CTRL配列 - Ver.1.1のvimiumの解説 @hiyoctrl
こんにちは、Ctrl(@hiyoctrl)です。
今回はCTRL配列 - v1.1のChromiumにおけるvimiumの設定について解説します。
vimiumの設定
### Custom keymappings ###
unmapAll
# Left Hand
map . scrollToBottom
map , scrollToTop
map / showHelp
map [ moveTabLeft
map ] moveTabRight
map = createTab
map + createTab https://time.is/
map o LinkHints.activateMode
map e LinkHints.activateModeToOpenInNewForegroundTab
map a previousTab
map i nextTab
map u scrollPageDown
map w scrollPageUp
map W createTab https://www.windy.com/
# Right Hand
map v createTab https://www.chatwork.com/
map c createTab https://crowdworks.jp/messages/starred
map l createTab https://www.lancers.jp/mypage/
map j createTab https://shonenjumpplus.com
map p createTab https://search.yahoo.co.jp/realtime
map t createTab https://tenki.jp/
map r removeTab
map s createTab
map z createTab https://zutool.jp
map f createTab https://feedly.com/
map n goNext
map g createTab https://drive.google.com
map d createTab https://docs.google.com
map q createTab https://mail.google.com
map k goBack
map b createTab https://b.hatena.ne.jp/entrylist/all
map - createTab https://o-dan.net/ja/
map 9 createTab http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm
map 0 closeTabsOnRight
map h scrollPageUp
map m scrollPageDown
map x reload
vimiumの設定における運指について
vimiumを利用する時は両手をそれぞれのキーボードの上に乗せてます。主に情報収集などブラウジングをする時です。
右手人差し指のnを押すと次のページに移動、右手小指のkを押すとひとつ前の履歴に戻ります。
左手中指のeを押してLinkHintsで開きたいリンクを選ぶと新しいタブで開いて、そのタブに移動できます。新しいタブを読み終わったら、右手中指のrでタブを閉じます。
同じタブの中でリンクを開きたい、もしくはページ内を移動したい場合は、左手薬指のoを押します。
左のタブに移動したいときは左手小指のa、右のタブに移動したい時は左手人差し指のiで移動できます。
新しいタブを開きたい時、何か検索したい時は左手薬指で=、もしくは右手薬指のsを押して、Google検索のタブを開きます。そのまま右手親指でTab、次に左手親指でSpaceと順番に押していくと、Google音声入力が自動的にオンになります。
ページの下方向への移動については、左手親指のw、もしくは右手親指のhでページをスクロールダウンします。ページの一番下に移動したい場合は左手薬指を少し伸ばして.を入力します。
ページの上方向への移動については左手親指のu、もしくは右手親指のmでページをスクロールアップします。ページの一番上に移動したい場合は左手薬指を少し伸ばして,を入力します。
ページをリロードしたい時は、右手親指を少し右にずらしてxを押します。現在のタブの右側のタブをすべて閉じる場合は、右手親指を少し左にずらして0を押すことで削除できます。
タブの位置を右側に移動したい場合は、左手親指のuを押しながら,を押すとタブが右に移動していきます。タブの位置を左側に移動したい場合は、左手親指のuを押しながら.を押すとタブが左に移動していきます。
その他の英数字については、例えば天気予報が見たい時はt、気圧の変化を見たい時はz、Googleドキュメントを開きたい時はdといった形で、ワンキーでそれぞれのURLに移動するようになっています。
Googleドキュメントとvimium
基本的にはGoogleドキュメントで記事の執筆をする時はvimiumを利用しません。Escapeを押すことでvimiumを利用することもできますが、記事の執筆をしている時は音声入力を利用するのであまり必要としないのも理由です。
Googleドキュメントで記事執筆をしている時、マイクがオフになったタイミングなどでvimiumが効いてしまう状態になります。以前は左手にもタブを閉じるやリロードを設置していましたが、ふとしたタイミングでタブを閉じてしまったり、リロードしてしまうことがあったので排除しました。
右手がトラックボールに乗っている状態でタブを閉じるにはControl + wを押さなければならないようにしているため誤って閉じてしまうようなことはなくなります。同じく左手だけではリロードができません。Googleドキュメントを開き直したり、リロードしてしまったりすると、Raspberry Pi 400の場合はまた開くのに少々時間がかかるので細かく調整しました。
LinkHintsについて
##### Characters used for link hints ######
mnrskuieoa
LinkHintsで選んだ文字列は、全てホームポジションです。oかeでLinkHintsを利用するときもホームポジションから動かさなくて済むようになっています。
vimiumの設定でとても参考になった人・記事
vimiumについては、Masaki Kobayashi(@mkobayashime)さんの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
LinkHintsの見た目変更もMasaki Kobayashi(@mkobayashime)さんのコードをそのまま使っています。ありがとうございます。
vimiumの設定で意識したこと
vimiumの設定で意識したのは、なるべくワンキーを押すだけで機能が有効化されるようにしたことです。同時に両手をホームポジションに置いておけば、ブラウジングに関するほとんどの操作をできるようにもしました。
ページの上下移動が両手にそれぞれあるのは、どちらかの手を使いたい時のためです。例えばページを読みながらスマホをいじっている、あるいは飲み物を飲んでいるなど、手がふさがっていても上下移動さえできれば情報をインプットできるようになっています。
vimiumに慣れてくると、トラックボールの親指でスクロールして上下移動したり、リンクを開くためにボールをぐりぐり回したりする必要がなくなり、右手が疲れにくくなります。
何よりもvimiumでキーボード操作したほうが圧倒的に早いです。慣れれば慣れるほど直感的にブラウザを操作できるようになります。同時にホームポジションから手を離さず、リラックスした状態で操作できるので疲れません。
CTRL配列を考えていく中で、vimiumはとても重要なポジションにいたと言えます。その他のキーボードレイアウトやキー配置、ショートカットと組み合わせると色々なことができるようになったのが非常に楽しかったです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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