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Android アプリに「フォルダ」機能を搭載する為のアイデアとインスピレーションを得る方法『Google ドライブ』編

2020/11/14に公開

メモ帳に文字数カウント機能を添えたアプリ『CountablePad』に、直近で「フォルダ」機能を搭載したいと考えています。

このように、アプリの新たな機能を搭載・検討するとき、アイデアとインスピレーションを得るには、『Google 公式製のアプリ』を参考に勉強するのが間違いないと考えています。これは、駆け出しのエンジニアなどにとっては、特に最適なプログラミング学習方法だと思っています。

では先ずは、『Google ドライブ』の機能仕様を知ることから始めたいと思います。そこから、必要な機能を精査して、『CountablePad』に具現化していきます!

メモ帳に文字数カウント機能を添えて ~素朴な意匠と取扱に仕立てたノート~ :CountablePad
https://play.google.com/store/apps/details?id=cutboss.countablepad&hl=ja

『Google ドライブ』の「フォルダ」機能

Google 公式製のアプリで「フォルダ」機能を有しているのは『Google ドライブ』です。

「フォルダ」に関する機能や操作、情報などを個々に確認していきます。

新しいフォルダ

新しいフォルダ新しいフォルダ

『Google ドライブ』での新しいフォルダの作成は「ダイアログ」上で行われます。

デフォルトのフォルダ名とヒントは「無題のフォルダ」となっていて、ダイアログのポジティブボタンは「作成」です。「キャンセル」「OK」という凡庸な組み合わせのボタンではない、こういったちょっとした点が、駆け出しには勉強になるポイントです。

ただ、個人的に気になってしまうのは、このダイアログでの入力では、長いフォルダ名の場合、折返しにならないことです。ボックスからはみ出した文言は、横スクロールしながら確認しなければなりません。

フォルダ名が未入力であれば、ポジティブボタンの「作成」は非活性化されてタップしても無効です。

新しいフォルダを作成後、メッセージ等は特に表示されません。アイテム一覧が更新されるだけで、新しいフォルダの位置にスクロールも移動したりしません。

操作と情報

操作と情報操作と情報

『Google ドライブ』の「フォルダ」に関する操作と情報を確認すると、多機能で色々とありますが、「フォルダ」に関する直接的な基本操作は「名前を変更」「移動」「削除」だけです。

ズルいなぁと思うのは、操作メニューで使われているマテリアルアイコンが、公式(以下)に配布されているものではないことです。

Icons - Material Design
https://material.io/resources/icons/?style=baseline

勿論、Google だって自製品を差別化したいでしょうから、仕方がないことです。

フォルダ名の変更

フォルダ名の変更フォルダ名の変更

『Google ドライブ』での「名前を変更」は、新しいフォルダの作成と同様で、「ダイアログ」上の操作になっています。

その他の仕様も、新しいフォルダの作成と同様です。

移動

移動移動

『Google ドライブ』の「移動」では、専用の画面へ遷移し、「移動先を選択」することになります。その際に「新規フォルダを作成」することもできます。

専用画面でボタンを押下し「移動」を実行すると、画面下部にメッセージが表示されます。「移動」は複数選択して実行できるので、メッセージでは移動した個数が言及されます。この「移動」を「元に戻す」こともできます。

「移動」は、移動元フォルダ及び移動対象の下階層では、ボタンが非活性化されて実行できないようになっています。

「移動」を実行後の画面は、移動元の画面のままです。移動先の画面に自動的に遷移することはありません。

削除

削除削除

「削除」も「移動」と同様で、複数選択ができますから、その個数に言及したメッセージが画面下部に表示されます。『Google ドライブ』には「ゴミ箱」が存在する為、この削除を「元に戻す」ことができます。

削除のメッセージは、句点なし、で統一されています。

『Google ドライブ』の「フォルダ」機能に登場する文言

『Google ドライブ』の「フォルダ」機能に登場する文言を以下に纏めます。

新しいフォルダ

フォルダ
新しいフォルダ
無題のフォルダ
キャンセル
作成

名前を変更

名前を変更
フォルダ名の変更
無題のフォルダ
キャンセル

移動

移動
移動先を選択
新規フォルダを作成
キャンセル
1 個のアイテムを「」に移動しました。
元に戻す
1 個のアイテムを元の場所に戻しました

削除

削除
1 個のアイテムを削除しました
元に戻す
1 個のアイテムを復元しました

まとめ

『Google ドライブ』を参考にすることで、「フォルダ」機能に求められる基本的な操作や挙動を勉強することができました。

「移動先を選択」中の、「新規フォルダを作成」というユーザへの配慮は是非真似したい仕様ですし、一方で、句点表記の不統一や、入力文字数制限の重要性など、気をつけなければならない点も学べました。

CountablePad』にどのように活かしていくか、早速、検討したいと思います。


  1. 長文を見難いダイアログによる入力形式の代替案
  2. フォルダ名の文字数上限を設定
  3. マテリアルアイコンの作成
  4. メッセージ表記の統一
  5. ゴミ箱がないケースについて考案

次は『Files by Google』を勉強します!

「フォルダ」機能をアプリに実装するためのアイデアとインスピレーションを手早く得る方法『Files by Google』編
https://zenn.dev/cutboss/articles/778ce51d0e2bb8e1e80c


今後共『CountablePad』を宜しくお願い申し上げます。

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