アウトプットのネタを育てるための工夫
さて、みなさん!
アドベントカレンダーは、楽しんで書いていますかー?
楽しいぜー!🔥
絶好調だぜー!⚡️
という方もいれば、
つらたん😥。。しんどみ💧。。。
ぴえん超えてぱおん🐘。。。
といった産みの苦しみに苛まれている方もいるかなと思います。
例えば、なんとなく書くネタは決まっているが、うまく形にできないみたいな悩みは耳にしたことがあります。
この記事では、ネタを育てて、アウトプットとして形にするうえでの考え方や進め方について、自分なりのコツについてまとめていきます。[1][2]
内容
この記事で取り扱う内容は以下です。
- 考え方・マインドセット
- 自分がやらなくてもいいんじゃないかと考えない
- 炎上するかもとか不要な懸念は考えない
- 進め方・作業側面
- まずは紙に書く
- 想定する受け手を決める
- 推しとアウトカムを決める
- とりあえず最後まで書く
では、それぞれについて順を追って説明します。
【考え方】自分がやらなくてもいいんじゃないかと考えない
まとめていく中で、ふつふつと湧き上がってくる感情としてあるのが、
「これ、べつに俺じゃなくても良いんじゃね?」
「もうすでに誰かがまとめてくれているんじゃね?」
というものです。
個人的には、このような考えは不要です。[3]
アウトプットした成果物は、受け手のために存在するのが望ましいですが、自分のためでもあるべきです。[4]
作り上げていく中で、機能・仕様の理解や考えの整理が自然とできていきます。
それだけで、自身のスキルを高める手段になるので、自分のためにと思って、どんどんアウトプットをしていくべきです。
【考え方】炎上するかもとか不要な懸念は考えない
つづいて、まとめていく中で感じることとして、
「こんな事を書いて怒られないだろうか?」
「批判を受けないだろうか?」
といった不安や懸念です。
個人的には、書く前から不安や懸念は考えなくていいです。
先にも書いた通り、アウトプットをしていくことは自分のためでもあります。
そして、アウトプットの内容が矢面に立たされて、罵詈雑言叩かれることは無いです。
(暴論になるが、色んな人に届くという前提や期待値に驕りがあるかも知れません。思った以上にアウトプットは見られないという認識は持ち合わせたいです。)
もちろん、技術的に誤っていることや、特定の人物・集団に対して礼を欠いた表現、公序良俗に反した内容を書いたりした場合は除きます。
要は、やましいことがなければ大丈夫です!
【進め方】まずは紙に書く
続いて、ネタをまとめていくやり方についてです。
最初に紹介するのが、取り掛かる前にネタの構成やイメージを整理するために紙に書いて考えることです。
自分は基本的に記事やスライドのような成果物をいきなり作り始めずに、紙に書いて整理します。
自分が進める際は、以下を整理します。
- なぜそれを伝えたいのか?
- ネタに関することで連想されるものにはどんなものがあるか?
- 起源や由来、発展、応用など考えられることはあるか?
- オチはどうするか?
上記を整理していくと、自然と流れやストーリーが決まってくることが多いです。
また、ネタや内容の整理だけでなく、このあとで紹介する「想定する受け手」や「推しとアウトカム」も紙に書いて整理をします。
なぜ、紙に書く必要なのかというと、作り始める前に一呼吸を置いてアウトプットで達成したいことが適っているかをチェックするためです。
作りながら考えはじめると、迷い始めることはあります。
そして、迷い始めながら作ると、アウトプットが当初考えていたものとかけ離れたものになることがあります。
そういった右往左往することを避けるためにも、一旦、落ち着いてどういうものを作るかを書き出しながら整理することをおすすめします。
作り始める前に立ち止まることが目的なので、紙とペンが必須というわけではないです。
日頃、思考を整理するために使っているもので使いやすいものをお使いいただくのが良いです。
【進め方】想定する受け手を決める
アウトプットを作り始める前に、受け手を定義するのは重要です。
例えば、受け手が「小学生」と「専門家」とで、アウトプットの内容が同じになるとは考えにくいですよね?
想定する受け手が決まっていると、前提となる知識や説明が省略できる用語や範囲といった粒度やレベル感が決まってきます。
あらかじめ、レベル感が決まっていると、書いてまとめる部分と省力できる部分を意識できるので、必要なところに集中してまとめられます。
【進め方】推しとアウトカムを決める
受け手が決まると、その受け手に対して 伝えたいこと(推し) と 持って帰ってもらうこと(アウトカム) を決めていきます。
ネタの候補が出ている時点で、ある程度の推しポイントは出てきていると思いますが、ここで考えておきたいのは、推しの解像度を上げることと必要なものに絞ることです。
当初ぼんやりだった伝えたいことが整理していく中で輪郭がはっきりしていきます。
ネタが「最近追加された言語仕様について伝えたい」だった場合、
- その機能の使い方やクセにフォーカスするのか
- 仕様追加にあたっての歴史的な背景をフォーカスするのか
- 現場で活用していく中での変化にフォーカスするのか
というように伝えたいことが色々出てくると思います。
この整理の中で、伝えたいことの解像度を上げていき、そして、取捨選択することで内容を洗練していきます。
並行して、受け手がどうなっているか(アウトカム)までイメージすることで、より一層内容を磨いていくことができます。
また、アウトカムを意識することは、目指していた方向性からズレていないかという試金石としても活用できます。
ここで挙げた「推し」と「アウトカム」については、テックブログだけでなく、カンファレンスへ登壇する際に提出が求められるプロポーザルでも記載しておきたいものです。
オーディエンスに何を伝えて、聞いたオーディエンスがどのような状態になっているかを書いているのと書いていないのでは、採択する側のトークイメージの解像度に違いが出ます。[5]
【進め方】とりあえず最後まで書く
そして、作り始める前に整理を行ったあとは、とにかく最後まで書ききることが重要です。
当たり前といえば、そうなりますが、作整理をしていたとしても作り始めると悩むポイントが見えてきます。
「本当にこれでいいんだろうか?」
「この表現は合っているだろうか?」
などなど、不安や悩みが出てくると思います。
自分はそういうときは「とにかく最後まで書き切ること」に集中します。
その理由は、最後まで書かないと全体を俯瞰して見ることができないからです。
作っている途中は、上記のような局所的なことで悩んでしまいます。
ですが、書き切った後に全体を見ると、それよりももっと重要な修正ポイントに気づくことが多いです。
例えば、ストーリーの流れに大きな行間があることや、伝わりづらい表現になっているなど、作っている際には気づかないことが多くあり、その一方で先の悩みがさほど重要でないことに気づきます。
なので、まずはとにかく書き切りましょう! 書き切った後に推敲して、品質を上げていきましょう。
まとめ
ネタを決めてから形にするまでに自分が考えていることとやっていることをまとめていきました。
また、途中でもありましたが、これはテックブログのような記事作成だけでなく、登壇資料の作成や日々の業務においても大小の差はありますが通用する考えがあると思っています。
やや属人的な部分もあるかもしれませんが、この記事がみなさんのお役に立てられれば幸いです。
余談
すこし余談ですが、アウトプットにおいて、「量が質を生む」ことが大いにあると思っています。
いくら熟考しても、形になっていなければ評価はされません。入試数学のように部分点などありません。
なので、本記事と少し逆行することですが、最初は「とにかく最後まで完成させて、外に出すことを続けていく」のが望ましいです。
それを続けていくことで、良い・悪いを問わず評価を貰える頻度を上げていき、作成にかける時間も短くなっていき、フィードバックループを回すことに繋がります。
そして結果として、質の向上に繋がります。
こちらについても、みなさんの支えになれば幸いです!
私たち BABY JOB は、子育てを取り巻く社会のあり方を変え、「すべての人が子育てを楽しいと思える社会」の実現を目指すスタートアップ企業です。圧倒的なぬくもりと当事者意識をもって、こどもと向き合う時間、そして心のゆとりが生まれるサービスを創出します。baby-job.co.jp/
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