つらくない!win-winなテックブログ運営方法
はじめに
こんにちは!アプリケーション技術推進チームの宮下です。
弊社ではテックブログを1年前から始めています。
現時点では継続的に記事を出すことに成功していて、合計で15記事出しています。
まだ始まってから1年程の運用ではあるのですが、現状のルールや運営方法について弊社の取り組みを書いてみます!
テックブログは辛い、続けるのが何よりも難しい
テックブログを始めるのはまだ容易です、誰かが書いて出せばとりあえず目標は達成できます..!
テックブログの難しさはそれを安定して継続させることでしょう。
誰か又はチームが中心となって運営をしないと回らなくなってしまいます。
誰が運営する?
運営を一人で行うのは、想像に容易く負担が多く厳しいです。
そこで弊社では、技術広報というチームを作りました。
ですので、運営はチームで行います!
※技術広報のチームメンバーは全員エンジニアで、メインで他の部署に属しています。
ですので技術広報としてテックブログの運営は、サブ業務のような位置付けです。
どのように運営すれば続くのか?
「運営側と執筆者それぞれにメリットがある、win-winな状態」を作ればいいと考えました。
運営側と執筆者に分けて、それぞれどのような工夫をしたのか説明します。
運営側に対する工夫
下記の二つの実現が必要不可欠と考えました。
- 「運営して何かメリットがある」
- 「運営の負担が少ない」
運営がボランティアでは、いつの日か廃れてしまうのは火を見るより明らかです。
「運営して何かメリットがある」の実現方法
テックブログの運営に携わっていることが、会社からしっかり評価されるように対応しました。
実際に前回のクォーター毎のMVP表彰の場で技術広報チームの活動が、表彰されました。(しっかり副賞として賞与も頂けました)
「運営の負担が少ない」の実現方法
継続性と再現性が高く、負担の少ない執筆依頼フローをメンバーで考えました。
具体的なフローについては後述します。
執筆者に対する工夫
執筆者には「記事を書いて何かメリットがある」を必ず実現させる必要がありました。
「記事を書いて何かメリットがある」の実現方法
- 書くことで会社から評価される
テックブログの執筆は知識と経験の内的&外的循環を促す重要なアクションです。ひいてはエンジニア組織のビジョン「Purpose&Visionを技能で実現するプロフェッショナルの集団」を実現する重要な要素であるため、評価されるようにしています。
- 記事の投稿は個人アカウントで行うことで、記事は個人の資産に
記事を書いてもそれが会社のアカウントで、ただただ会社だけの資産になってしまうのはモチベーションに繋がりにくいと考えました。
そのため、記事の投稿は個人アカウントで行い、記事は未来永劫その人の資産にしてもらいます。
また、エンジニア一人一人のセルフブランディングや自己学習の機会の促進にも繋げられるようにしました。
各記事の投稿は個人アカウントで実現できるのは、ZennのPublication機能のおかげです。
詳細はこちら。
現在の運営のルールを紹介
1. まずは月に1本をノルマに
量より継続性を重視です。
理想はもっと記事を出したいですが、張り切り過ぎは禁物です。
また、技術広報のメンバーは本業の開発などがあるので無理が無い範囲で回すようにしています。
2. 執筆依頼はかなり前もってする
1ヶ月前に、執筆者の方に「来月までにテックブログ書いて欲しい!」なんてことは無理やり過ぎます。
時間に余裕を持つことは大事で、最低でも2ヶ月ぐらい前から執筆の依頼をするようにしています。
3. 記事のネタは普段のコミュニケーションなどから見つける
何について記事を書こう...という問題はテックブログ運営あるあるだと思います。
弊社では日々のコミュニケーションの中で、面白い取り組みを見つけたらメモっておいて依頼するようにしています。または、シンプルに「最近面白い取り組みあったりしますか...!?」みたいな感じでヒアリングをしてしまいます。月一投稿ならこれでも記事のネタには困っておりません。
4. 運営側は月ごとに担当をローテーションで回す
技術広報チームのメンバーは各月の記事を"担当"をします。
"担当”をしたら何をするかというと下記3つです。
- 担当月に記事を出せるように前もって執筆者を探す
- 執筆者のサポート及び記事のレビューを行う
- 担当月の月末までに記事を投稿することに責任をもつ
その"担当"をローテーションで回します。
運営メンバーAは1月担当、運営メンバーBは2月担当、運営メンバーCは3月担当、運営メンバーDは4月担当...のようなイメージです。
運営メンバーが6人いる場合、下記のようになります。
月に1本の投稿頻度であれば、1人は年に2回の担当で済むのです!
- メンバーA: 1月と7月の記事の担当
- メンバーB: 2月と8月の記事の担当
- メンバーC: 3月と9月の記事の担当
- メンバーD: 4月と10月の記事の担当
- メンバーE: 5月と11月の記事の担当
- メンバーF: 6月と12月の記事の担当
現在の執筆フローの紹介
執筆してくれることに同意がとれたら、下記のフローで進めていきます。
「初稿、第二稿、第三稿」と3つのチェックポイントを踏むようになっています。
- 初稿
- レビュー担当 => 技術広報チーム
- 記事の状態 => 目次は必須、各目次に対して数行の文章がある,枠組みができている状態
- 目的 => 記事の方針に問題がないか
- 第二稿
- レビュー担当 => 技術広報チーム
- 記事の状態 => 文章もしっかり書かれていて、記事がほぼ完成している状態
- 目的 => 全体を見て問題ないか、マイナスブランディングしていないか、誤字脱字チェック
- 第三稿
- レビュー担当 => マネージャー層
- 記事の状態 => 記事が投稿できる完璧な状態
- 目的 => マネージャーの観点でリスクマネジメントや、技術的な誤りがないかなどを含めて全体の再確認
第三稿のレビューでOKがでたら、晴れて記事を投稿できます!!
最後に
テックブログは立ち上げ初期から様々な試行錯誤を重ねて現在はこの体制で運用で落ち着いてきました。
1年ほど運用をしてきて徐々にテックブログが社内でも浸透してきたように感じます。そのおかげか、最近では自ら執筆の立候補をしてくれる人もちらほらでてきて嬉しい限りです!
今後もよりよい発信ができるように、運営として継続的に改善をしていきます。
また、社内の取り組みや活動を、正しく楽しく発信できるテックブログを目指していきます。
本記事がテックブログの運営で悩まれている方、テックブログを始めようか迷っている方の一助になれば幸いです!
Wanted!
BEENOSグループでは一緒に働いて頂けるエンジニアを強く求めております!
少し気になった方は、社内の様子や大事にしていることなどをThe BEENOSにて発信しておりますので、是非ご覧ください。
とても気になった方は、まずはオンラインで弊社のエンジニアとざっくばらんにお話をさせて頂ければと思います!
世界で戦えるサービスを創っていきたい人は是非是非ご連絡ください。よろしくお願い致します!!
Discussion