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RHEL9デスクトップ亡命時にやったこと

2024/07/21に公開

Redhatが有料になったタイミングでUbuntuに乗り換えた薄情な男が、Redhatにまた戻ってきました。個人用途も有料と思っていたのですが、無料で使えるようです。

OSインストール

Ubuntuだとすでに入ってる他のOSを検出してGrubを適宜作ってくれるんだけど、そういうのは無いみたい。あと多分MBR消された。昔ながらの手動デュアルブート設定が必要なのかも。

  1. ここでアカウント作成 https://access.redhat.com/
  2. 上記アカウントとパスワードはインストール時に使うのでメモ
  3. Redhat Developerに加入 https://developers.redhat.com/register
  4. Developer Subscription for individualsを有効に
  5. RHEnterprise Linuxをここでダウンロード https://access.redhat.com/ja/downloads
  6. Fedora Media Writerをダウンロード https://github.com/FedoraQt/MediaWriter/releases
  7. それらを使って、起動USBを作ってインストール
  8. インストール時にアカウント情報を入れておくと、subscription-managerとinsights-clientのRegisterが自動でされるみたいです

初期設定

Nvidiaドライバ

うちのディスプレイは初期状態では写りませんでした。ここからダウンロード https://www.nvidia.com/download/index.aspx

chmod 755 ./NVIDIA-Linux-x86_64-550.100.run 
./NVIDIA-Linux-x86_64-550.100.run 

NVIDIA Settingsなるものがインストールされます。デフォルトだと動画再生が地獄の遅さだったのですが、左ペインのX Server Display Configurationから、Force Full Composition Pipelineという設定をしたら我慢できる程度にはなりました。
結構いいグラボ使っててDebian系だとデフォでヌルヌル動いてたのに…。

追伸

下記を参考にして、Nvidiaのリポ追加とドライバインストールをしてみたのですが、画質もスピードも明らかに向上しました。↑より先にこちらを試した方がいいかも?
https://zenn.dev/yurarin/articles/357f89e4487577

sudo dnf config-manager --add-repo http://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/rhel9/$(uname -i)/cuda-rhel9.repo
sudo dnf module install nvidia-driver:latest-dkms
sudo reboot
nvidia-smi

snapを入れておく

Redhat用が無いアプリでもこれがあればインストールできるはず。
→と思ったがさほど使う機会が無かった

sudo dnf install https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-9.noarch.rpm
sudo dnf upgrade
sudo dnf install snapd

日本語入力の設定

切り替えのデフォはWin+スペースのようです。
入力モードの切り替え(ひらがな↔カタカナ)はまだ調べ中…知ってたら教えてください。英語キーボードだから何か変なのかな?

https://docs.redhat.com/ja/documentation/red_hat_enterprise_linux/8/html/using_the_desktop_environment_in_rhel_8/proc_switching-the-input-method-in-gnome_assembly_enabling-chinese-japanese-or-korean-text-input

日本語の変換はあまり賢くない…のでibus-mozcを入れようと思ったのだけど、Repoには入ってるものの何やら依存性の問題で怒られる。追いかけていくとglibcに突き当たる。

$ sudo dnf install -y ibus-mozc
  - nothing provides xrefresh needed by ibus-mozc-2.28.4950.102-7.el9.x86_64 from epel

デスクトップの改造

好みのアイコンに変える

  1. ソフトウエアセンターからTweaksを検索してインストール
  2. ここでお好きなのを探す https://www.gnome-look.org/browse?cat=132&ord=rating
  3. たとえばFluentが気に入ったとして、Githubに行く https://github.com/vinceliuice/Fluent-icon-theme
  4. git clone https://github.com/vinceliuice/Fluent-icon-theme.git
  5. cd Fluent-icon-theme; install.sh
  6. Tweaksの外観→アイコンからFluentを選ぶ

おそらく~/.local/share/iconsに、アイコンデータを保存してるのだと思います。
昔は設定からGUIでダウンロードからインストールまで出来た記憶がありますが、あれは何だったんだろう。

Docが使い辛いので変える

Docの出しかたが分からず焦りました。
Winキーを押すと出ますが、出っぱなしかマウスオーバーがいい!
そんなわけでDash to Panelを導入してみました。

  1. ソフトウエアセンターから拡張機能(GNOME Shell Extentions)を検索してインストール
  2. 下記サイトに行って、右上の「Install」ボタンを押す
    https://extensions.gnome.org/extension/1160/dash-to-panel/

見た目もそこそこだし、インストールも簡単で良かったです。はじめHyprlandを他ディストリから持ってこようとしたけど無理でした。成功した方、教えてください。

参考サイト
http://fruitsoflife.sblo.jp/article/187417935.html

拡張機能を充実させる

ここによく使われてる機能が出ています。
https://extensions.gnome.org/#sort=downloads

あとFirefoxのアドオンでGNOME Shell integrationというのがあって、それを入れとくとブラウザ操作でインストールできるので便利です。
個人的にはこういうの入れました

ショートカットについて

UbuntuはWin+Tか何かでターミナル起動できて便利だったのですが、無いのかな?

  • Win+Space: 日本語入力切り替え
  • Alt+Tab: アプリの切り替え
  • Alt+`: 謎
  • Win+A: 謎
  • Win+数字: Dockのお気に入りに設定したアプリを機動
  • Win+矢印: 拡大、縮小、移動
  • 左上隅にマウス: デスクトップ俯瞰
  • Win: デスクトップ俯瞰
  • Win+L: 画面ロック(Dash to Panel入れてから出来るようになった気がする)

参考サイト
https://wiki.gnome.org/Projects/GnomeShell/CheatSheet

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