「Androidエンジニアが思わず入社したくなる理想の開発組織」を日本最大規模のAndroidエンジニア向けカンファレンスで聞いてみました
ご挨拶
この記事は株式会社ビットキー Advent Calendar 2024の11日目の記事です。エンジニアリングマネジメント室のしゅういちろが担当します。
概要
DroidKaigi 2024にスポンサーとしてブース出展し、ブースコンテンツとして「Androidエンジニアが思わず入社したくなる理想の開発組織を教えてください!」という問いに、参加者の皆様からご意見をいただくボードを提供させていただきました。
多数のお声をいただいたので、ふりかえりを兼ねて、いただいた声を紹介します。
DroidKaigi 2024概要
DroidKaigi 2024はAndroid 技術情報の共有とコミュニケーションを目的としたエンジニアが主役のAndroidカンファレンスです。
今年は以下の日程で開催されました。
日付 | メインコンテンツ |
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2024年9月11日(水) | ワークショップ |
2024年9月12日(木) | カンファレンス |
2024年9月13日(水) | カンファレンス |
ブースコンテンツ
ブースコンテンツとしては、A0のパネルを用意し参加者のご意見を付箋で貼ってもらうスタイルにしました。実際に印刷した画像は次の通りです。
以前、複数日にまたがるカンファレンスで似たようなボードを運用した際に、1日目で全て付箋で埋まるという経験があったため、今回はボードを2枚印刷しました。
なぜ、このコンテンツを提供したのか
コンテンツ提供の理由なのですが、Androidエンジニアの採用に困ることがあり、「わからん!聞いてみるか!」という気持ちでこちらのコンテンツになりました。
結果・ふりかえり
2日間でたくさんのご意見をいただくことができました。
1日目に予想以上のご意見をいただけき、貼るスペースが足りないという事象が発生したので、2日目は丸シールも用意し、同じ意見に投票できるような形で改善しました。
定量的なふりかえり
全体の件数
まずは全体的な件数を見てみます。
一目瞭然で、2日目の方が2倍ご意見をいただいております。2日目の方が参加者が多かったというわけではなく、丸シールによる投票を可能にしたことで意見を出す障壁が下がり、参加してくれる人が多くなった結果だと考えられます。
ジャンル別の件数
次に、いただいた意見をジャンル分けして見てみましょう。日別で分けてます。
ジャンル | 内容 |
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ツール | パソコンのスペックや、検証用デバイス等のハードウェア、Copilot等のソフトウェア含むツールを分類しました |
人 | 一緒に働く仲間や、技術に強い人等の人に関わるものを分類しました |
品質・テスト | QAチームの存在や、E2Eテストの有無等を分類しました |
技術・コミュニティ | OSSの最新バージョンへの追随、コミュニティへの投資等を分類しました |
製品・制度 | 会社が提供しているプロダクトやリモートワーク等の会社として実施している制度を分類しました |
1日目と比較すると、次のようなことが見えてきます。
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製品・制度の増加
製品・制度に関しては2日目は1日目の4倍くらいの数になっておりました。これはリモートワークに関わる項目に賛成意見が集まり、丸シールによる参加障壁を下げたことで、よりわかりやすい意見に賛成が集まったものと思われます。リモートワークができる環境は人気と言い換えることもできます。 -
2日目に品質・テストに関する意見がない
2日目は品質・テストに関する意見がないのがわかります。逆に1日目は8件あったので、品質に関する意見を見た方が、「これもあるな!」と意見を膨らませる意見を出していただいたことが考えられます。このような意見を集めるコンテンツでは、新しい視点の意見を最初に出してくれる人がいると、たくさんの意見が集められることがわかります。
定性的なふりかえり
ここからは個別の意見をいくつかピックアップします。著者の独断で選んでおります。
ツール
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検証端末が豊富にあること
複数OSのバージョン、メーカーが複数あるAndroidならではのご意見です。 -
高性能のマシンスペック
ビルドにかかる時間の短縮の必要性や、エミュレータを使うのにスペックが必要なのを感じるご意見です。 -
椅子やスタンディングデスク
体が資本であるとわかるご意見です。腰と肩大事ですね。
人
- 強い人と一緒に働きたい
わかる。 - 雑談がしやすく、コミュニケーション豊富なチーム
コミュニケーションをしながら働きたいという姿勢を感じました。 - 面接の印象
なるほど。与える印象を考えて面接する必要がありそうです。 - デザイナーやビジネスサイド(CS/CX/営業)との距離が近い
一緒にプロダクトを成長させたいですね。
品質・テスト
- 専門のQAチームがいること
いると安心して開発が進められます。
技術・コミュニティ
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マルチプラットフォーム
「Androidのみ開発したい」という方もいらっしゃったので、諸説あるようです。 -
カンファレンス・勉強会に積極的に投資する
カンファレンスで収集したアンケートなので、学びに対する意欲が高い方が多いように感じます。 -
海外のカンファンレンスに参加できる
最新情報は海外で発表されることが多いので、新しい情報キャッチするためにも良さそうです。 -
OSSの貢献に積極的
技術の発展に貢献できますし、自身のスキルアップにも繋がります。
製品・制度
- リモートワーク
やはり人気ですね。 - 子育てを支援する制度がある
様々なライフステージの変化に備えられるのはとても良いですね。 - 給与が高い
それはそう。
おわりに
本当にたくさんの方に足を運んでいただきありがとうございました。たくさんのAndroidエンジニアの方と意見交換させていただき大変勉強になりました。ここで集まった意見が社会に反映され、みんなが働きやすい環境になることを願ってます。
12日目の株式会社ビットキー Advent Calendar 2024はmoroball14が担当します。
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