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【RHEL9】NVIDIA のグラフィックボードを使う方法
あらすじ
お久しぶりです、ゆらりです。
最近 WSL を使って開発をしていたのですが、ポート関係の設定が色々と面倒で Linux に戻ろうと思いました。
なにを入れようか悩んだのですが、サーバーで RedHat 系 Linux を使っているので RHEL9 (開発者向けに無償で提供されているもの) に決めました。
しかし NVIDIA のグラフィックボードがうまく動作せず、画面が真っ黒になってしまいました。
使用しているグラフィックボード RTX4060ti のドライバがうまく当たっていないみたいです。
いまの環境
- OS名: Red Hat Enterprise Linux 9.4 (Plow)
- OSの種類: 64 ビット
- プロセッサー: AMD® Ryzen 7 8700g w/ radeon 780m graphics × 16
- グラフィック: NVIDIA Corporation / NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti/PCIe/SSE2
解決方法
本題です、色々調べてみたところ解決策を見つけました。
dnf をアップデートする
sudo dnf update -y
NVIDIA ドライバの依存関係をインストール
Codeready リポジトリを追加
sudo subscription-manager repos --enable codeready-builder-for-rhel-9-$(arch)-rpms
EPEL リポジトリを追加
sudo dnf install https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-9.noarch.rpm
NVIDIA のリポジトリを追加
sudo dnf config-manager --add-repo http://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/rhel9/$(uname -i)/cuda-rhel9.repo
NVIDIA の最新ドライバをインストール
sudo dnf module install nvidia-driver:latest-dkms
これでドライバをインストールすることができました。
再起動
sudo reboot
再起動後にドライバが動作しているか確認
nvidia-smi
記事通り進めてもうまく行かない方へ
ここまで進めて、「これでディスプレイが使える!」と思ったことでしょう。
残念ながら落とし穴があるんです、これだけだと再起動後真っ黒な画面が「こんにちは」します。
セキュアブートを無効にする
解決策を調べていたときに「セキュアブート」という単語を複数回見かけました。
もしかして、と思いセキュアブートを無効にしてみると...
ドライバが当たるんです。署名されてないんですかね、このドライバ。
さいごに
実は解決まで3日ぐらいかかっていて心が折れかけていました。
何事も諦めず調査することって大事だなと思いました。
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