W4 : 反転するノード(OneMinus)・範囲を制限するノード(Min,Max,Clamp,Saturate)
反転するノード
OneMinus
「OneMinus」ノードはInputピンの値を「x」として「1 - x」の結果をOutputピンに渡します。
「Constant」ノードで数値を「OneMinus」ノードに渡すと結果が分かりやすいです。
画像のRチャンネルを「OneMinus」に渡すと、「赤」の個所が「黒」に変わり、「黒」箇所が「赤」に変わります。
Constant3Vectorのような複数チャンネルを持っている値はチャンネルごとにOneMinusの計算が行われます。
範囲を制限するノード
MinとMax
「Min」ノードと「Max」ノードはAとBどちらかの数値の値がOutputピンに採用されるノードです。
- Min:AとBで小さい数値が採用される
- Max:AとBで大きい数値が採用される
「Linear Gradient」という直線に値が増えるグラデーションを提供するMaterial Functionの「UGraident」の結果を使ってノードの動作を検証していきます。
「Min」ノードの動きを確認します。
Aピンに「UGradient」、Bピンに「0.3」を接続した時のValueの変化を図にしました。
「UGradient」の値は点線のように遷移しますが、Minノードで「0.3」の方が小さくなった時には「0.3」の値が採用されます。
「Max」ノードの動きを確認します。
Aピンに「UGradient」、Bピンに「0.3」を接続した時のValueの変化を図にしました。
「UGradient」の値は点線のように遷移しますが、Maxノードで「0.3」の方が大きくなった時には「0.3」の値が採用されます。
Clamp
「Clamp」ノードは「Max」ノードと「Min」ノードの性質を両方持っている便利なノードです。
- Min:Minより小さくならない
- Max:Maxより大きくならない
「Clamp」ノードの動きを確認します。
「Clamp」ノードに「UGradient」を接続し、「Min」に「0.3」、「Max」に「0.6」を設定した時のValueの変化を図にしました。
「UGradient」の値は点線のように遷移しますが、「Min」と「Max」で下限と上限が制限されていることが分かります。
Saturate
「Saturate」ノードは「0.0~1.0」の値に制限するノードです。
BaseColorとして使用されるのは「0.0~1.0」の値ですが、数値の計算なので「0.0~1.0」の範囲外の値を持てます。
「0.0~1.0」の範囲外はノードのプレビューでは確認できないので、ノードのプレビューでは「0.0~1.0」が入っているかは分かりません。
「Saturate」ノードを通すことでプレビューで表示されているColorの数値は「0.0~1.0」が約束されます。
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