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2025-03-22 Diary-Converterリポジトリの整理

2025/03/23に公開

Diary-Converterリポジトリの整理

はじめに

昨日はDiary-Converterを独立したリポジトリとして移行し、GitHub Actionsのコンポーザブルアクションとして設定を行いました。今日は、その流れでDiary-Converterリポジトリの整理を行います。具体的には、関連する開発日記の移動とリポジトリ内のフォルダ構成の改善に取り組みます。

背景と目的

Diary-Converterを独立したリポジトリとして移行したことで、より効率的な開発と保守が可能になりました。しかし、リポジトリ内の構成が整理されていない状態でした。この状況を改善するために、以下の目的で整理を行います:

  1. 関連する開発日記を適切な場所に移動し、プロジェクトの歴史を保持
  2. 標準的なPythonパッケージ構成に準拠したディレクトリ構造の実装
  3. テスト環境の整備とドキュメントの充実

検討内容

課題の整理

現在のリポジトリには以下の課題があります:

  1. 開発日記が元のリポジトリに散在している
  2. ディレクトリ構造が標準的なPythonパッケージ構成に従っていない
  3. テスト環境が整備されていない
  4. ドキュメントが不十分

解決アプローチ

これらの課題を解決するために、以下のアプローチを検討しました:

  1. docs/project-logs/ディレクトリを作成し、関連する開発日記を移動
  2. 標準的なPythonパッケージ構成に基づいたディレクトリ構造の実装
  3. テストディレクトリの作成とテストコードの整理
  4. README.mdの更新とドキュメントの充実

実装内容

開発日記の移動

以下の関連ファイルをdocs/project-logs/ディレクトリに移動しました:

  • 2025-03-21-repository-migration.md
  • 2025-03-20-diary-converter-independence.md
  • 2025-03-13-diary-converter-CI-CD組み込み.md
  • 2025-03-06-llm-diary-converter.md

ディレクトリ構造の整理

以下のような新しいディレクトリ構造を実装しました:

Diary-Converter/
├── .github/
│   └── workflows/          # GitHub Actionsのワークフローファイル
├── docs/
│   ├── project-logs/      # 開発日記
│   └── api/              # APIドキュメント
├── src/
│   └── diary_converter/  # メインのPythonコード
├── tests/                # テストコード
├── templates/            # テンプレートファイル
├── input/               # 入力ファイル用ディレクトリ
├── output/              # 出力ファイル用ディレクトリ
├── Dockerfile
├── docker-compose.yml
├── requirements.txt
├── README.md
└── LICENSE

GitHub Actionsの更新

action.ymlを新しいディレクトリ構造に合わせて更新し、以下の改善を行いました:

  • Pythonコードのパスをsrc/diary_converter/に変更
  • デバッグ出力の改善
  • 出力ディレクトリの作成処理を修正

テスト環境の整備

テストコードの整理を行い、以下のファイルを作成・更新しました:

  • tests/test_diary_converter.py: Pythonのユニットテスト
  • tests/run_test.sh: テスト実行用シェルスクリプト

技術的なポイント

  1. Pythonパッケージ構成の標準化

    • src/diary_converter/ディレクトリにメインコードを配置
    • __init__.pyの追加によるパッケージ認識の確実化
  2. テスト環境の整備

    • ユニットテストの実装
    • テスト実行スクリプトの提供
    • Pythonパスの適切な設定
  3. ドキュメントの充実

    • プロジェクト構造の明確な説明
    • インストール手順の詳細化
    • 使用方法の具体例の追加

所感

リポジトリの整理作業を通じて、プロジェクトの構造がより明確になり、保守性が向上したと感じています。特に、標準的なPythonパッケージ構成に準拠したことで、他の開発者が参加しやすい環境が整いました。また、開発日記を適切な場所に移動することで、プロジェクトの歴史がより分かりやすく整理されました。

今後の課題

  1. 新しいディレクトリ構造での動作確認
  2. テストの実行と結果の検証
  3. 必要に応じた追加の改善

まとめ

今回は、Diary-Converterリポジトリの整理を行い、より効率的で保守性の高いプロジェクト構造を実現しました。標準的なPythonパッケージ構成に準拠し、テスト環境を整備することで、今後の開発がよりスムーズになることを期待しています。

GitHubで編集を提案

Discussion

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