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(ISC)2 Certifiend Cloud Security Professional(CCSP)日本語受験体験記

2024/03/29に公開

Certified in Cybersecurity(CC) に続く(ISC)2の資格受験シリーズです。今回はクラウドセキュリティの資格であるCertified Cloud Security Professional(CCSP)です。久しぶりに投稿するぜ。

今北産業(3行でまとめる)

  • AWSやGoogle Cloudなどのベンダーに依存しないベンダーフリーのセキュリティ資格、それがCCSP。
  • 難易度はCISSPなどに比べると低い。AWS認定試験あたりとの比較はよくわからん。
  • 受験費用は599USD。受験した2023年夏のレートが1 USD = 150円くらいなので9万円超。円安が憎い。 憎しみでドルが殺せたら(定期)。

なお私の経歴は私の来歴などはAbout Meをご覧いただけると幸いです。完全にセキュリティ総合格闘家なので、以下の記載や難易度の理解はその前提でご覧ください。

Certified Cloud Security Professional(CCSP)とは

CISSPなどの資格で知られる米国のセキュリティ団体・(ISC)2によるクラウドセキュリティ資格です。2022年夏(だったかな)から日本語版がローンチされました。受験を決意した2022年時点で国内では有資格者200人未満だったはず。

受験の動機と背景

  • クラウドセキュリティの資格ってイマドキのセキュリティの人っぽいじゃん?

受験費用

599 USD+Taxです。申込当時の2022年末の為替レートが1USD = 150 JPYくらいだったので9万円超。ヒャッハー。

これに書籍代加えると10万円…

難易度

セキュリティ中級者向けだと思います。5/10(10段階評価 ※個人の感想) くらい。

AWSやGoogle Cloudの認定資格は持っていないので比較は難しいです。ただ、AWS Certifeid Cloud Practionerの参考書を買って一時勉強していましたが、比較すると以下の通り。

  • AWSなどベンダー固有のサービスに関する設問はまったくない(当然)
  • 課金などに関する問題はない

印象としてはセキュリティ技術の話で、クラウドの基本、たとえばIaaS/PaaS/SaaSの特長、IAMやコンテナの概念を理解していれば問題ない感じです。

試験対策

この2冊で十分です。後者のPractice Testsを購入するとブラウザベースで模擬試験が受験できるようになります。自宅なり会社なり電車内なりでの勉強に便利でした。

逆に不要だったものは、正直Udemy。いくつか購入して受講したけどいまいち。やはり(ISC)2の試験は公式情報が一番です。 これ大事。

こんな人におすすめ

  • クラウドベンダーに拠らないクラウド知識を整理したい人
  • セキュリティ基礎知識を身につけたので応用分野に進出したい(けど従来のオンプレミスはちょっとな…と思う)人
  • まだ日本では認定者数が少ない資格を取得したいミーハーな人

よくある質問

Q. 過去問題はありますか?
A. (ISC)2は正式に過去問題というものがありません。試験問題について口外もできません。なので公式トレーニングや公式ガイドブックを参照してください。

Q. 言語は何に対応していますか?
A. 初学者向けらしく英語・日本語の他、中国語・韓国語・ドイツ語・スペイン語に対応しているらしいです。

Q. 日本語訳は適切ですか?
A. 適当。日本語化試験あるあるですけど。日本語と英語の対訳が見られるので、双方参照しながら解けばいいと思います。

Q. 試験結果はすぐわかりますか?
A. その場でわかります。

Q.試験合格後には何をすればいいですか?
A.資格の認定手続があります。(ISC)2資格ホルダーの推薦が必要なので、周りにホルダーがいなければ相談してください。

合格後

CISSP合格者ならレジュメ登録&エンドースメント不要です。やったぜ。

おわりに

みんなも円安に負けずに(ISC)2資格ホルダーになろう!仲間を募集しています。

次はSSCPについて書きます。

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