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Images PlaygroundがAzure AI Foundryから利用可能✨

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次世代Images PlaygroundがAzure AI Foundry登場

Azure AI Foundry の Images Playground は開発者向けの高精度なUXサンドボックスです。最新の最先端画像生成モデル(Azure OpenAI Service の gpt-image-1、Stability AI の Stable Diffusion 3.5 Large、Bria AI の Bria 2.3 Fast など)を用いて、信頼性の高いテスト環境で迅速にプロトタイプを作成できます。実験を通じてプロンプトの遵守性、レイテンシ、ユースケースに合わせた最適化が可能です。また、「Build-Measure-Learn」の開発ループを加速させ、より高い信頼度をもって素早くリリースできます。

エンタープライズ商用利用に対応しており、Azure AI Foundry の Images Playground では、以下のサーバレスモデルエンドポイントが利用できます:

  • Azure OpenAI Service: gpt-image-1, DALLE-3
  • Bria AI: Bria 2.3 Fast
  • Stability AI: Stable Diffusion 3.5 Large, Stable Image Ultra, Stable Image Core

画像を繰り返し生成・改善し、コードへ簡単に移行

新しい画像アセットのプロトタイプ作成、エッジケース向けのプロンプト検証、出力の一貫性を高めるための最適化など、初期段階の実験から本番に近い環境まで、Images Playground は摩擦を取り除きます。ここでアイデアを練り、プレッシャーテストを行うことで、実運用に移行する前に品質を高められます。さらに本番ワークフローに整合するように設計されており、VS Code などの開発ツールとの連携が強固です。Images Playground 内で作成した画像の出力やプロンプト、生成コントロールは「View Code」機能を通じて多言語のコードサンプルとして取得でき、VS Code へ容易に移行可能です。

  • 迅速なイテレーション: テキストおよび画像プロンプトを実験的に試し、生成パラメータを調整し、編集のバリエーションをリアルタイムで探索できます。各モデルのネイティブAPIサポートが組み込まれています。
  • プロンプト最適化: 近々登場予定のAIによるプロンプト構文デバッグやチューニング、複数バリエーションの比較、モデル動作に基づく業界別テンプレート(まもなく提供予定)を活用して、プロンプトの最適解を導けます。
  • 一貫したモデル インターフェース: Images Playground で行ったすべてがAPI構造を反映しており、ここで機能するものはコードでもそのまま再現可能です。予測可能かつ再現性のある開発が可能になります。

できること

Images Playground は、画像生成フローを構築する開発者のために設計されました。モデル固有のAPIに特化しており、高精度な実験を行うためのフル機能を備えた制御環境です。また、CPO(最高製品責任者)やVP of Engineering へのデモインターフェイスとしても最適です。

  • モデル固有の生成コントロール: 変化量(例: バリアント数、品質、強度など)の主要なパラメータを調整し、モデルの応答性と制約を深く理解します。
  • APIツールを用いた変換: gpt-image-1 に対応したインペインティング機能をテキスト変換と組み合わせて利用可能。元の画像の一部を選択して、テキストプロンプトで具体的な変更を指示できます。
  • 多言語のコードサンプルで本番へ移行: 「View Code」で Python、Java、JavaScript、C# のサンプルコードを取得し、Images Playground で構築した内容を VS Code 上にすぐに移行できます。
  • 並列ビューでの比較: グリッド表示で複数の出力を並べて観察し、プロンプトの差分やパラメータの変更による違いを視覚的に比較できます。
  • Azure AI Content Safety との統合: すべてのモデルエンドポイントは Azure AI Content Safety に統合されており、有害・不適切な画像は Playground に表示される前にフィルタリングされます。
  • 再現性: テキストから画像 (text2img) と画像から画像 (img2img) それぞれでシード値を制御することで、同じ設定を使った再実験が可能です。
  • UIを自前で構築しなくてOK: ローカルホスト上でカスタムUIを構築しても、新しいモデルでそのまま動くかどうかは不確実であり、パッケージのバージョンやコード変更によるビルドエラー解消に手間取る可能性があります。Azure AI Foundry の Images Playground なら、バージョン管理されたアクセスが提供され、最新かつ高性能のモデルとAPIアップデートが常に統一されたUIで利用できます。

どのように利用できるか?

  1. Azure AI Foundry にサインインまたはサインアップします。
  2. Foundry Hub や Project を作成します。
  3. Images Playground またはモデルカタログから gpt-image-1、Stable Diffusion 3.5 Large、Bria 2.3 Fast のいずれかをモデルデプロイします。
  4. Images Playground でプロトタイプを行い、テキストや画像プロンプト、生成コントロールをユースケースに合わせて最適化します。
    実際のプレイグランド画面
  5. プロトタイプが完了したら、gpt-image-1 の場合は Azure OpenAI Service API、Stability AI や Bria AI の場合は推論用APIを用いて VS Code 上で開発を拡張します。

遊んでみた

写真を油絵風にしてみた

各メタデータもすぐに確認可能

一度変更した画像を継続して、変更することが可能。Inpaint regionも対応

画像の修正も非常に簡単にできそう

コードでも実行内容をすぐに確認可能

今後の期待

開発者にとって重要な機能が継続的に追加されていて嬉しいです。
実際のモデルの動作に基づいており、APIとの整合性も保たれているので、開発にすぐ活用できるのがありがたいです。
Azure AI Foundry の Images Playground は、画像生成のプロトタイピングを始めるには本当に最適な場所だと思います。
オートメーションやAIネイティブなアプリの開発に取り組んでいる方には特におすすめです。

引用

https://devblogs.microsoft.com/foundry/images-playground-may-2025/

https://zenn.dev/dddsss/articles/4ef0fc962f5615

https://zenn.dev/dddsss/articles/b537bc688ff840

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