Grok-4でたので思うことをパッと綴る記事
Grok-4――xAIが開発した最新AIモデル出た
個人的にはGrokも前々から結構すごいと思ってるんだけど、あまり周りで話題に上がらない気がする。
ちなみに「世界で最も賢いAI」と言われています(イーロン・マスクに)。
そして今回、ついにAGI(汎用人工知能)に限りなく近いと噂される最新モデル「Grok 4」およびその上位版「Grok 4 Heavy」が発表されました。(2025/7/9)
Grokの特徴
- X(旧Twitter)を通してリアルタイムの情報にアクセスできる。
- 他の対話型AIよりもユーモアのある自然な回答をできる。
→少し前からChatGPTも砕けた感じになってきた。 - GrokはChatGPTが答えられない質問にも答えられる。(リリース当初は何でも行けそうだったけど、一応今はそれなりのガイドラインがあるっぽい)
- オープンソース化されてる(現時点ではGrok-3まで)。
Grok-3との違い
| 機能 | Grok-4 | Grok-3 |
|---|---|---|
| 知能 | 博士号レベルの高度な論理思考 | 高度な思考能力を持つが、Grok-4には及ばない |
| コンテキストウィンドウ | 256,000トークン | 131,072トークン |
| アーキテクチャ | 複数のAIエージェントが協調する「Grok-4 Heavy」 | シングルエージェント |
| マルチモーダル | テキスト、画像、音声(将来的に動画も) | 主にテキストベース |
Grok-4の使い方
- サブスクリプション: SuperGrokおよびPremium+のサブスクライバーが利用可能。
- API: 開発者はxAI APIを通じて、自身のアプリケーションにGrok-4を統合できる。
- Grok-4 Heavy: 「SuperGrok Heavy」という特別なプランで利用可能。チョットマダワカンナイ。
コンパニオンモード(New!!)
現状iOSアプリでのみ使えるらしく、Android民が涙してる新機能。
というのも、3Dアニメーションのキャラクターとリアルタイムで音声対話ができるらしい。
このモードでは、ユーザーがキャラクターと自然な会話を行い、キャラクターは音声認識に連動したジェスチャーや表情で応答します。(もしかしてデジモンとかも夢じゃなくなるのでは!?)
現状、利用可能なキャラクターは2名。(これはイーロンの趣味なのだろうか……)
- Ani:アニメ風の美少女キャラクター。今日通知来てた。新手のラブプラスかな?
- Bad Rudy(またはRudi):レッサーパンダのキャラクター。口が悪い。
なんと「親密度」があるらしく、高めると何かムフフなことがあるとかないとか。
まとめ
やはりX(旧Twitter)からリアルタイムに情報を持ってこれるのは、今のところ他にはない大きな強みか。社会的文脈を踏まえた情報探索・分析・レポート作成ができるのはすごい。ただその分、情報の確度により一層のチェックが必要そう。事実か、フェイクか、はたまたAIの勝手な考察か? とか。
一応、回答時には「これは公式情報ではなく、ユーザー間の話題にすぎません。」など断りを入れてくれることはある。
あとよく言われるベンチマークテストでは、ChatGPT(GPT-4o)、Claude 3 Opus、Gemini 1.5 Proといった競合モデルをすでに上回り、Gemini 2.5 Pro と同等。Grok-4 Heavyにいたってはそれ以上と言われている。来月にはコーディングモデルがリリースされるらしく、バイブコーディングも他のAIに遅れは取らないだろう。
どっちかというとクリエイティブなアイデアを伸ばす方向にこそ、これからGrokは革新的な強みを発揮できるのではないかと思ってて、例えばxAI社はGrokをゲーム開発にも使えることを発表しているし、そのゲームのどこが楽しいかを理解し、人間と遜色ない判断できる力があるとしている。さらには今年中、遅くとも来年にはゲーム自体を生成できるようになる見込みらしい。
もし人間の楽しいが理解できるなら、きっと他の媒体も同様の恩恵を受けれるはず。
複数のAIエージェントが同時に処理を行う設計はとても革新的で、確かにxAI社が目指す「完璧なAGI(人間と遜色ない人工知能)」の域に限りなく近くはなってるんだろうなぁ。(どこまで行けばゴールなのかいまいち線引きが分からないですが……)
AIの進化はホントに早い。ドラえもんとかもきっと夢じゃない。知らんけど。
修正指示をスムーズにする校正ツール「AUN(aun.tools)」を広島を拠点に開発・運営している、株式会社フォノグラムのテックブログです。 エンジニア熱烈❤️🔥募集中です!
Discussion