チーム内で経験を積み「縁の下の力持ち」ポジションの私がチームでどう立ち回っているか
はじめに
株式会社ビットキー Software QAアドベントカレンダーの2024年12月18日の記事は、2023年1月に入社しましたSoftware QAチーム所属 na-na が担当します。
今回は、チーム内でそれなりに経験を積み「縁の下の力持ち」ポジションとなった私が普段の業務においてどのように行動をしているか、何を心がけているかをお伝えします!
所属チームの現状
現在のビットキーにはworkhub事業本部、homehub事業本部があります。
入社時の私は、現在のhomehub事業本部にあたる部門のAppチームに配属されました。
4ヶ月ほどAppチームで修行を行った後、現在も所属しているhomehub事業のwebチームに配属されました。
〜 各メンバー紹介 〜
- 所属歴1年の統括リーダーAさん
- 所属歴4年のチームリーダーのBさん
- 所属歴1年半のCさん
- 私(所属歴1年半)
- 所属歴5ヶ月のDさん
- 所属歴2ヶ月のEさん
上記6人のチームでhomehub事業のwebチームのQA業務を行っています!
どういう人に読んで欲しいか
今回は入社から約2年経ったQAエンジニアである私がチーム内での立ち回りにおいてどのような心掛けをしているかお伝えします!
同じような所属歴やポジションにいる方にとって、新たな視点や選択肢の幅が広がると幸いです!
また、入社して間もないQAエンジニアにとっても、将来のイメージになっていただければ幸いです!
〜 チームメンバーとして私が目指している方向 〜
前提として私は現在プレイヤー志向であり、リーダーは目指していません
理由としては、テスト設計や実行がとても楽しく、今はテスト設計者としての専門性を高めていきたいと考えているからです!
それを元に同じような方々の参考となれば嬉しいです!
意識していること
さっそく私が普段の業務においてどのようなことを心がけているかお話していきます🙋♀️
チーム内での立ち回りにおいて、私は2つのことを特に意識するようにしています!
- リーダーの目指しているチーム像を知り、それに沿った行動を心がける
- チームの方向性を一致させることができ、効率的なチーム運営ができると思います
- 自身のタスクや役割に限らず、チーム全体の状況を常に把握するように心がける
- 必要な時に適切なサポートを行い、潜在的な問題を早期に発見することができると思います
これらの点を意識することで、経験を積んだメンバーとして、よりチームに貢献できると考えています。
〜 リーダーの目指しているチームに寄り添う 〜
この記事を書くきっかけとして以下のようなことがありました。
チーム異動によりメンバーのことが分からず、各々の自己紹介が記載されているNotionを見にいき、リーダーが目指している理想のチーム像を知る機会がありました。
ずばり!「働きやすい環境」のチームでした。
私としてもとても賛成できる内容だったため、メンバーとして同じ方向を目指したいと考えました!
さらに、リーダーの普段の言動から「雰囲気」をとても大切にしているのではないかと思いまいた。
そこで!元々雰囲気の良いチームではあるのですが、より良くまたは継続するために私なりに以下のようなことを意識してみました!
- 朝会・夕会、振り返り会などで各メンバーが共有をしている際に、頷きやリアクションを行う
毎日行うMTGだと段々とリアクションが疎かになりがちなので気をつけています!
これを行っている理由は、私がリアクション等の反応をもらえなかった時に「あれ?今間違えたことを言ってしまっているかな?」と少々不安になることがあったからです。
反応をもらえると、話を聞いてくれているんだなと心理的にも安心しやすくなるなと感じています。
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寄り添う上で大事にしていること
自分が話している際に相手からリアクションをもらえないことは、フィードバックをもらえないことと同じであり、改善の必要があるのかどうかさえ分からないもどかしさにより不安が募るのだと気づけました。頷きやリアクションもただやっていればいいというわけではないと思ってます。
リアクションを優先して相手の話を遮ってしまうようでは、目的を見失っていますし場の空気が悪くなりかねません。ですので、相手の話をしっかりと聞き適切なタイミングでリアクション等をするようにしています!
実際にチームメンバーから、「普段の朝会や夕会の時にリアクションをしてくれるおかげで話しやすくて助かってるよ」と言っていただけました🥹
以上のように私は”頷きやリアクション”というフィードバックを通して、チームの雰囲気をより良いものにすることを心がけています!
〜 チーム全体を俯瞰する 〜
所属歴だけでみた時に私は中間のポジションです。
これには利点があり、リーダー寄りの視点と新メンバー寄りの視点どちらにも寄り添えることです!
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リーダー寄りの視点
私はリーダー業務の経験はありませんが、リーダーの業務量の多さを日々実感しています。
リリース進捗管理、メンバーの状況把握、開発チームとの調整、上司や他QAチームとのコミュニケーションなど、多岐にわたる業務を行っています🥲
そのため、「リーダーの負担を少しでも減らすためには、私に何ができそうか」と考えるようにしています。以前は方針書やテストケースのレビューがリーダーに集中していました。
現在は私も経験を積んできたため、同時期参画者のメンバーと相互レビューを行ったり、リーダー不在時はチーム内に相談を持ちかけて話し合い解決したりすることで、リーダーの負担を減らすことができてきました!このような自主的な動きができるのは、リーダーが私たちを自由にさせてくれているからです!
Slackで「この業務します!」と宣言すると、特に問題がない限り承諾系のスタンプや返信をくれます。こうした経験を通じて、自分たちで判断して行動できる範囲が広がりました! -
新メンバー寄りの視点
誰だって最初は新メンバー!ということで私も常に昔を振り返りつつ新メンバーたちの様子を見守るようにしています
その上で大切にしていることは、新メンバーの方が「今何をしたらいいか分からない」という状況をできるだけ作らないようにすることです!
参画して間もない頃は、チームのスケジュール感や優先度が分からないものです。
その日することを朝会で話していたとしても、状況によってはすることが変わることもあります。また、リーダーはMTG中でメンバー1人1人をずっと気にかけることも難しいです。私たちが新メンバーたちに「〜という理由によって、優先すべきことが変わったから、先に○○してほしい!」等のように道順を示すようにしています。
実際に新メンバーの方が「優先事項がまだ分からない時に指示出してくれたのは助かったし、今後自分で判断する方法も学べて良かった」と言ってくださいました🥹
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チーム全体寄りの視点
SWQAにおいて「縁の下の力持ちポジション」の強みといえば、やはりテスト業務の速さです!!
テスト実行では操作が慣れているためどんどんと実施をこなしていき、テスト設計においては難易度の高い課題と向き合います。チーム全体の進捗状況を把握し、必要に応じてタスクの優先順位を調整したりもします。例えばテスト実施にあたり、その日に優先して実施する範囲と一旦後回しにしても大丈夫な範囲があったりするのがいい例です。
リーダーに業務優先度を伺うばかりでなく、経験を積んだ1メンバーとして自分でそれらを判断し、他のメンバーにも理由を添えて指示を行うことができるよう心がけています!また、難易度の高い課題を適切に理解し、割り振りを自分なりに考えることもあります。
難易度の高い課題のテスト設計を行いつつ、難易度が比較的低めの課題は新メンバーたちに割り振って経験を積んでいただくようにしています!
またこれらによって新メンバーからの質問対応や成果物レビューを行うことでチーム全体の業務を滞りなく進めながら、自らの成長にも繋げることができるのは「縁の下の力持ちポジション」ならではの強みです!実際に割り振りを行った際に「だんだんと難しい課題を割り振ってくれるおかげで、自身の成長に繋がっていて嬉しい」という声をいただけました🥹
終わりに
「相手の視点に立って自分のすべきことをする」これがチームにおいて「縁の下の力持ちポジション」にいる人にとって大事なことかなと私は思っています。
もちろんどんな時でも相手視点というのは大切ですが、リーダー視点・新メンバー視点と異なる視点を入れ替えつつ行動をしていくことは「縁の下の力持ちポジション」にいる私たちにしかできないことだと思います!
ゲームで例えるならサポーターとしてもアタッカーとしても、はたまたタンカーともなれる私たち「縁の下の力持ちポジション」は大人気キャラ間違いなしです!!
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