AWS認定試験(AWS CLFとSAA)に合格したので振り返る
はじめに
2024/10、11にAWS認定試験(AWS CLFとSAA)に合格できたので振り返る。
動機
- 資格取得がある程度の網羅的な知識の獲得に役立つと考えたため
- ここ半年ほど業務で少しずつAWSを触る機会が増えてきたが、「実務で触るサービスには偏りがある」、「何となく雰囲気で触っている感が否めない」という課題があった
- 最近会社で資格取得キャンペーンを実施しており、普段の資格取得でいただける奨励金 + αが支給されることを知ったため
資格取得に向けた学習前の筆者のスキル
AWS経験
いずれも他の方が既に立ち上げたサービスの設定を変更したり、(Lambdaのみ)ソースコードの更新などを行ったレベルであり、一からアーキテクチャを設計したり、サービスを立ち上げた経験はなし。
以下は触ったことのあるサービス。
- S3
- Lambda
- ECR
- SES
- CloudWatch
- Firehose
- Athena
- EventBridge
- StepFunctions
他クラウド(e.g. GCP、Azure)やオンプレミスのインフラ構築経験
なし。
「インフラの基礎的な知識はあるが構築・運用経験」はないというレベル感。
学習方法
色々調べた結果、以下のような学習を行った。
CLF
学習期間
1ヶ月(1日あたり0.5H-1.0H)
インプット
AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese)
AWS公式が提供している動画コンテンツ。AWSの主要なサービス(e.g. Lambda、EC2...etc)の特徴やそもそもクラウドとは何か、クラウドの利点とは何かについて日本語音声で学ぶことができる。
後述の問題集をひたすら解くでも良さそうだったが、クラウド初心者だったのでとっかかりとして本コンテンツを視聴した。
図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
AWS全体をざっくり学ぶために購入。平易な言葉で書かれている & (タイトルにある通り)図が豊富に使用されているので読みやすかった。
アウトプット
Cloud License
こちらの記事を参考に、以下のように進めた。
- 最新から30セクション(7問×30セクション=210問)を一通り解く
- 1週目で間違えた問題を解き、正解できたが理解が怪しい問題はお気に入りに登録する
- ※間違えた問題は自動的に間違えた問題リストに登録される
- 2週目も間違えた or 正解できたが理解が怪しい問題は対象のサービスについて別途Web上の記事を読んだり、ChatGPTに聞いてユースケースや類似サービスとの比較を整理する
- Macのメモアプリに比較表やサービス構成図をペタペタ貼り、試験前や移動中にiPhoneやMacで見返していた
- N週目も間違えた or 正解できたが理解が怪しい問題が0問になるまで解き直す
- AWS認定本試験モードを解き、間違えた問題と正解できたが理解が怪しい問題をお気に入りに登録 & 復習
- 試験本番までひたすら5.を繰り返す(実際に回せたのは3回)
結果
821点で合格。30分ほどで一通り解き終わり、更に30分を使って見直しをして完了(試験時間は90分)。
AWS認定本試験モードでは大体900点近辺をウロウロしていた & 本番の回答中にある程度手応えがあったのでもう少し高い点数かな?と考えていたが実際は8割+α程度だった。
SAA
学習期間
1ヶ月(1日あたり0.5H-1.0H)
インプット・アウトプット
手始めにCloud Licenseで最新のセクションをいくつか解き、サービスの基本的な知識は充分だと感じたので、インプットはなしでひたすら問題集を解く→復習するのサイクルを回す方針にした(解き方はCLFと同じ)。
こちらも実際にAWS認定本試験モードを回せたのは3回だった。
結果
1000点で合格。
CLFと異なり試験時間の130分をフルで使った。
2択までは簡単に絞れるが、残りの1択に絞るのに苦労した問題が多かったため、「これは不合格かもしれない」と冷や汗をかいたが、実際は満点というこれ以上ない結果だった。
(改めて自分の試験のできの予想は当てにならないと感じた)
振り返り
動機は達成できたか
- 「AWSの網羅的な知識を身につける」という点は満たされた
- 主要サービスの概要やユースケースに関する知識が身についた
- ただし資格を取ったからAWSエンジニアとして即戦力という訳ではないとも感じている
- ここは実際にサービスを立ち上げて色々経験していく内に達成されると考えている
学習方法は無駄がなかったか
- 概ね最短経路で合格できたと思う
- 強いて言えば、CLF学習時のインプット教材はどちらか片方だけでも充分だったかもしれない
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