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【AWS認定】12冠のベストな勉強法と得たもの

2023/02/28に公開

本日最後の資格、SAPを取得し12冠になりました。結果、体験から考えたベストな受験法と、12冠によって何が得られるのかというのを書いていきたいと思います✨

ベストな受験法

目的は資格をとることです。なのでそこを割り切って、過去の経験からいかに最小の労力でとれるかを考えます。

受験の順番

CLP→SAA→SOA→SCS→ANS→SAPro → DVA→DBS→DAS→DOP→MLS→SAP

アーキテクト系→開発系→それ以外 の流れです。前の資格をもっていることで次の資格に有利に働くパターンがあるのでそこだけ優位に進めましょう。難易度はSAProが長文が多くてちょいきついくらいで、正直あとは誤差レベルです。MLSも難しくはないですが、内容が異質という意味で勉強がつらいかもしれません。

あとは更新直後の試験は問題も更新されてしまうので、一気に難易度があがります。取得だけを目的とするのであれば、更新される前に先にとるとか、情報が出回ってから勉強するとかの対策をとりましょう。

勉強時間

1資格につき1~2週間(働いてる社会人前提)

これならトータルで半年かからない程度だと思います。予約はその資格の勉強前に必ずいれちゃいましょう。 私は受験初期の頃、資格の難易度がわからず必要以上に勉強しすぎてしまいました。終わりに向かうにつれてこのペースでとれることがわかりました。AWS認定は後述のTeckStockを利用すれば、難易度は決して高くありません。

勉強範囲

TeckStockで最新から30セクション(7問×30セクション=210問)を3周

3周やれば全問100%解答できるようになるだろうという意味で3周としました。1周で記憶できる天才は1周でOK。TeckStockで200問に足りない試験はUdemyとかで補完しましょう。私はこの200問あたりがボーダーかなと思い、これ以上は削りませんでしたが、もっとそぎ落としてみてもいいかもしれません。あと、AWS認定だと教本とかは時間とるだけなので、買わない方がベターだと思います。

※TeckStock(いわゆるkoiwa神)
https://techstock.jp/

勉強方法

解答の確認も含め、1問に時間をかけすぎない

これが効率よく進めるための鉄則です。エンジニアの性からか、問題に対して本当に納得できるまで突き詰めてしまいがちですが、問題と回答を自分の中で結びつけられた時点で次の問題にいきましょう。 資格学習はブラックボックスで良いという割り切りが大切です。

得られたもの

机上での広くて浅い知識(提案できる知識)

とにかく知識が広がります。サービス名とかをきけば大体のものは想像できるようになるので、AWSの仕事をしてるなら会話がしやすくなるでしょう。 ただ手を動かして得られた知識ではないので、深堀されるときついです。あくまで会話できるレベルまでと考えてください。

(提案できる知識) →会社の人にいわれたので補足します。サービスの概要を知ってれば提案したり試したりできるでしょと。確かにその通りだなと思いました。正直これができるのはアーキテクトとしては超アドバンテージです。むしろこれが真髄なのではとさえ思えるほどですね。ちょっとネガティブ気味にとらえてしまったので反省。

勉強の練度

これは割と副産物かなと思います。12冠の過程では、TeckStock、Udemy、教本、ハンズオン、Qiita/Zennへのアウトプットなどいろんな勉強法を試しました。結果問題だけやればいいという結論に達しましたが、これはこれから先に勉強することがあっても生きる試行錯誤だったと思います。

お金

会社から資格報酬金をいただけたので。仮に会社にそのような制度がなくても、AWS系で転職するなら間違いなく有利に働く (AWSパートナー企業は資格取得者を強く歓迎しています) ので、長い目でみれば生涯年収にプラスにすることができます。

https://www.iret.co.jp/news/20220921.html
https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/aws-cert-partners/

さいごに(わりと良い補足になりました)

費用対効果

お金を頂けてるのでその時点で費用対効果はあるのですが、じゃあそれがないとどうなのよ?という疑問がわいてくるかと思います。同じ時間ハンズオンやった方がいいんじゃないのかと。確か手しか動かさないのエンジニアならそっちの方がいいかもしれません。でも、現代でそんなエンジニアって少ないのではないでしょうか。会話できてなんぼ、 上流にいけばいくほど手は動かさなくなって、頭と口を使います。そういう人たちにとっては局所的な知識が得られるハンズオンよりもメリットがあるのではないでしょうか。またそれに加え、合格不合格という明確な線引きも発生するので、自制が苦手な人に外的な要因も盛り込んで半強制的に知識獲得を促すことができます。

試験ラボ

2023年2月現在ではSOAでのみ出題される、実際にAWSコンソールをさわって問題を解くシステムです。これは上で書いた費用対効果の疑問を一掃できる超画期的なシステムです。この試験ラボが試験に占める割合で大きくなれば、資格なんて意味ねーからという誰もがきいたことのある一定層からの悪しきフレーズを駆逐できる未来を作り上げることができるのではないでしょうか。そういう意味では個人的に楽しみなシステムなので、ここ、AWSさん頑張って!という思いが強めです。

仲間(いつも書くやつ)

私のまわりには元々一緒にうけてくれた友達がひとり、あとは会社の同じチームに2人の12冠達成者がいます。意外とこれが活力になるんですよね。ぽこぽこ取ってく人をみると、ハードル高そうな試験も意外といけるのか?とか、あとは試験の情報とかみんな超オープンに公開してくれる人たちでした。たぶん自分1人で孤独に受験してたら12まで辿り着かなかったと思います。そもそもその気もなかったので。改めて身を置く環境というのは大事だなとしみじみ思いました。当人たちは勝手にうけてるだけでしょうが、私からしたらそれだけで感謝なのです。

※まいふれんどの記事
この人は私なんかより圧倒的なスピードで取得していきました。資格取得のコツの飲み込みがとても早かったです。
https://qiita.com/you2143/items/7b3f5c00be39241e788b

※過去のAWS認定記事

過去11冠すべて記事にしておりますのでここに載せておきます。昔の記事にいけばいくほど無駄に勉強しているのがよくわかります。

https://zenn.dev/hiyanger/articles/b3ad11844b3a7f
https://zenn.dev/hiyanger/articles/491c3ec2ef9b67
https://zenn.dev/hiyanger/articles/557233774cb406
https://zenn.dev/hiyanger/articles/4b6a842e4ef494
https://zenn.dev/hiyanger/articles/217122cc763e3e

https://qiita.com/hiyanger/items/569b90c7bc6017fd9985
https://qiita.com/hiyanger/items/fadb6c0a4232f67ef4d7
https://qiita.com/hiyanger/items/8e0349f72aab350f44de
https://qiita.com/hiyanger/items/b01bab04589e72da4b76
https://qiita.com/hiyanger/items/d41fdfb2eca6b05b8ad5
https://qiita.com/hiyanger/items/a36c6a20e4a8876b737f

これから12冠目指す人の助けになったら嬉しいなと思ってかきました。とにかく無駄に勉強しないことが重要です。そして一緒にうける仲間がいるとより楽しいです。頑張ってください🙏

アイレット株式会社

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