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「SWQA Weekly News」の制作を通して感じたポジティブな効果

2024/12/15に公開

はじめに

「株式会社ビットキー Software QA Advent Calendar 2024」15日目の記事は、Software QCチーム所属の田上が担当します。
Software QAチームには、日々の活動を記事にまとめ、社内に向けて発信する施策があります。
題して「SWQA Weekly News」です。
この施策は「チームの取り組みや文化を周囲に広めたい」という思いから始まりました。
発信がもたらすポジティブな効果を想像しながら、心を込めて制作しています。
そこで本記事では「SWQA Weekly News」の取り組みについてご紹介します。

対象読者

  • Notionを活用したドキュメント作成を行う方
  • 社内報の施策を取り入れたい方

この記事を読むことの効果

  • Notionを使った表現の一例を知り、ドキュメント作成の参考にできる
  • 施策がもたらすポジティブな効果を想像できる

記事の紹介

記事はNotionで作成しています。以下はサンプルページです。
記事のサンプル1
記事のサンプル2
記事のサンプル3
記事のサンプル4
記事のサンプル5
記事のサンプル6
記事のサンプル7
記事のサンプル8

コンテンツの構成

3つのコンテンツで構成しています。
今週のHead Line
今週のWin Session
バックナンバー

「今週のWin Session」の掲載イメージ

Win Session スライドは各QAチームの担当者が作成しています。
表現の形式は自由であり、1枚のスライドに成果を集約しています。
スクロールで全容を確認できるため、気軽に参照することができます。
今週のWin Session 掲載イメージ

SWQA Weekly NewsのQ&A

施策の詳細をQ&Aでご紹介します。
Q&A1
Q&A2
Q&A3
Q&A4
Q&A5

工夫したこと

取り組みで工夫したことを5つにまとめました。
工夫したこと

1. タイトルを普遍的にする

発信対象が外部であるほど、共通の認識が少なくなり、興味を持ってもらうことが難しくなります。
記事は他部署の方が参照する想定ですので「斬新さ」や「独自性」よりも「親しみやすさ」や「安心感」を優先したいです。
そこで、記事を「SWQA Weekly News」とし、普遍的なタイトルにしました。
「Weekly / 週刊」や「News / ニュース」は、人によって解釈が変わらない単語です。
これにより、読み手の心理的な負担を低減できたと思います。

2. 一部の機能を制限する

Lightning Talkは「トグル」を使って表現しています。
本来であれば「トグル」ではなく「データベース」を使用し、管理の効率化を図りたいです。
ですが、記事の管理者と読み手では視点が異なります。
「トグル」と「データベース」を比較したところ、以下の違いがありました。

機 能 メリット デメリット
トグル - 参照時の心理的ハードルが低い - 機能の拡張性が低い
- 情報を個別で管理する必要がある
データベース - 機能の拡張性が高い
- 情報を一元管理できる
- 参照時の心理的ハードルが高い

読み手にとって「参照時の心理的ハードルが低い」は重要なメリットです。
そこで、コンテンツの優先度に応じて使用する機能を変えました。
Notionの機能を制限する手段も、ときには有効であると思いました。
Lightning Talk イメージ

3. 親しみやすさを重視する

Software QAチームはテスト活動にまつわる専門的な情報を取り扱います。
独自性のみが強調され、読み手に疎外感を与えてしまうのを避けたいです。
そこで「親しみやすさ」を重視し、読み手の属性を問わない表現を心がけました。

❶ カバー画像
「Software QAチームの歩みを記録する」という意味を込め「足跡」の絵文字を使用しました。
共通概念を使うと、意図が伝わりやすくなります。

❷ 賞状と推薦者の声
「賞状」は誰もが目にした経験があり、解釈が容易です。
「推薦者の声」は当事者のコメントを引用しているため、情景を思い浮かべることができます。

❸ 配色
色には心理的効果があります。
「黄色」をメインカラーにし、以下のイメージを示唆しました。
配色 イメージ

4. 継続しやすさを考慮する

記事は2週間に1回の間隔で投稿します。
充実した記事を提供したいですが、継続できることが何より大切です。
管理コストの低減が「継続しやすさ」につながると考え、以下の工夫をしています。

場 面 工 夫
記事の新規作成 - テンプレート機能を使用しています
Win Session - Software QAチームの成果発表で使用されたスライドを引用しています
スピーカー - 同期データベース機能を使用し、別ページの情報と同期しています
- メンバーの表示をフィルタで制御しています

5. 投稿の形式を型化する

記事は全社向けのSlackチャンネルに投稿しています。
作成から投稿を素早く行うため、投稿形式を型化しました。
これにより、以下の効果があると考えます。

  • 再現性が高まり、一定の品質を担保できる
  • 習慣になり、記憶しやすくなる
  • 一貫性が保たれ、信頼感が高まる
型化した要素 詳 細
曜日 木曜
投稿時間 12:00
投稿間隔 隔週
投稿文 - ヘッダー (記事へのリンク)
- 挨拶
- 本文

投稿のイメージ▲ 投稿のイメージ

今後の展望

この施策を通して、部署間の交流を促進し、新たな発想を生み出すきっかけを作りたいです。
部署間の連動性が高まることで、日々の業務がより有意義なものになると思います。
連動性 イメージ

自分自身への影響

当初は、取り組みの発信により、周囲へ良い影響を広めたいという思いがありました。
しかし、筆者にも思わぬ効果がありました。
賞状の作成において、適した言葉を探す過程が楽しいと感じます。
言葉によって自身が励まされるからです。
語彙が増えると、新たな解釈が生まれます。
解釈が増えると、物事をさまざまな側面から評価できるようになります。
その結果、感情をより繊細に区別できるようになるのです。
賞状の作成を通して、ポジティブな語彙が増え、自身に新しい解釈ができたのだと思います。
賞状 イメージ▲ 記事用に一部を変更しています

最後に

日々の活動の良い側面に注目することで、新たな発見があるかもしれません。
この施策をきっかけに、社内の皆様へポジティブな効果をもたらせたら幸いです。
以上「SWQA Weekly News」の取り組みについてご紹介させていただきました。

Bitkey Developers

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