UIデザイン講座2回目を開くことになった話(準備編)
はじめに
BABY JOB株式会社でUIデザインを担当しているelmoです。
以前UIデザイン講座を開いた記事を3つほど書いたのですが、それの2回目を2025年4月に実施することになりました。(1回目は2023年10月に実施したので、1年5ヶ月ぶりですね!)
UIデザイン講座1回目の記事
「エンジニアさん向けにUIデザイン講座を開きたい!(準備編)」
「エンジニアさん向けにUIデザイン講座を開きたい!(完結編)」
「エンジニアさん向けにUIデザイン講座を開きたい!(成果物編)」
こちらもチェックしていただけると嬉しいです!
1回目は私の独断で「表層デザイン」を取り上げたのですが、今回は1回目の反省を踏まえ、講座の内容を決める前にアンケートをとることにしました。
エンジニアの皆さんに「UIデザインで困っていること」を聞いたところ、一番多かったのが 「UIデザインの良し悪しが判断できない」 という声でした。
色々と考えた結果、UIデザイン講座の2回目の内容を
「UIアンチパターンを直す」
に決めました。
この記事では講座内容決めや講座テキストについて書いていきます。
講座の内容を決める前に
実際に講座の内容を決める前に、まずは以下の方針を固めました。
講座のゴール
今回は課題(ペイン)が明確なので、その解決の考え方を学ぶことをゴールとします。
「UIデザインの良し悪しがわからない」という状態から、「こう考えれば判断できそう!」 と思えるようになることを目指します。
講座のテーマは範囲を絞る
1回目は「表層デザイン」を幅広く扱いましたが、内容が広すぎて、受講者の記憶に残りにくい講座になってしまったかなと思います。(反省)
そこで今回は範囲を絞り、狭く・少し深めの内容に変更しました。
受講者・実施者が負担にならない時間配分にする
1回目は講座2時間半に、グループ課題もあって、受講者の疲労も相当だったと思います。
そして私もとっても疲れました(笑)。
今回は1時間半(を目指した)の内容に収めています!
少人数(3-4人)で話し合うスタイル
1回目も少人数制でしたが、それぞれが個別に作業し、発表するスタイルでした。
今回は受講者同士で話し合いながら、1つのUIデザインを改善していく形に変更しました。
デザインそのものを教えるのではなく、考え方を学ぶ
UIデザインはある程度は答えがあるのかなと考えますが、それを講座の中で「絶対こうだ!」と強く主張したり教えたりはしないでおこうと思っています。
受講者自身が感じたUIデザインへの違和感を言語化し、それをどう解消すべきか皆で話し合う過程がとても大切なので!
「こういうときはこう考えると解決につながるかも」みたいな話ができたらなと思っています。
講座で取り上げるデザインはオリジナルに
1回目は弊社が利用している他社の勤怠管理システムをテーマにしたため、ブログで講座の内容を詳しく紹介できませんでした。
今回はオリジナルの課題を作成したので、キャプチャを貼りながら課題の内容をお話しします!
講座の内容を決める
アンケートの結果をもとに、今回の講座の課題は
「意図的に設計された使いにくい架空サイトのトップ画面UIを改善しながら、より良いUIとは何かを考える」
という内容にしました。
この課題を作成するにあたり、AIも活用しながらテキストを準備しました。
ここからは実際のテキストのキャプチャを貼りながら説明していきますね!
講座の概要
受講者に馴染みがあり、若干の難易度があるUIを考えていて、「検索サイトのUI」がちょうどいいかなと思いテーマに選びました!
「ホスピタル❤️ナビ」というちょっとダサめな名前はAIが考えてくれました!
架空サービスの説明
ステークホルダーの言葉を借りて、サービスの概要と重要なポイントを説明しています。
ペルソナ
今回の課題で重要なポイントであるペルソナを設定しました。
(AIが考えてくれました)
ストーリー
なぜエンジニアの皆さんが病院検索サイトのUIを自ら修正しなければいけなくなったかのストーリーをフリー素材を使って四コマにしてみました。
すれ違いはどこの現場でもありそうですよね!(笑)
実際の課題
課題内容
※今回実施するのは課題2までになります。
課題デザイン
受講者はデザイナーが投げ出した上のデザイン(Figma)を修正していきます。
プロトタイプも用意していて、インタラクションも確認できるようにしています。
終わりに
2025年4月から2回目の講座を実施します。
実施後は、感想や気づきをまとめた記事を公開する予定です。成果物も紹介できればと思っています。

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