをクリック
このように自動でダッシュボードが生成されていることが確認できます
例えば、Sales Performanceというダッシュボードを開いてみると
以下のように、可視化することができました。
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