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JJUG CCC 2025 Fall に参加してきました!

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JJUG CCC 2025 Fallが 2025 年 11 月 15 日に開催されました!

前回に引き続き、技術トレンドのキャッチアップとインプット/アウトプットを目的として、開発部から 5 名のメンバーが参加しました。

会場画像
当社は今回もロゴスポンサーとして協賛しました

アウトプット

スピーカーとしては浅野さんが登壇しました!

浅野さんの登壇の様子の画像
発表タイトル:JEP 496 と JEP 497 から学ぶ耐量子計算機暗号入門

前半では暗号理論の基礎を丁寧におさらいし、後半で耐量子計算機暗号について解説しています。

私は社内でのリハーサルで聴かせてもらいました。
量子関連技術はとっつきにくいトピックながら近年は実用化に向けた進展の話題も少なくなく、意欲的な技術者にとって嬉しいセッションだったろうなと思います!

未来の脅威を見据えて Java がまた一つ進歩したというところで、Java エンジニアのカンファレンスの朝イチにふさわしいセッションだったと思いますね(どの立場からのコメントやねん)。

セッションの傾向

AI のトピックが圧倒的に増えた回でした。

AI に直接関連するセッションをざっと数えたところ、前回は 7 件だったのに対し今回は 12 件でした。Java の新技術やアーキテクチャ・設計論の話題も依然として多かったですが、最も顕著だったのはやはり AI 関連のトピックだったと思います。

コードエージェントが爆発的に普及しての今回だったこともあり、数だけでなく質も大きく違っていました。
前回はアシスタントとしての AI の有用さを前提とした開発をどうしていくか、が主な関心だったのに対し、今回は

  • AI に開発を牽引させる方法論
  • アプリへの組み込み

といったトピックでのセッションが多く見受けられました。以前よりも開発業務との関連がワンランク密接なものがメジャーになっていたと思います。以下は印象的だった2セッションです。

速習 Spring AI
Spring AI を用いて LLM CLI を自作・カスタマイズされての知見共有でした

新卒目線で感じた AI レビュー機能開発の学びと課題
自社プロダクトに AI 機能を組み込む開発体験の共有でした

逆に前回多かったワードだと「2025 年の壁」は(まだ 2025 年ながら)スッと消えたような印象です。AI エージェントというイノベーションの巨大さの前ではそれどころではないということでしょうか。この半年間に状況がどれだけ大きく変わったかを感じますよね。

Java エコシステムの有用なプラクティスに関するセッションは相変わらず多く、リスナーも多く集まっていました。新技術のキャッチアップはもちろん良いですが、アットランダムに関連トピックを学習できることもまたカンファレンスの醍醐味ですよね。

BABY JOB 開発部の一コマ

普段業務はフルリモートなこともあり、オフラインの催しとして前日は参加メンバーで DDD に関するディスカッションを行いました(「ユビキタス言語って日本語の言語特性と合ってないんじゃないか?」などなど)。

イベントでも DDD に関するセッションは多くあり、関心を HOT に持ったまま臨めて良い学習効果を感じられたメンバーも多かったようです!
イベント中は会場に 1 日中缶詰でインプットするわけなので、こういう形でウォーミングアップするのは取り組みとして良いアイデアだったと思います。新しい学びです。

ディスカッションの様子画像
東京オフィスでのディスカッションの様子

さいごに

技術革新のスピードが早いほど、カンファレンスでの情報収集の価値は高まりますね!

参加者の多くは同じ Java 開発者なので、明日から実践できるような現場に近いプラクティスとして情報収集でき、改めて良いカンファレンスだなあと感じました。
こうして定例での開催するために尽力されてきた JJUG CCC の関係者の方々には本当に感謝です。

今後も微力ながら JJUG CCC の盛り上がりにより一層貢献できたらと思いました!
以上 JJUG CCC 2025 Fall の参加レポートでした!

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