PHP カンファレンス 2025 に登壇しました
はじめに
2025 年 6 月に開催された PHP カンファレンス 2025 にスピーカーとして登壇させていただきました。
筆者が PHP カンファレンス 2025 に対して、提出するプロポーザルの検討から登壇までの流れをまとめたものになります。
イベント概要
PHP カンファレンスは、PHP 関連の技術を主とした技術者カンファレンスです。 2000 年に日本のユーザ会によって PHP カンファレンスが初めて行われ、今年で 26 回目の開催となります。 これからPHP をはじめる方から、さらに PHP を極めていきたい方まで幅広く楽しめるイベントになるよう様々なプログラムをご用意しております(公式サイトより引用)
開催日:2025 年 6 月 28 日(土)
場所:大田区産業プラザ PiO
プロポーザルの作成
今年に入って PHP に関するカンファレンスでプロポーザルの不採択が続いたため、アプローチを変える必要があると感じていました。そこで、普段とは異なるテーマを探し始めたところ、海外で盛り上がりを見せている NativePHP に注目しました。このテーマでプロポーザルを提出した結果、無事に採択をいただくことができました! 🎉
資料準備
今回のスライド作成で特に意識したのは、以下の2点です。
- 最近メジャーリリースされた NativePHP の魅力を伝えること
- Web の領域を超えたネイティブアプリ開発の楽しさを適度に体験してもらうこと
NativePHP はまだ新しいフレームワークであるため、認知度がそれほど高くありません。そのため、PHP や Laravel に触れている方なら誰でも理解できるような内容を心がけました。結果的に参加者の方々から良いリアクションをいただけて安心しました。
また、前回好評だったアメコミ風のスライドデザインが私自身も気に入っていたため、今回も採用しました。これによって、発表中にアメコミのキャラクターたちが背中を押してくれているような気持ちになるんですよね。とても心強いです。
アプリ準備
NativePHP を紹介するだけでなく、その可能性を具体的に示すため、以下の2つのアプリを実際に作成してみました。
- 業務改善アプリ
- 登壇スライド表示アプリ
業務改善アプリ
弊社ではタスクの工数管理をしていて、入力の手間を省くアプリになります。
プロポーザル採択のタイミングから開発を始め、計画通りに完成させることができました。
実際に業務で使いながら少しずつ機能改善を重ねていくプロセスは面白く、開発を楽しみながら進められました。また、他のネイティブアプリとの連携によるメリットを上手く表現できるものになったと感じています。

登壇スライド表示アプリ
NativePHP の可能性を実演したい。そう考えて生まれたのが、この「登壇スライド表示アプリ」です。発表中にその軽快な動作を体感してもらえるようなものを考えました。
このアプリは、単にスライドを表示するだけでなく、発表の進捗状況や時間配分を通知してくれるものです。PHP のマスコットキャラクターである elePHPant を使ったりと遊び心のあるアプリに仕上がりました。当初、明確な仕様は決まっていませんでしたが、参加者の皆さんにインパクトを与えたい一心で制作しました。即席で作った割には、期待以上の出来栄えだったと思います。

社内の登壇リハーサル
社内には登壇の 1 週間前にリハーサルを行うルールがあり、今回も事前に入念なリハーサルを行いました。
約半年ぶりのリハーサルだったため、本番以上に緊張しました。しかし、良いフィードバックをもらい、いくつかアドバイスをいただいたことで、本番へ向けて大きな弾みになったと感じています。
登壇した感想
今回は、これまでで最大規模の部屋であるトラック 1 での登壇となりました。普段なら緊張でいっぱいになるはずなのですが、この時は発表できるワクワク感が勝り、高揚感でいっぱいでした。
発表自体は、私らしさを貫けたものになったと思います。ただスライドを読むだけでなく、自身の所感を交えつつ、参加者の方々からのリアクションを引き出すような動きがうまくできたと感じています。

唯一心残りなのは、発表時間が 1 分余ってしまい、うまく有効活用できなかった点です。時間配分は途中まで予定通りでしたが、最後の部分で話をもう少し深掘りしたり、別の視点から広げたりする余地があったと感じています。今後、さらに人前で発表する機会を増やし、場数を踏んでいきたいです。
まとめ
前回に引き続き PHP カンファレンスに登壇できたことを大変光栄に思います。単なる登壇の場にとどまらず、多くの新しい出会いと学びの機会を与えてくれました。
参加者の皆さんと直接交流できたことで、普段の業務では得られない貴重な視点や刺激を受けました。今回の経験を糧に、今後も技術的な好奇心を忘れず、様々な分野に挑戦していきたいと考えています。
運営スタッフやスポンサーの皆様のおかげで、トラブルなく参加することができました。
本当にありがとうございました。
同月に、弊社の開発部メンバーが JJUG CCC 2025 Spring の参加レポートを執筆しました。
もしよかったら、読んでみてください!
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