Minisforum 790S7・795S7のカスタマイズ(マザーボード:BD790i SE・BD795i SE)
はじめに
Minisforum 790S7とは
Mini-ITXマザーボード(BD790i SE相当)とTFX電源400Wを7LボディのMini-ITXケースに組み込んだベアボーン製品です。ケースにはロープロファイルの拡張スロットが2個備わっているため、グラフィックボードの増設も可能です。
Minisforum BD790i SEとは
Minisforum BD790i SEは、2024年11月時点では6万円台で購入可能なRyzen 9 7940HX(16コア/32スレッド)を搭載したMini-ITXマザーボードです。
参考記事
PC Watch - 6万円台で16コアRyzen 9搭載はズルい!Mini-ITXマザー「MINISFORUM BD790i SE」
note - ほぼ誰も知らない上級者向け最強変態CPU&マザーボード Minisforum BD790i SE のどこよりも詳しい紹介
本機組み込みマザーボードとBD790i SEの違い
BD790i SEの付属品に含まれるファンブラケットが無いため、120mmファンの取付けがそのままでは行えません。
その後、Minisforum 795S7、BD795i SEにモデルチェンジ
2025年12月には
Minisforum 790S7 → 795S7
Minisforum BD790i SE → BD795i SE
がリリースされ、CPUがRyzen 9 7940HXからRyzen 9 7945HXに変更されたました。
その他に違いは無いと思いますので、後述のカスタマイズポイントは変わらないと思います。
カスタマイズポイント
25/10GbE SFP+ NIC増設
当方の場合、PCIe 5.0x16スロットに25/10GbEデュアルポートNICを増設しました。
- Mellanox ConnectX-4 Lx EN MCX4121A-ACAT(25/10GbEデュアルポート)
10GbE NICで良い場合、格安で販売されている以下の選択肢があります。
- Mellanox ConnectX-3 Pro EN MCX312B-XCCT(10GbEデュアルポート)
- Mellanox ConnectX-3 EN MCX311A-XCAT(10GbE)
OCuLinkコネクタ増設&eGPUボックスの用意
当方の場合、マザーボード バックパネルのOMポートにOCuLinkコネクタを増設しました。
M.2から生えているOCuLinkコネクタケールブは0.3mモデルを使用しました。
ゲームプレイ時のみeGPUボックスの電源ユニットの電源をONにしてPCを起動しています。
(画面出力の配線は変更不要)
- Silver-Plated Cable M.2 To Oculink 4i M.2 M Key NVME SSD To SFF-8611 Adapter PCIe 4.0 X4 Gen4 for PC Desktop External Video Card
- OCuP4V2 OCuLink GPU Dock with ReDriver Chip Optional NVME M.2 to OCulink Adapterfor Laptop Mini PC to Exteral Graphic Card
CPUファン交換
BD790i SEのファンブラケットまたは相当品があれば120mmファンを取り付けられます。
当方はBD790i SEの付属品を流用しましたが、海外フォーラムではサポートへ連絡しM.2 2230 Key EのWiFiアダプタ取付金具(BD790i付属品)を送料自己負担で入手したとの方がいたので、同じようにファンブランケットを入手できるかもしれません。
ファンブランケットがあれば3Dプリンタを用いて更に140mmファンを取り付けられる可能性があります(ケース的に問題ないかは未検証)
Printables - Minisforum BD770/BD790i 140mm Fan Mount
自作CPUファンダクト
既存ファンのファンダクトに代わり、120mmファンのファンダクトはウレタンテープで作成できます。
- TRUSCO 気密防水パッキンテープ 10mm×2m TWST1010
カスタマイズ後
Discussion