LINEミニアプリとLINE公式アカウントの違いをまとめてみた
どうも!BULB加藤です。ZennでLINEミニアプリの開発情報をお届けしています。
ユーザーとしてLINEミニアプリを使い慣れていなかったり、LINE全体の仕様に詳しくない状態で開発していると、「LINEミニアプリ」と「LINE公式アカウント」の違いがいまいちわかりにくいことがあります。
今回はその2つの違いをメモ代わりに書き出してみます!
※それぞれの公式サイト情報はこちら
登録や解除の仕方
LINEミニアプリ : 友だち追加不要
LINEミニアプリは、使用するためのユーザー登録という概念がありません。ふつうのWebアプリケーションの感覚で使えます。
ただしLINE内のアプリなので、LINEのUIDなど情報はミニアプリ起動の段階で取得されることが可能な状態となります。このためユーザー情報を蓄積してくことが可能なんですね。
KANEBOの店頭肌測定記録なんかが典型。
LINE公式アカウント : 友だち追加必要
LINE公式アカウントは、ユーザーが自ら友だち追加することで初めて機能します。
登録してもらうまでのハードルが高いかわりに、LINEでメッセージを送ってクーポン情報やセール情報などをお届けすることができるので、販促ツールとして強力になっています。
メッセージの送り方
LINEミニアプリ : サービスメッセージ(規定テンプレート, 無料)
LINEミニアプリでは専用の「サービスメッセージ」というAPIが用意されています。
店内オーダーやモバイルオーダー・順番待ちなど、LINEミニアプリの想定する機能に合わせたメッセージを配信することができます。
サービスはテンプレートが決まっていて、販促には使えません。そのかわり、基本的には無料で使えるというメリットがあります。
参考記事
LINE公式アカウント : Messaging API(カスタム可能, 従量課金)
LINE公式アカウントからの配信はMessagingAPIを使います。公式アカウント上でLINEのメッセージが投稿されるアレですね!
こちらは販促のためにガンガン使うことができメッセージ内容も自由にカスタマイズできますが、一定以上の数を配信したい場合は有料(従量課金)となるので注意が必要です。
参考記事
LINEミニアプリとLINE公式アカウント。どちらを作ればいいの?
それぞれに役割があるので、状況に応じて作り分ける必要があります。
たとえば飲食店でいえばこんなやり方が王道のようです。
- LINEミニアプリではモバイルオーダーや順番待ちなどの便利機能を提供
- ミニアプリ初回起動時に公式アカウントにも登録を促すことで友だちを獲得
- 公式アカウントで販促情報を配信
お店で使うと便利なミニアプリを提供してそこで友だち登録もしてもらって、来店後には公式アカウントでエンゲージメントを高めるようなイメージですね。
出来ることやLINE側が想定している使い方に合わせて、事業・サービスにとってベストな構成をかんがえていきましょう!
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