JJUG CCC 2024 Fall にフルコミットした話(登壇・交流会LT・当日スタッフ)
概要
2024年10月27日に開かれた JJUG CCC 2024 Fall にスピーカー・当日スタッフ・交流会LTを挑戦した結果のふりかえり記事です!
前回の JJUG CCC 2024 Spring では、スピーカーと交流会 LT をしましたが、 今回はさらに、当日スタッフもしました!いぇい!
さすがにもう採択されんやろと思っていた中での登壇なので、とても嬉しかったです!
(かれこれ、2022年の秋から連続 5 回やぞ!どや!)
この記事では、今回の JJUG CCC 2024 Fall に参加したことについてふりかえっていきます。
この記事で書くこと
- 登壇の内容について
- LT の内容について
- 当日スタッフの内容について
- 全体通しての感想
逆に書かないこと
- 聞いた話の感想については書きません
- ちょっとこの記事のボリューム的にいっぱいいっぱいになるので。。。
- 登壇するためのハウツーについては書きません
- そんなのわかりません。。。
登壇の内容について
登壇資料
どんな話?
Java 17 に正式導入された JEP 409: Sealed Classes についての話です。
簡単に言うと、クラスやインターフェース間の継承・実装の関係を宣言的に制御するものです。
詳細の話は上記の登壇資料を見てもらえればと思いますが、
個人的にはインターフェースで使って、代数的データ型(ADT)の表現をするのがいいなと思っています。
加えて、Java 21 で導入された JEP 441: Pattern Matching for switch と掛け合わせることでより効果的な使い方になります。
このあたりは、それぞれの JEP を進めていた Project Amber の目標でもある「小規模で生産性向上を目的としたJava言語の新機能の探求」[1]にある通り、型の表現力が増し、生産性への向上につながっていると感じました。
また、参考までですが、今回の sealed
や他の機能の record
と合わせた話も、同じく Project Amber の資料にあります。
(この資料の中で余談として、代数的データ型の話が出ていますね。)
バージョンアップの度に機能が増えていくので、しっかりとキャッチアップしていきたいですね!
トークに対してのアンケート結果
アンケート結果は以下の通りでした。
満足度も高く、難易度も程よいといただけて嬉しい限りです。
もともと、セッションとして Step Up
なので、入門の内容として考えていたので、期待した結果に近い結果だったのは良かったです。[2]
以下の通りのコメントを頂きました。
辛辣なコメントが無くて、ホッとしました。
2つ目のコメントはなるほどなーと思いました。
確かに、現場に適用するとどうなるか?みたいな話は聞きたいのは、自分も思いますねー。
sealed を使うだけの話において、具体的な実践でのトラブルのイメージは無く、
書き換えていく際に基本的には既存の状態に応じて宣言するので、トラブルや不具合になることはないですね。
逆に応用の話で上げた ADT については、永続化をどうするかとかでの課題はありますね。(そのあたりは、逆に話を聞いてみたい。)
LT の内容について
登壇資料
どんな話?
一言でいうと「登壇には良いこと多いから、みんな登壇しようぜ!」というポジショントークです!
登壇自体で得られるものは多いですが、登壇するまでの過程でも得られるものは多いです。
上の登壇資料にも書きましたが、登壇を通して自分を客観視ができます。
しゃべり方や声、所作、ポスチャーのような発表に関する話だけでなく、
資料を作成していくにあたって、自分が理解している領域とそうでない領域の境界なども把握ができます。
また、人前で話すことはとても勇気がいることで、尻込みするかもしれませんが、気負いせずどんどんやって行くのがいいです![3]
当日スタッフの内容について
今回、JJUG CCC では、初めて当日スタッフもしました。[4]
そういえば、春の登壇記事でもこんなことを書きました。
実は、この LT の中で、次の JJUG CCC 2024 Fall への布石もあります。
それはまた別の記事でお話します。ふふふ。
つまり、こういうことです!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
過去の自分と未来の自分との間に
縛りを科すことで呪力の底上げをしました!
なので、
わーい、やってやったぞー
当日スタッフとしてやったこと
私の担当は、午後から部屋担当でした。
部屋担当の主なタスクは
- セッションの開始と終了時のアナウンス
- 登壇者へ残り時間の共有
- セッション終了時の質問タイムの進行
- 会場の参加人数の計測
といった具合です。
部屋の前の方でセッションを聞くこともできるので、慣れれば役得ですね。
もちろん、マイクを使っての司会は緊張しますが、慣れると楽しいです。[5]
あと、スタッフ T シャツも貰えるので嬉しさ 100 倍ですね!
全体通しての感想
冒頭にも書きましたが、今回で 5 回連続登壇できて良かったです。
まだまだ、Java エンジニアに再転生してから歴は浅いですが、これだけ続けて参加できて嬉しいです。次も頑張るぞい!
また、今回の JJUG CCC で弊社(BABY JOB株式会社)がロゴスポンサーしていました!
名だたる企業の中に、弊社のロゴがしれっといとるんですわー
きっと、会社の偉い人が
アサノが何度かお世話になっているみたいやから、スポンサーにでもなっとこかー
と思ってくれたからだと思います。きっと。いや、知らんけど。[6]
どちらにしても、会社がコミュニティにスポンサーするのは、自分としては嬉しいです。
さいごに
上でも書きましたが、5 回続けて、JJUG CCC にスピーカーとして参加できたのは嬉しいです!
2025年も採択されるよう頑張ります!
参加するたびに思いますが、 JJUG CCC の開催は、スポンサー・スタッフ・事務局の皆様のご尽力があって、無事に開催できるものです。
とくに、今回当日スタッフを経験することで痛いほど感じました!みなさん、本当にありがとうございました!
そして、所属組織である BABY JOB のチームメンバにも
事前の査読や模擬発表に付き合っていただき、本当にありがとうございました!
参考情報
-
Project のページに書かれている "The goal of Project Amber is to explore and incubate smaller, productivity-oriented Java language features that have been accepted as candidate JEPs in the OpenJDK JEP Process." から解釈しました。 ↩︎
-
4 件だけ?とか言わない!回答してもらえるだけでもありがたい限りです! ↩︎
-
当たって砕けても、全力でやっていれば得られるものは必ずあります。そして、失敗しても大抵は笑い話になります! ↩︎
-
過去には、PHPカンファレンス関西2024 や Object-Oriented Conference 2024 で当日スタッフをしたことがあります。 ↩︎
-
部屋を支配した気持ちにもなります。(コラッ!) ↩︎
-
大体あってそうだけど、真偽は定かではない🙏 ↩︎
私たち BABY JOB は、子育てを取り巻く社会のあり方を変え、「すべての人が子育てを楽しいと思える社会」の実現を目指すスタートアップ企業です。圧倒的なぬくもりと当事者意識をもって、こどもと向き合う時間、そして心のゆとりが生まれるサービスを創出します。baby-job.co.jp/
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