ブループリントを保存できる公式サイトを紹介(Epic Developer Community)
今回はブループリントのノードを保存,コピペなどの管理ができるEpic Developer Communityという公式サイトを紹介していきます。
✓ブループリントの問題点
ブループリントの問題点として、ノードを別で保存しようとしてそのままメモなどにコピペすると以下の右画像のように超長文になってしまいます。これだと貼り付けただけでページが埋まってしまうため保存するにも管理が大変です。
そんな問題を解決するのがEpicDeveloperCommunityという公式サイトで、見た目は変わらず簡単にブループリントの管理,保存が可能になります。
Epic Developer Communityとは?
EpicDeveloperCommunityはEpicGamesが作成したUE5でのゲーム開発者のためのサイトです。そのサイトの一部の機能としてノードを管理する場所「Snippets Repository」があります。そこで作成したブループリントを保存したり共有したり、そこからUE5のエディタへコピペしたりできます。使用するとこんな感じにノードを管理できます↓
例えばこんな感じにノードを保存できます↓
英語で少し見にくいですが簡単ですので使い方だけ確認しておきましょう。
ノードを保存してみよう|実践
- まずEpic Developer CommunityのSnippetsを開きます。
こちらがそのリンクです↓
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NewSnippetをクリックします。ちなみにSnippetはプログラミングで簡単に切り貼りして再利用できる部分の事になります。
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まずpersonalかAdvance選択できるのですが、大体の場合はpersonalで良いのでpersonalを選択します。
ちなみに違いについてなんですが、advancedだとテキストや画像,URLを一緒にアップロードできたりするようです。 -
SnippetPostTitleでタイトルをつけます。今回はTestと入力しあmす。
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UnrealEngineを選択します。
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AddSnippetをクリックします。
開きました。TypeはBlueprintになっている事を確認して下のSnippetCodeの箇所にノードをペーストするので..
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UnrealEngineで適当なノードをCtrl+Cでコピーして
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SnippetCodeにペーストします。
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Publishをクリックします。
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確認するにはViewSnippetをクリックします。
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保存したノードが表示されました。再度編集画面に戻るには下のEditボタンをクリックして編集できます。
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また自身が作成したノードを確認するにはMyProfileのSnippetsから確認できます。
保存方法については以上になります。次にここからコピペでエディタに持ってくる方法について解説していきます。
保存されたノードをエディタ側にコピペしてみよう|実践
- 下のCopyFullSnippetをクリックしてコピーします。
- 後はエディタに貼るだけです。
基本的な使い方は以上になります。
使用するにあたって気をつけたい点があるので紹介します↓
コピペする時の問題点と対処法
①変数はエディタ側へペーストした時に反映されない
保存したノードに変数が含まれている場合、UE5のエディタ側にペーストしても変数は自動で作成されないため自身で作る必要があります。
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例えば以下のノードをコピーします。
[https://dev.epicgames.com/community/snippets/1YG/unreal-engine-test-variable] -
何もないエディタ側にペーストすると変数自体は作成されないので手動で用意する必要があります。
②関数や折り畳みグラフはエディタ側にペーストした時に崩れる場合がある
関数や折り畳みグラフ含んだノードをこのサイトに保存したとします。
それを下のボタンからではなく、Ctrl+Cでコピーしてしまうと、エディタ側にペーストするとバグって表示されます。なので必ず下のCopyFullSnippetボタンからコピーしましょう。
そうすると問題なく関数や折り畳みグラフはペーストできます。
ただし関数については関数の中身は空の状態になってしまうので、別途用意する必要があります。
ではその他便利な機能を紹介していきます↓
その他公式サイトのTips
①複数のブループリントを一個の画面で管理できる
ブループリントは一度に複数のウィンドウで保存できます。ブループリント編集画面でAddSnippetを再度クリックします。
このように複数のブループリントを保存できます↓例えば関数を含むノードを作った場合関数の中身のノードも一緒に保存すると便利です。
[https://dev.epicgames.com/community/snippets/ddd/unreal-engine-test2]
②保存したブループリントを非公開にする
ブループリントをペーストした後に、SaveDraftをクリックしてPublishは選択しません。すると非公開の状態でブループリントなどを管理できます。
これでEpicDeveloperCommunityについての使い方については以上になります。
blueprintUE と EpicDeveloperCommunity の違い
同じくブループリントを保存できる似たような非公式サイト「blueprintUE」がありますが、EpicDeveloperCommunityの方を使った方が良いと思います。理由はEpicDeveloperCommunityはUE公式サイトだから長期的な面で安心(公開されたのは最近?ちょっとわかりませんがこれからはみんなこっちを使うはずかなと)。一番大きなメリットは一画面に複数のブループリントを表示できて関数の中身などのノードをまとめて管理できるためです。なので利用するならEpicDeveloperCommunityの方がおすすめですが正直どちらでも良いレベルなので気になる方はこちらのblueprintUEの使い方で解説していますのでご覧ください。
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#UnrealEngine #UE5 #UE4
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