(ISC)2 Certifiend in Cybersecurity(CC)日本語受験体験記
はじめまして、joethecondorと申します。Cyber-sec+(Security Slack)や情シスSlackにもこの名前で出没しております。セキュリティコンサルティングをおおむねの生業としています。私の来歴などはAbout Meをご覧いただけると幸いです。
さて、Cyber-sec+の中の人に誘われて、こちらでセキュリティブログを書いてみることにしました。今後よろしくお願いいたします。
まずはゆるめに、初学者向けのセキュリティ資格(ISC)2 Certifiend in Cybersecurity(CC)を受験してみた、の話です。上位資格ホルダーの受験体験記なのでどこまで参考になるか分かりませんが、ご興味のある方お付き合いください。
今北産業(3行でまとめる)
- エントリー向けのサイバーセキュリティ資格で、ITパスポートや情報セキュリティマネジメントの後におすすめ。
- CISSP, CCSPなどの上位試験前に(ISC)2試験を初めて受験する人にもおすすめ。
- 受験費用は3万円超。人柱や酔狂で受けるには高い。円安が憎い。 憎しみでドルが殺せたら。
でも(ISC)2試験初めての人なら無料でトレーニング受講と受験ができます!(4行目)
Certified in Cybersecurity(CC)とは
CISSPなどの資格で知られる米国のセキュリティ団体・(ISC)2が2022年にローンチしたエントリー向けセキュリティ資格です。2023年1月から日本語版(日本語・英語併記)がローンチされました。
ちなみに(ISC)2は「あいえすしーすくうぇあ」と読みます。
受験の動機と背景
- 日本語試験が2023年初にローンチしたばかりなので冷やかし。
- 会社の若手のための人柱。
受験費用
199 USD+Taxです。申込当時のレートが1USD = 145JPYくらいだったので、31,700円計算となります。
なお私は(ISC)2の会員であり、既にCISSPなどのホルダーであったため対象外ですが、(ISC)初めての方は無料でトレーニング受講&受験ができます。100万人対象ということなのでいずれは有料になるかもしれませんが、これを機に受験をご検討いただくのもよいかと思います。
安心・安全なサイバーワールドのためのOne Million Certified in Cybersecurity
難易度
セキュリティ初学者~中級者向け、あるいはIT業界の経験はあるけれどセキュリティの知識を身につけたいという方向けの印象です。セキュリティの仕事をする上で、ITパスポートや情報セキュリティマネジメント試験の次に受けるレベルかなと思います。
セキュリティの資格としてはCompTIA Security+の名前がよく挙がりますが、CompTIA試験対策テキストを読む限りではSecurity+よりも難易度は圧倒的に低いはず。もっとも私、昔テキスト買って一読しただけで受験していないのですが。
試験対策
既に何らかのセキュリティ資格をお持ちの方であれば、試験対策はあまりいらないのかなと思います。(ISC)2の試験は少し癖があるように思いますが(どの団体も一緒だけど)、一度経験している人なら慣れていると思います。
逆に(ISC)2未経験者や初学者の方はというと、なんらかのIPA試験の後に公式ガイドブックを読む感じかなと思います。英語版ですがKindle Unlimitedで無料で読めます。
こんな人におすすめ
- 何らかのセキュリティ試験を受験したい方。
- (ISC)2資格を今後受けたい方。
よくある質問
Q. 過去問題はありますか?
A. (ISC)2は正式に過去問題というものがありません。試験問題について口外もできません。なので公式トレーニングや公式ガイドブックを参照してください。
Q. 言語は何に対応していますか?
A. 初学者向けらしく英語・日本語の他、中国語・韓国語・ドイツ語・スペイン語に対応しているらしいです。
Q. 日本語訳は適切ですか?
A. 適当。日本語化試験あるあるですけど。日本語と英語の対訳が見られるので、双方参照しながら解けばいいと思います。
Q. 試験結果はすぐわかりますか?
A. その場でわかります。
Q.試験合格後には何をすればいいですか?
A.資格の認定手続があります。(ISC)2資格ホルダーの推薦が必要なので、周りにホルダーがいなければ相談してください。
参考情報
日本語の受験情報が少ないので、他の方の体験記もご参考に。
おわりに
みんなも円安に負けずに(ISC)2資格ホルダーになろう!仲間を募集しています。
Discussion