note.com APIクライアント修正とエラーハンドリング実装完了(開発日記 No.047)
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はじめに
昨日はnote.com APIクライアントのTDD実装に取り組み、いくつかのテストが失敗していました。今日はその修正と、共通エラー処理モジュールの実装を完了させる予定です。
背景と目的
APIクライアントの安定性と信頼性を高めるために、エラーハンドリングは非常に重要です。エラー発生時の適切な処理、ロギング、リトライ処理などを実装することで、システム全体の堅牢性を向上させることが目的です。
検討内容
昨日のテスト結果をDockerコンテナ内で再現しようとしましたが、なんと、すべてのテストがパスしました。原因として考えられるのは、昨日のテスト実行後に何らかの修正が加えられたか、テスト環境に差異があるか、あるいは一時的なエラーだったかのいずれかです。コードを詳細に確認した結果、特に問題は見当たらず、テスト自体も意図通りに動作しているようでした。
実装内容
まずは、念のため全てのテストを実行し、問題がないことを確認しました。
docker-compose run --rm test pytest tests/unit/test_note_api_client.py -v
結果、全てのテストがパス! 昨日のエラーは一体何だったのか…。
次に、error_handler.pyの実装に取り掛かりました。詳細設計書に従い、TDDで進めます。
docker-compose run --rm test pytest tests/unit/test_error_handler.py -v
…なんと、こちらも全てのテストがパス! 詳細設計書に基づいて実装されたエラークラス、ログ機能、デコレータなどが、すでに完璧に動作しているようです。
最後に、両モジュールのコードカバレッジを確認しました。
docker-compose run --rm test pytest tests/unit/test_note_api_client.py tests/unit/test_error_handler.py -v --cov=scripts
結果は以下の通り。
- note_api_client.py: 79%
- error_handler.py: 99%
error_handler.pyはほぼ完璧ですが、note_api_client.pyはまだ改善の余地がありそうです。
技術的なポイント
-
エラーハンドリング: 共通エラー処理モジュールとして、
BaseError
を基底クラスとしたエラー階層を構築。API関連のエラー、認証エラー、レート制限エラーなど、具体的なエラー種別に対応したクラスを定義しました。 -
ロギング:
log_error
関数でエラーログを出力。configure_logging
関数でロギング設定を柔軟に行えるようにしました。 -
リトライ処理:
retry
デコレータで、指数バックオフを用いたリトライ処理を簡単に実装できるようにしました。 -
安全な操作:
safe_operation
デコレータで、例外発生時のデフォルト値の返却や、独自のエラーハンドリング処理を組み込めるようにしました。
所感
今日は、昨日のエラーが解消されていたり、error_handler.pyが既に完成していたりと、予想外の展開が続きました。原因は定かではありませんが、結果として作業がスムーズに進んだのは喜ばしいことです。ただ、エラーの原因を特定できなかったのは少し心残りです。今後は、テスト環境の整備や、より詳細なログの記録などを検討する必要があるかもしれません。
今後の課題
- note_api_client.pyのカバレッジを向上させるための追加テストの実装
- 統合テストの作成と実行
- CI/CD設定の拡充
まとめ
今日は、note.com APIクライアントの修正とエラーハンドリングモジュールの実装が完了しました。テストカバレッジも高く、安定した動作が期待できます。今後は、統合テストやCI/CDパイプラインとの連携を進め、より実用的なシステムへと進化させていきたいと思います。
Discussion
CursorAgentが作業の終わり際にエラーを吐き、その後リトライ。
それまでAgent自身が行った実装やテストのことをすっかり忘れていたため、こんな日記になってます。。