Zenn
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XREAL SDK3.0.0 機能概要

2025/03/29に公開

この記事の対象者

Unityの基本的な操作ができることを前提としています。
できるだけ手順を多く書こうと思っています。不明点あれば、XのDMなどで気軽に声かけてください。
読んでくださる方いるんだ、と喜びます。

XREAL SDKについて

https://developer.xreal.com/download
上記リンクでNRSDKがダウンロード可能です。Unityにインポートして利用可能です。

XREAL SDKになってからはXR Interaction Toolkitに対応していますね!

開発環境

この記事での使用機器:XREAL Air2Ultra、XREAL Beam Pro

(画像引用元:https://jp.shop.xreal.com/products/xreal-air-2-ultra)
XREAL Beam Proの初期設定が終わったという前提で書かれています。

初期設定の解説が載っているサイト

Unityバージョン:2022.3.24f1
XREAL SDKバージョン:Unity SDK 3.0.0

XREAL SDK開発で利用できる主な機能

https://docs.xreal.com/XREALDevices/Compatibility
XREALの機種と搭載機能の表

https://docs.xreal.com/
機能の説明

Spatial Computing(グラスが取れる回転や移動)

3DoF 6DoFについて
https://www.cinemaray.co.jp/media/xr/difference-between-3dof-and-6dof/

3DoFは移動は取れないけど、見ている向きとか取れます。
6DoFになると移動までとれちゃいます。
XReal Light と XReal Air2Ultraは6DoF対応ですね!

(SDKがver3.0.0になってからXREAL Lightは公式で対応しなくなってしまったかもしれません)

Plane Tracking(平面検出)

水平な平面(床とか)と垂直な平面(壁とか)をとれます。

Image Tracking(画像認識)

任意の画像を指定して検出できます。
画像の上にCGを表示するような体験が作れます。

Hand Tracking(ハンドトラッキング)

手の関節の位置をリアルタイムで予測して、ARグラスの環境内に反映してくれます。
よくある空間にあるCGを手で操作する体験とか作れるよ。

Depth Mesh(深度メッシュ)

https://docs.xreal.com/Depth Mesh/Overview
平面検出のさらにすごいバージョン。
背景、壁、建物、床、天井、高速道路、歩道、草、ドア、テーブル
等認識してコライダーを設置したりできる。

Spatial Anchor(空間アンカー)

部屋に合わせてアンカーをつけてくれる。
例えば、部屋の位置をARグラスが覚えててくれて、何度でも部屋の中で同じ体験ができるイメージです。
これがあると一度Unityアプリを閉じてもロード出来たり、デバイス間で共有できたりする。

Discussion

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