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Gemini TTS API テスト実装 (開発日記 No.112)
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はじめに
昨日は開発環境構築で苦戦しましたが、今日はGemini TTS APIを利用したテキスト音声変換のテスト実装と確認を行います。テキストを音声に変換できるか、一連の流れを確認することが目標です。
背景と目的
Gemini APIを活用した音声合成機能の検証は、今後のアプリケーション開発において重要な要素となります。今回のテスト実装を通じて、APIの動作確認、問題点の洗い出し、改善策の検討を行うことを目的とします。
検討内容
昨日の仮想環境構築の失敗を踏まえ、今回はDocker環境の利用を検討します。WSL2環境でのvenvの不安定さを回避し、より安定した開発環境を構築するためです。また、conda環境の利用も選択肢として検討します。
実装内容
-
@/tools
以下に新しい作業フォルダtts_test_dev
を作成。 - 公式の
@gemini_tts_test.py
を参考に、TTSテストコードを作成。 -
.env
ファイルからAPIキーを読み込み、環境変数GEMINI_API_KEY
に設定。 - テストを実行し、テキストが音声に変換されることを確認。
-
convert_to_wav
関数を修正し、_main_
関数で実行したときに発生するfile_extension
がNone
になる問題を解決。
昨日は仮想環境の構築で躓いてしまったため、今日は以下の手順で進めることにしました。
-
Docker環境の構築:
Dockerfile
を作成し、必要なPython環境とライブラリを定義します。 - テストコードの修正: 公式のサンプルコードを参考に、APIキーを読み込み、テキストを音声に変換するコードを記述します。
- 実行と検証: Dockerコンテナ内でテストコードを実行し、音声ファイルが生成されることを確認します。
# Dockerfile
FROM python:3.9-slim-buster
WORKDIR /app
COPY requirements.txt .
RUN pip install -r requirements.txt
COPY . .
CMD ["python", "test_tts.py"]
技術的なポイント
- Dockerによる環境構築: 開発環境をコンテナ化することで、依存関係の問題を解消し、再現性を高めます。
- APIキーの管理: 環境変数を使用してAPIキーを安全に管理します。
- エラーハンドリング: API呼び出し時のエラーを適切に処理し、ログに出力します。
所感
昨日の仮想環境構築の失敗は、WSL2環境におけるvenvの不安定さによるものと考えられます。Dockerコンテナを利用することで、この問題を回避し、スムーズに開発を進めることができました。APIキーの管理やエラーハンドリングなど、より実践的な開発スキルを学ぶことができました。
今後の課題
- 音声ファイルの品質改善
- 多言語対応
- ストリーミング再生
まとめ
今日はGemini TTS APIを利用したテキスト音声変換のテスト実装を行い、テキストを音声に変換できることを確認できました。Docker環境の構築やAPIキーの管理など、実践的な開発スキルを学ぶことができました。今後は、音声ファイルの品質改善や多言語対応など、より高度な機能の実装に挑戦していきたいと思います。
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