エンジニアさん向けにUIデザイン講座を開いてみた(完結編)
はじめに
こちらは「エンジニアさん向けにUIデザイン講座を開きたい!(準備編)」の続きとなりますので、先にそちらをご一読いただけますと話が理解しやすいかと思います!
※またこちらはダイジェスト版になります。後ほど正式版として書き足そうと考えています。
UIデザイン講座の実施にまつわる数字
- 開催日程
- 2023/9〜10月(週1で開催)
- 参加人数
- 20人
- 1クラスの人数
- 2〜3名
- 講座の時間
- 基礎編:30分
- 実務編:2時間
- 実務編の課題提出率
- 94%
- グループ課題参加率
- 52%
UIデザイン講座を開いた後の感想(反省)
※実施内容については「エンジニアさん向けにUIデザイン講座を開きたい!(準備編)」をご確認ください!
本当に理解していないことは教えられない
講座を実施している中で、ある部分で「モゴモゴ」いってしまうことがありました。
「モゴモゴ」は知識としてなんとなく知っているけど、それを実際に私自身がやっていない部分のことです。
デザインの表層段階(装飾)についてはある程度話もできるし、過去の経験から学んだことを伝えることもできます。でもデザインになる前の段階(UXの戦略・要件・構造など)はディレクターとところどころ一緒に取り組んだことはあるものの、手綱を握っているのはいつも他の人でした。
UXの本を読んで知識を得ても、UX関係のカンファレンスに参加しても、私の場合は特になのですが、自分で経験しないと身につかないのです。。(すぐに忘れちゃうんです)
今回の講座を通して、まざまざと「自分が本当に理解しなければならないこと」が浮き彫りになる、私にとっては貴重であり苦い経験にもなりました。
評価することの難しさ
講座を実施している中でもう一つ「難しいな」と思ったことがあります。
それは提出されたデザインを評価(しコメント)することです。
デザインを長くしているとデザインの中に「工夫」や「迷い」などの思考が見える時があります。
(逆に「適当にやったな」というマイナスの面も見えます。こちらの方がわかりやすいですね)
昔、デザイナーではない上司を持った時に、いつもしっかりデザインに取り組んでいた(つもり)のですが、一度だけ、ページの最後の部分を時間ぎれで少し手を抜いた事がありました。
いつもはサッと見て「OK」の上司が、「ここ・・・あなたらしくないね」と指差したところが、ちょうど手を抜いた部分でした。デザイナーではない上司でもわかるのか。。と思いながら「すみません、やり直します」といった記憶があります。
で、何が言いたいかというと、課題の評価を
- デザインの「出来栄え」に重きを置くか
- デザインの中に見える「創意工夫する思考」に重きを置くか
で悩んだということです。
結局、個人的に好感が持てる「創意工夫」に重きを置いて、評価と感想を書きました。
これは私自身の戒めでもありますが、「できること、わかっていること」の一歩先に取り組むことが成長の第一歩になるんだろうなと、課題の評価を通して学んだことです。
教えることが楽しいと思う時
「教えることが楽しい」と思う時はいつも「教えた方の成長が見れらた時」です。(かなり上からの意見ですみませんっ)
そういう方が講座を受けた中でお一人でもいた時、「私のカリキュラムに費やした時間は無駄じゃなかったんだな」とホッとするし、嬉しい瞬間でもあります。
そういう瞬間が今後、業務の中で見られることを期待しています!(と受講された方に向けてメッセージ!)
課題の成果物
課題の成果物は別記事で書きました。
「エンジニアさん向けにUIデザイン講座を開いてみた!(成果物編)」
まとめ
色々書きましたが、今回の講座は私自身がとても気づきのある取り組みだったと思います。
後なんだかんだ準備がとても大変だったので、第二回とかは考えてませんw
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