オンサイトのプログラミングコンテストに参加する学生へ
まえがき
先日、日本情報オリンピック(JOI)の交流会に参加して、ちょっとだけ参加者と話をする機会がありました。そこでした話を「いい話だ」と言ってくれた人がいたので、書き残しておきます。
これはJOIに限らず、他のオンサイトのプログラミングコンテスト(パソコン甲子園やICPC)にも言えることです。そちらの参加者はコンテスト名を適宜読み替えてください。
メッセージ
JOIの本選・表彰式・合宿に参加するみなさんに、ぜひやってほしいことがあります。
帰る時までに、できるだけ多くの人に話しかけて、SNSのアカウントを交換してください。
みなさんは日本にいる同年代の中で、もっとも競技プログラミングができる人たちです。そんな君たちですから、今後、他のプログラミングコンテストや進学先、就職先で再び出会うこともあると思います。そうやって、何回も会っていく中で、たまに一緒に遊びに行ったり、ご飯を食べたりする友達ができたら、それはとても素晴らしいことです。
例として僕の話をします。2023年3月に、3人で20代にお別れする会と称して、ご飯を食べにいきました。3人とも、2010年の第9回情報オリンピック本選の参加者で、1993年3月生まれでした。みなさんにも、こんな友人ができたらいいなと思っています。
そして、今後、自己紹介をする機会があったら、「〇〇年のJOIの本選に参加しました」と言ってみてください。相手が同じ年に参加していれば「自分も参加してました!」と言ってくれるかもしれません。同じ経験をした相手には、自然と親しみが湧くものです。実際、僕にはそうやって仲良くなった相手がいます。
今回の機会で、みなさんに素敵な友達・知り合いができることを願っています。
話しかけるネタ
知らない相手と会話をするのが苦手な人もいると思う(自分もそうです)ので、話しかけるときのネタをいくつか挙げておきます。
- 学校はどこにあるか?学年は?
- どうやって競技プログラミングの勉強・練習をしているか?
- どのプログラミング言語を使っているか?
- エディタ・IDEは何を使っているか?
- 最近あったプログラミングコンテストの問題について
- 趣味は何か?
- 競技プログラミングに関係ないことでも大丈夫だと思う。そういう場で、音ゲーやボードゲーム、アニメの話をしている人をたまに見る。
大人数で話しているところにつっこんでいくのはかなり度胸がいるし、会話に積極的に参加できる人数には限りがある気がするので、1人でいる人に話しかけてみたり、2-3人のグループに「今どんな話をしています?」と言ってみるのが、経験的に良さそう。
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