生成AIの腕試し!Generative AI Testを受けてみた
こんにちは、CareNetのTamです。AI技術開発室で機械学習エンジニアをしています。
最近は生成AIについては日々新しい発表があって、キャッチアップも大変ですが、面白い発表が多くて楽しいですね。業務で生成AIを使う方も多いかと思いますが、自分の知識の力試ししてみたい時におすすめの試験があります。それが、「Generative AI Test」という試験です。新しい試験であり、情報がまだまだ少ないと思いましたので、Generative AI Test2023 #2受験した体験記を記事として書くことにしました。次はGenerative AI Test 2024#1ですね!
Generative AI Test
一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、生成AIに特化した知識や活用リテラシーの確認の為のミニテストです。合格するとオープンバッジが貰えます。
G検定についてはこちらをご覧ください。shibuさんの記事が勉強方法もまとまっていて参考になります。
試験の特徴
協会ホームページに記載されている試験概要です。
項目 | 詳細 |
---|---|
受験資格 | どなたでも受験可能 |
実施概要 | 試験時間 20分 択一式/多肢選択式 19問 ・ 記述式 1問 オンライン実施(PC/スマホ) |
出題範囲 | シラバスより出題 |
受験費用 | 2,200円 (税込) |
時間も短く、受験費用も安いのは嬉しいです。オンライン実施なので受験のハードルも下がります。
試験内容
シラバスの内容は次のものです。
- 生成AIの技術
- 生成AIの利活用
- 生成AIのリスク
Transformerなど技術的なところから著作権など法律や倫理、セキュリティ、環境問題まで生成AIについて幅広く問われます。
受験体験記
Tamが行った勉強方法を紹介します。勉強の方法は人それぞれあるかと思いますので、参考程度にしていただければと思います。試験のモチベーションとしては、日毎の業務の中でエンジニアとして生成AI使うことが多いのですが、力試しをしたい、技術にキャッチアップできているか確かめてみたいという気持ちで受験しました。
この試験は試験対策としての参考書や問題集がありません。(受験者アンケートによる受験者使用参考書は公開されています)対策をするのが難しいですが、試験のシラバスが公開されていますので、このシラバスに書かれている用語については理解するようにしました。アウトプットの練習をしたいときは、お遊びでChatGPTにシラバスとサンプル問題を与えて、演習問題を作ってもらいました。
あとはディープラーニング協会さんがセミナー(トーク)を開催していましたので、それにも参加しました。YouTubeで見ることもできます。
受験者が知っておいた方が良いこと
時間配分
この試験は記述式の問題が出題されます。しかも試験全体の試験時間も短いです。意外と記述式の回答に時間がかかるので、注意が必要です。受験した時の試験問題がたまたま業務で関わったことがある知識を問われる内容だったのもありましたが、考えるというより、作文に時間がかかりました。回答に書くことはわかっていても3分以上はかかりましたので、3〜5分は記述式問題に時間を割けるようにした方が良いと思います。逆算すると択一式/多肢選択式で1問に1分もかけられないですね。
多肢選択式
これが意外と厄介です。試験では回答選択肢を決める際に消去法を使う人も多いのではないでしょうか。しかし、選択すべき回答がいくつあるかわからない多肢選択式の出題では消去法で選ぶことができません。そのため、各選択肢の正誤を確実に判断しなければ得点になりません。
例題や過去問はこちらに公開されています。
受験後に改めて見てみると、シラバスの内容は満遍なく勉強しておいた方が良いと感じました。
最後に
この試験は2回しか開催されていない新しい試験です。合格者はまだ1,991名しかいませんので、新しいことにチャレンジしてみたい方はぜひ受験してみてはいかがでしょうか。受験料も高くないですよ!笑
免責事項:内容はブログ執筆時の情報です。AIに関連する情報はアップデートされる場合もありますので、ご了承ください。
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