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【Next Tokyo 25 レポート】Next Tokyo アンバサダーと Ask the Expert の活動をしました

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こんにちは、クラウドエース株式会社 第一開発部の阿部です。
昨年に引き続き、Google Cloud Next Tokyo 25 でも Google Developer Expert として活動しましたので、その感想などを書いていきたいと思います。

Next Tokyo 腕章

はじめに (TL;DR)

参加したイベントや用語について簡単に説明します。

Google Cloud Next Tokyo 25 について

Google Cloud Next は Google Cloud のグローバルカンファレンスであり、Google Cloud に関する最新技術の発表だけでなく、今後の方針、活用事例、技術スペシャリストとの面談、ハンズオンセッションやコミュニティ交流など、様々な企画があるオープンなカンファレンスです。詳しくは下記のブログ記事をご覧ください。
(参考:Google Cloud Next の歴史をまとめてみた)

Google Cloud Next Tokyo 25 は 2025 年 8 月 5 日 ~ 6 日に東京国際展示場で開催された、日本国内向けのオープンカンファレンスです。
※以降、本文中では「Next Tokyo」と表記します。

Google Developer Experts (GDE) とは?

昨年までは Champion Innovators として Google Cloud の普及活動をしておりましたが、今年から Google Developer Experts (以降、GDE) プログラムに統合され、 GDE の Google Cloud カテゴリエキスパートとして活動することになりました。 (参考: GDE プログラムへの統合)

Champion Innovators は Google Cloud のみが専門領域でしたが、 GDE は Google Cloud を含め、 Android、Firebase、Flutter、Angular、Chrome といった Google 全般の専門家が集まるコミュニティとして、12 年以上継続するプログラムです。

Ask the Expert とは?

Next Tokyo には「Dev Experience」ブースと呼ばれる、技術デモやハンズオン、LT、コミュニティブースといった主に開発者やエンジニア個人向けのゾーンがあります。
「Ask the Expert」は Google Cloud のスペシャリストや GDE に質問できるブースです。

Partner Top Engineer (PTE) とは?

Partner Top Engineer (以降、PTE) は、Google Cloud のパートナー企業に所属する技術者の中で、特に優れた技術力を持つエンジニアを指します。
PTE は、Google Cloud の最新技術や製品に関する深い知識を持ち、パートナー企業の技術力向上に貢献することを目的としています。
(参考: Google Cloud Partner Top Engineer 2025 アワードプログラム 受賞者発表)

私は PTE としても 4 年連続で受賞しており、PTE の名を汚さぬよう今年も活動を続けております。

Google Cloud Next Tokyo アンバサダー とは?

Google Cloud Next Tokyo アンバサダーとは、前述の GDE か、 PTE Fellow のいずれかから選出される、Google Cloud Next Tokyo を大いに盛り上げるアンバサダー活動を行うメンバーのことです。
私は普段あまり SNS 等で発信していないのですが、ブログ記事で盛り上げてみようと思い、アンバサダーとして応募してみました。
(このブログ記事も、アンバサダー活動の一環です!)

Google Cloud Next Tokyo で私が参加した活動

今年の Next Tokyo では、以下の活動に参加しました。

  • GDE として Ask the Expert ブースでの質問対応
  • PTE ブースでの対応
  • 「PTE を探せ!」企画の参加
  • Google Cloud Next Tokyo アンバサダーとしての活動

また、弊社の間瀬真が Developer Stage に登壇しましたので合わせて紹介いたします。

Ask the Expert ブースでの質問対応の様子

GDE ブースの写真 阿部
GDE ブースの写真 間瀬

今年の Next Tokyo 基調講演は生成 AI エージェントを全面に押し出した内容でした。
そのためか、Ask the Expert ブースでも生成 AI に関する質問が多く寄せられました。
特に昨年とは異なる点として、生成 AI への漠然とした質問ではなく、実際に AI エージェントを利用してモックアプリを開発された方が、本格導入に向けて課題をどう解決していきたいかの質問が多かったと感じます。
これは、現在の Gemini による AI エージェント開発が、 Gemini App や AI Studio、あるいは Claude Code のような AI エージェント型開発ツールの普及によって、敷居が相当下がったためだと考えます。

特に印象深かったのは、Gemini App に質問することで Google App Script (GAS)を実際に開発されている非エンジニアの方 (普段は総務の担当をされているとのこと) が、GAS から Google Cloud へ切り替えるのはどういったメリットがあるのかを知りたいという質問でした。
Gemini App は Canvas モードを使うことで GAS に限らず様々なプログラムの初期開発が可能になりますので、こうした生成 AI を利用しつつユースケースによっては GAS から Google Cloud (例えば Firebase 等) へ移行するメリットがあることをお伝えしました。

また、Gemini で画像や動画を入力して何らかの処理を行うときに、どのような工夫をすると精度を上げることができるかについてもいろんな方から質問がありました。
私個人は生成 AI の専門家ではないものの、Google のプラクティスをベースにお話するといった内容でお答えしました。また、同じ時間帯に対応されていた GDE の杉山阿聖さんにもご協力いただきました。

Ask the Expert は、クラウドエース株式会社からは私以外に、間瀬さんと塩瀬さんが対応しました。

総括すると、Gemini をはじめとする生成 AI エージェントが、既製品の利用だけでなくシステムへの組み込みにも普及してきているなと感じるイベントでした。

Developer Stage (Lightning Talk)

Developer Stage 発表の様子

Ask the Expert ブースの隣で、Developer Stage を開催しており、GDE や PTE Fellow が登壇して Google Cloud の活用事例や技術的な知見を共有するライトニングトークが行われました。
私は登壇しませんでしたが、クラウドエース株式会社からは、間瀬さんが「Cloud Run & GKE 最前線!ここ最近ではどう使い分けるべき?」というテーマで登壇しました。
当人からは「昨年はマニアックなテーマだったので、今回は基本的な知識をお伝えする内容にしました」とのことでした。
私は Ask the Expert ブースの対応時間だったので直接見れませんでしたが、もし登壇をみた方がいらっしゃれば感想をコメントで教えてください。

PTE ブースでの対応

謎のポーズをとる PTE の写真

今年から、PTE ブースが新設され、PTE の存在を一般の方にも知っていただく機会を作ることになりました。
その一つとして、PTE ブースで Ask the PTE (Ask the Expert の PTE 版) を行いました。
こちらも、Ask the Expert ほどではなかったものの、Google Cloud に関するご質問を多くいただきました。
質問の傾向は、やはり生成 AI に関するものが多かった印象です。

PTE ブースではその他に、PTE の紹介スライドを映像として流したり、PTE の概要を紹介するパンフレットを配布したりしました。
また、後述する「PTE を探せ!」企画の紹介や景品交換も行いました。

「PTE を探せ!」企画の参加

「PTE を探せ!」は、Next Tokyo にいる PTE を探して、5 枚のシールを集めると景品と交換できる企画です。
ちょっとしたゲーム感覚で参加できるのが良いですね。企画・運営のメンバーは大変だったろうと思います。(その節はお疲れ様でした!)
私はあくまで 1 人の PTE として、声をかけられたら PTE シールをお渡しするという形で参加しました。
正直なところ、Next Tokyo の公式サイトで宣伝されてない催事だったので、あまり声がかからないかなと思っていたのですが、意外と多くの方に PTE シールをお渡しできました。(主に Ask the Expert ブースで声をかけていただけました。)

「PTE ブース」と「PTE を探せ!」の企画は、PTE の存在を知っていただく良い機会になったと思います。
これまでは、Google とパートナー企業との間で通じるブランディング、という印象に留まっておりましたが、一般の方にも PTE の存在を知っていただくことができたのは大きな一歩だと思います。
来年以降も継続できると良いですね。私も PTE として、協力できることがあればお手伝いしたいと思います。
まずは、今年の PTE に選出していただけるように、日々の活動を頑張ります!

Next Tokyo アンバサダーの活動

Next Tokyo アンバサダーとして、会場の様子やセッションのレポートなどをブログで発信しました。
今年は前述の Ask the Expert や PTE ブースの対応などが中心になってしまい時間がとれなかったのですが、下記に聴講したブレイクアウトセッションのレポートの記事をまとめましたので、ぜひご覧ください。

また、私が執筆した記事ではないですが、当社のコラムで基調講演の内容をまとめた記事もありますので、こちらもぜひご覧ください。(記事のレビューには参加しました。)

まとめ

今年の Google Cloud Next Tokyo 25 では、Ask the Expert や PTE ブースでの活動を通じて、Google Cloud の最新技術や活用事例について多くの方と交流できました。
特に、生成 AI エージェントを活用したシステム開発への関心の高まりを実感した 2 日間だったと思います。
来年の Google Cloud Next Tokyo 26 でも、引き続き GDE として、また、 PTE としても活動を続けていきたいと思います。
来年の Google Cloud Next Tokyo 26 は 2026 年 7 月 30 日 ~ 31 日に東京国際展示場で開催予定ですので、ぜひ現地でご参加ください。

このブログ記事を通じて、Google Cloud の技術やコミュニティ活動に興味を持っていただければ幸いです。

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