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Chromebookで情報オリンピックに挑戦する環境を作る
Chromebook[1]に、日本情報オリンピック(JOI)に挑戦するための環境を作る方法を紹介します。
本記事では次の環境を作ります。
環境を用意せずに気軽に挑戦したい人には、プログラミング言語PythonとPyTryをおすすめします。(ただし、情報オリンピックでPythonをつかって満点が取れることは保証されていません。)
Linux環境のインストール
- 左下の◯をクリックしてメニューを開き、検索欄に"terminal"(カタカナでターミナルでも良い)と入力して、ターミナルをクリックします。
- つぎのようなウィンドウが開くので、Linuxの”設定”をクリックします。
- Linux開発環境の”設定”をクリックします。
- ”次へ”をクリックします。
- ユーザー名を入力します。ユーザー名は半角英数字にしましょう。(_は使えます)
- インストールが終わると次のようなウィンドウが開きます。このようなウィンドウはターミナル(または、端末)と呼ばれ、コンピューターに文字で指示を与えるコマンドを実行するのに使います。
- ターミナルに次のコマンドを入力(コピー&ペースト)して実行します。ターミナルでの貼り付けは右クリック(指2本でクリック)でできます。
sudo apt update
- 無事に終わったら、次のコマンドを実行し、必要なソフトウェア(C++コンパイラなど)をインストールします。コンパイラは人が読めるソースプログラムを、コンピューターが実行できるファイルに変換するプログラムです。
sudo apt-get install build-essential gdb python-is-python3
- インストールするのに同意を求められるので、”Y"(Yes)を入力してEnterキーを押します。
AtCoderライブラリーのダウンロード
AtCoderライブラリーは、AtCoderで使える便利なプログラム集です。後で使いたくなるかもしれないので、事前にインストールしておきましょう。
- 次のコマンドを実行して、AtCoderライブラリーを保存するディレクトリ(Linuxでのフォルダーの呼び名)を作ります。
mkdir ~/cpp && cd ~/cpp
- 次のコマンドを実行して、AtCoderライブラリーをダウンロードします。
git clone https://github.com/atcoder/ac-library.git
Visual Studio Code(VS Code)のインストール
Visual Studio Codeはプログラムを書くために使うエディタと呼ばれるソフトウェアです。
- ターミナルで次のコマンドを実行します。実行した後で何が表示されたかは覚えておいてください。これは計算を行うCPUの種類(アーキテクチャー)を表します。
dpkg --print-architecture
-
Visual Studio Codeのダウンロードページを開きます。
- 中央のペンギンのイラストがある列の、".deb"の右側にあるもののうち、手順1で表示されたものをクリックします。(
amd64
と表示された場合は"x64"をクリックします) - ダウンロードしたファイルをダブルクリックで開きます。
- インストールをクリックします。
- インストールが終わるまで待ちます。
- インストールが終わるとこのような通知が出ます。
- 左下の◯をクリックしてメニューを開き、Visual Studio Codeを検索、実行します。
- VS Codeが起動したら、田のような形のアイコンをクリックして、表示された検索欄に”Japanese"と入力します。検索結果にある”Japanese Language Pack for Visual Studio"を探し、"Install"をクリックします。
- 右下に「再起動しますか?」というメッセージが出るので、”Change language and Restart"をクリックします。
- ”ファイル”→”フォルダーを開く”をクリックします。
- 右上の”新しくフォルダーを作る”アイコンをクリックして、フォルダー名を入れ、Createをクリックします。ここではtestとします。フォルダー名は英数字であれば割となんでもいいです。
- 右下の”Open"をクリックします。
- 自分で作ったフォルダーなので、”はい、作成者を信頼します”をクリックします。
- "表示”→”ターミナル”をクリックします。VS Codeの下側にターミナルが開きます。
- ターミナルで次のコマンドを実行します。
code ~/.bashrc
- ”開く”をクリックします。
- 開かれたファイルの最後に、次を追加して保存(CtrlキーとSを同時押し)します。(スクリーンショットは操作を間違えています。初めに書いてあったものは消さないでください。)
export CPLUS_INCLUDE_PATH="$CPLUS_INCLUDE_PATH:/home/$USER/cpp/ac-library" ulimit -s unlimited
-
.bashrc
の設定を反映させるため、VS Codeを一度終了し、もう一度起動させます。 - 新しいファイルを作るアイコンをクリックします。
- ファイル名の入力を求められるので、"main.cpp"と入力し、Enterキーを押します。
- C++のプラグインをインストールするか聞かれるので、インストールします。
- AtCoderのページから、プログラムをコピーして貼り付けます。
- ”実行”→”デバッグの開始”をクリックします。
- コンパイラーの指定を求められるので、"g++"(何もついていないやつ)を選択します。
- 次のような画面になり、しばらくするとプログラムが実行されます。画面の下側が”ターミナル”になっていない場合は、”ターミナル”をクリックしてターミナルを表示してください。
- AtCoderの問題ページを開いて、入力例1をコピーします。
- ターミナルの右クリックメニューを開いて、貼り付けをします。確認を取られるので、”貼り付け”をクリックします。
- つぎのような出力が得られたら成功です。お疲れ様でした。
参考にした記事・動画
-
GIGAスクール構想で採用された端末の一つである ↩︎
-
高度な機能を備えおり、比較的動作が早いことから採用した ↩︎
-
JOIで満点が取れることが保証されており、競技プログラミングでもっともよく使われているため採用した ↩︎
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