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Microsoft公式?! GPT-image-1ツール🎨 Visionary Labの活用方法

に公開

2025-04-23 にでてきた GPT-image-1 と、Microsoft 公式 OSS アクセラレータ Visionary Lab を組み合わせたローカル検証レポートです。


https://github.com/Azure-Samples/visionary-lab

なぜ Visionary Lab なのか

  • プロ向けワークフローを丸ごと提供:プロンプト洗練、品質管理、メタデータ付与、アセット整理まで含むテンプレート
  • GUI/API を両立:Next.js 製 UI と FastAPI 製バックエンドを同梱し、Notebook での API 実験もサポート
  • OSS ライセンス(MIT):自由にフォークして独自フローへ拡張可能

前提

  • 前提
    • GPT-image-1 のアーキテクチャと API 仕様は既存記事を参照

https://zenn.dev/dddsss/articles/4ef0fc962f5615

  • Azure サブスクリプションと 限定アクセス申請を済ませていること

https://learn.microsoft.com/en-us/legal/cognitive-services/openai/limited-access

必要リソースと前提

種別 必要なもの 補足
Azure OpenAI GPT-image-1 & GPT-4.1 デプロイ GPT-image-1 は限定アクセス申請が必須
ストレージ Blob コンテナ CORS 設定を有効化
ローカル環境 Python 3.12+ / Node 19+ / Git README 準拠

ポイント:パフォーマンス重視なら uv パッケージマネージャを使うと依存解決が 10〜100 倍速くなります。

クイックスタート(READMEを一部抜粋)

  1. リポジトリを取得
git clone https://github.com/Azure-Samples/visionary-lab.git
  1. 環境変数を設定
    AOAI_RESOURCE, AOAI_API_KEY などを .env に記入(テンプレあり)
  2. バックエンド起動(uv 使用)
uv run fastapi dev # http://localhost:8000
  1. フロントエンド起動
cd frontend && npm install --legacy-peer-deps
npm run dev # http://localhost:3000

next.config.js に Blob ドメインを remotePatterns で登録。

デプロイしてみた

UI/UXが非常によくできていると感じました。
またプロンプトを入れた後、Enhance your prompt with AIというボタンでより良いプロンプトにアップデートしてくれるのは嬉しい。


各種設定が直観的で非常にわかりやすい


生成された画像にProducts & BrandsTagsDescriptionFeedbackが自動で生成される

Visionary Lab ワークフロー

  1. Prompt Builder

    • GPT-4.1 が入力テキストを自動リライトし、構図やカメラ設定を補完します
    • Show JSON から送信ペイロードを確認できるので、API 学習にも便利です。
  2. Image Generation / Editing

    • バックエンドは POST /images/generations エンドポイントをコールします。
    • GPT-image-1 は 1024 × 1024/1536 × 1024/1024 × 1536 の 3 解像度をサポート。
  3. Quality Check & Metadata

    • 出力画像は AI で自動タグ付けされ、C2PA 署名も自動付与されます。
    • モデレーションに抵触すると即エラーが返り、UI で確認可能です。
  4. Asset Library

    • 生成物は Azure Blob Storage にバージョン管理され、プロジェクト単位で整理できます。

まとめ

Visionary Lab は 「画像生成 → 品質管理 → 資産管理」 の一連パイプラインを OSS で提供し、GPT-image-1 の実力をフルに引き出せます。限定アクセス申請さえ通れば、ローカル PC でも数十分で環境構築が可能です。プロンプト最適化から C2PA 署名 まで自動化したい開発者は、まずは README の手順通りに動かしてみることを強くおすすめします!

参考リンク

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