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TableauからData Cloudへのセグメント連携 その2

2024/11/06に公開

TL;DR

Tableauで選択した顧客リストをData Cloudに連携し、メール等各種施策の対象リストとして使用する場合、データソース間は「関係」ではなく「結合」にて連結される必要がある。

TableauからData Cloudへのセグメント連携における前提条件

前回の記事はこちら。
https://zenn.dev/dcsp/articles/84cfcd247564a1

前回は、TableauからData Cloudにセグメント連携ができる事と、
その際に前提条件があること、
そのうち1-3について説明させていただきました。

1.Tableau CloudのCreatorライセンスが必要
2.ライブ接続のみ対応
3.データソースにて、一番左に配置されるオブジェクトはカテゴリ:プロファイルDMOである必要あり

今回は
4.データソース間は「関係」でなく「結合」で連結される必要あり
について説明いたします。

関係?結合?

関係


こちらはTableau DesktopなどでTableauワークブックファイルのデータソースタブを開いた画面です。2つのオブジェクトが線で結ばれています。

結合


こちらも同様にデータソースタブを開いた画面ですが、こちらでは
2つのオブジェクトがベン図で結ばれています。

Tableauではオブジェクト同士を連結する際に
「関係」と「結合」という二つの方式があり、
1つ目の画像は「関係」方式、2つ目の画像は「結合」方式で連結したものとなります。

今回ここでは詳しく扱いませんが、関係と結合においては処理内容が異なる点にご留意ください。
https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/datasource_relationships_learnmorepage.htm

元の前提条件の話に戻りますと、TableauからData Cloudへセグメント連携をする際には
オブジェクト間が「結合」で連結されている必要があります。
そのため1個目の画像のように、データソースがベン図ではなく線で結ばれているような場合は
セグメント連携が行えません。


Tableauのデータソース画面にて、複数オブジェクトをドラッグ&ドロップをすると
オブジェクト間は「関係」で連結されるようになっています。

「結合」で連結する場合は、まず1つ目のオブジェクトをドラッグ&ドロップで追加した後、
オブジェクト名右側の矢印から「開く」を選択します。

あとは2つ目以降のオブジェクトをドラッグ&ドロップすることで
「結合」方式でオブジェクト間が連結されます。

標準的には「関係」方式でオブジェクト間の連結を定義している場合が多いため、
上記データソースにおける前提条件についてはご注意ください。

今回はTableauデータソースにおける連結方式の制約をご紹介いたしました。

5以降についてはまた次回。

5.結合はDataCloud上のDMOリレーション設定と一致する必要あり
6.オブジェクト間は1:1で結合される必要あり
7.フィルタ条件に計算フィールドや表計算,TOP n等Tableau上での計算結果は使用不可
8.日付でのフィルタ条件に制約あり

※本記事は、私が所属する会社とは一切関係のない事柄です。

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